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マツダのロータリーエンジン(RE)を搭載した世界唯一の量産車「RX―8」の生産が6月下旬で終わった。
技術開発は続けるものの、半世紀近くに及んだRE車の歴史は途絶えることになる。
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で6月下旬に開かれたファンの集いには、全国から152台のRX―8と約250人が参加して、生産の終了を惜しんだ。石川県小松市の会社員の男性(45)は「エンジンの回転を体感しながら走る楽しさを味わえる」と名残惜しそうに語った。
マツダがREの開発に本格的に乗り出したのは1961年にさかのぼる。通常のエンジンに使われるピストンではなく、おむすび形のローターが回転して動力を生む。小型で軽量なうえ、静かな「夢のエンジン」として世界のメーカーが開発を目指していた。
初の量産車「コスモスポーツ」の発売にこぎ着けたのは67年。RE生みの親と言われ、後にマツダの社長となるエンジニアの山本健一氏率いる「RE研究部」の功績だ。
ローターの回転でエンジン内部に傷がつきやすい欠陥を、ローター先端部の素材や構造を工夫することで克服した。
世界から称賛されたREはマツダの「看板」となる。その後は車種を増やし、これまでに販売したRE車は計11車種、生産台数は約199万台に達した。
しかし、「コスモ」以降のREは厳しい道のりを歩み続けた。73年の第1次石油危機当時は、開発直後で燃費が悪かったため、米国で「ガス・ガズラー(ガソリンを大量に使うクルマ)」との評価が定着し、ほとんど売れなくなった。
復活の契機となったのは78年に発売した「サバンナRX―7」だ。従来のRE車に比べて燃費を5割改善した。空気力学を応用した洗練された外観は「スーパーカー」ブームも重なり、大ヒットにつながった。
エンジンの信頼性や耐久性を実証するため、マツダはレースにも積極的に参加した。83年からは世界最高峰の自動車耐久レース「ルマン24時間」に本格参戦し、91年にはマツダのRE搭載車が優勝を果たした。
RE車の生産停止が
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