PR
カテゴリ
コメント新着
フリーページ
カレンダー
サイド自由欄
キーワードサーチ
さて、旅は続きます。
世久見、食見、田烏(たがらす)と、走り続けて若狭街道、別名、鯖街道に入ります。 海に面していない、京の都へ、海の幸を運んだところから名づけられた「鯖街道」。
熊川宿は、街並み保存の宿場街です。 真夏の日曜日ですが、ほとんど人はいませんでした。 でも若狭の国、街道の面影を残す、佇まいです。
若狭街道は、滋賀県に入ってから、水坂トンネルが分水嶺になっているようです。 滋賀県今津町、若狭街道は、今津で琵琶湖岸に到着します。
今津は、行きたかった町の一つです。 その理由は、建築家ヴォーリズです。 JR湖西線「近江今津」駅の近くには、その名も「ヴォーリズ通り」があります。 ここがヴォ-リズ資料館です。 ウィリアム・メレル・ヴォーリズは1880年10月28日生まれ、1964年5月7日没。アメリカに生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家であり、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人としてメンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた実業家でもある。そしてまたYMCA活動を通し、また「近江ミッション」を設立し、信徒の立場で熱心にプロテスタントの伝道に従事した。よく誤って「宣教師」と紹介されるが、彼はプロの牧師ではなくキリスト教徒伝道者である。讃美歌などの作詞作曲を手がけ、ハモンドオルガンを日本に紹介するなど、音楽についての造詣も素人ではなかった。
ヴォーリズの本拠地は、対岸の近江八幡でしょう。 でも、今津には、この旧百三十三銀行今津支店のほか、今津基督教会館、旧今津郵便局が同じ通りに面して、今でも建っています。 歩いても、すぐの距離です
今津といえば、琵琶湖周航の歌発祥の地です。 今津の桟橋から、竹生島に向います。 どうです日本一の、琵琶湖です。はるか左沖に見えるのが竹生島です。 この桟橋の左側に、周航の歌が刻まれた碑が建てられ、桟橋の突端には「赤い泊火」があります。 高速船で、今津から約20分の船旅です。
島の岩壁は、鳥たちの糞でいっぱい。島が近づくにつれ、遠くで見てりゃよかった、と思わせる無人島です。 こんな断崖絶壁、イッタイどこに船が泊るのというほど、人を寄せ付け難い孤島です。
今津に戻って、クルマに乗り対岸へ、いよいよ彦根を目指します。 マキノから、桜の名所海津大崎をまわり、塩津浜、賤ヶ岳古戦場、北陸道を使って彦根に入りました。
やっと来ました、彦根城です。 国宝・彦根城築城400年祭は、11月25日までです。 この写真は、天守閣です。
彦根城は、名門、彦根藩井伊氏14代の居城。 明治6年の廃城令で数多くの城が失われる中、一説では大隈重信の上奏により破却を免れたとされています。 幕末の大老として有名な井伊直弼は、藩主となるまでの不遇の青春時代をこの城下で過ごしている。直弼が青春時代を過ごした屋敷は「埋木舎(うもれぎのや)」として現存しています。 これが埋木舎です。さも無い建物、質素倹約の人柄が偲ばれます。 そもそも、今回の旅、ヨメはこの建物に辿り着きたくて、言い出した旅だったのです。 右手が茶室になっています。
井伊直弼って言えば、大河ドラマ「花の生涯」ですかね。 わが街 横浜にも、縁の深い御仁です。
ところで彦根ですが、彦根城博物館と天守閣はもとより、夢京橋キャッスルロード、四番町スクエアなど、回りましたです。 そして、琵琶湖を満喫しました。 (クルマの中ですけど・・・)思いきり歌いましたですよ「琵琶湖周航の歌」・・・ この歌は、三番がいいですよね。
♪浪のまにまに 漂えば 赤い泊火 なつかしみ 行方定めぬ 浪枕 今日は今津か 長浜か♪
今回の旅、いろいろ、あちこち回った旅ですが。 実に多くの思い出が残る、旅となりました 《完》
山陰路~石見から天橋立へ、出かけてきま… 2012年12月16日 コメント(4)
山陰路~石見から天橋立へ、出かけてきま… 2012年12月15日 コメント(4)
山陰路~石見から天橋立へ、出かけてきま… 2012年12月15日 コメント(4)