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「 ベン・ハー Ben‐Hur 」 1959年 アメリカ 監督 : ウィリアム・ワイヤー 出演 : チャールストン・ヘストン,スティーブン・ボイド,ジャック・ホーキンス原作は、1880年にルー・ウォーレスが書いた同名のベストセラー小説。紀元一世紀初め、ユダヤの都エルサレムの人々は、ローマ帝国の圧政の下に苦難の毎日を送っていた。エルサレムの豪族の息子 ベン・ハー(チャールストン・ヘストン)は、ローマ部隊の指揮官となった旧友メッセラ(スティーブン・ボイド)と再会する。しかし、ベン・ハーは無実の罪で奴隷にされ、母や妹までもが投獄される。そんなことがありながらもベン・ハーは、ローマ帝国最強の剣士となり、メッセラに戦車競争の決戦を挑んだ!ベン・ハーは勝利を得、敗れたメッセラの口から、死んだと思われていた母と妹の生存を知らされる~ 映画というもののスケールの大きさに、度肝をぬかれました~この作品では(@_@)70ミリの画面(普通の映画の倍の画面)というのもすごいけど制作日数6年半、総出演者数5万人、制作費54億円。 ウィリアム・ワイヤー監督は、「ローマの休日」53年も撮ったり、「ベン・ハー」みたいのも撮ったりと、すごいですね~☆☆☆
2007/11/09
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「戦場にかける橋 The Bridge on the River Kwai」 1957年 イギリス 監督 : デヴィッド・リーン 出演 : ウィリアム・ホールデン,アレック・ギネス,早川雪州秋の夜長に~ということで、久方ぶりに、このシリーズを~リクエストもいただいておりますので~p(^^)qフランスの作家ピエール・ブールが、実話をもとに創作したベストセラー小説を、デヴィッド・リーン監督が映画化。第二次大戦下、日本軍捕虜収容所の斎藤大佐(早川雪州)は、タイとビルマを結ぶ鉄道完成のためクワイ河に鉄橋を建設する命令を受け、日本軍と英兵捕虜は架設建設のために一致協力するが~一番最初はテレビで勧たんだけど、画面に早川雪州さんが出て来て活躍されているのを見て、「わぁ!日本人だぁ~!」って感じで嬉しかったなぁ~♪映画の中で、捕虜たちが口笛で吹いていた「クワイ河のマーチ」が大好きだったです~♪この曲は、今でも口笛でよく吹きます~♪♪今回おしくも、「僕の好きな映画ベスト150本」には入らなかったんですが、デヴィッド・リーン監督の作品では、「アラビアのロレンス」62年 も大好きです~
2007/11/08
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「 死刑台のエレベーター Ascenseur Pour L’echafaud 」 1957年 フランス 監督 : ルイ・マル 出演 : モーリス・ロネ, ジャンヌ・モロー25歳のルイ・マル監督のデビュー作二つの殺人事件を微妙に絡ませながら、完全犯罪が徐々に崩れていくサスペンス映画。開拓会社の中堅社員ジュリアン(モーリス・ロネ)は、社長夫人のフロレンス(ジャンヌ・モロー)とただならぬ関係を結んでいた!フロレンスとジュリアンは、邪魔者である社長を拳銃自殺したように擬装し殺害する~「あぁ、これで完全犯罪!晴れて二人は誰はばかるともなく、いちゃいちゃ出来る!」とジュリアンは事を終えてエレベーターに乗るのですが、ビルの管理人が電源を切って退社してしまいます。当然エレベーターは途中で停まってしまいます(@_@)さあ、大変!!ジュリアンが外に停めて置いた車はチンピラ・カップルに盗まれ、あろうことかそのチンピラ・カップルが殺人事件を起こしてしまいます(@_@)何も知らないで愛しい恋人を待つフロレンス~♪そのフロレンスが、夜のパリの街をうろうろ歩いていると、夜の女と間違われて、警察に引っ張られちゃいます(@_@)綺麗,綺麗なジャンヌ・モロー(フロレンス)ピンチ!!一人エレベーターの中で焦るジュリアン!!手に汗握ります!!こういったストーリーも面白いんですが、この映画を際立たせているのが、なんと言っても全編に流れるマイルス・デイビスのトランペット~♪いやぁ~、お見事~♪♪♪ラッシュを観ながら演奏するマイルスの姿が、眼に浮かんで来ます~
2007/07/13
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「 現金(げんなま)に体を張れ The killing 」 1956年 アメリカ 監督 : スタンリー・キューブリック 出演 : スターリング・ヘイドン,コリーン・グレイ,ビンセント・エドワーズ キューブリック監督の本格的デビュー作。 犯罪アクション映画。刑務所を出たジョニー(スターリング・ヘイドン)が仲間を集め、レース中の競馬場の金庫から200万ドルを強奪する~。ところが、仲間の裏切りで破滅へ~。 一つの出来事を犯人それぞれの視点から描いていく手法が斬新~。 見ていて、とってもとっても気持ち良い映画です~♪ 飛行場に札束が舞うラスト・シーンが大好きです~♪スタンリー・キューブリック監督作品は、「2001年宇宙の旅」68年や 「時計じかけのオレンジ」71年 なんかも好きだけど、僕はこの 「現金(げんなま)に体を張れ The killing」が 一番好きです~♪
2007/06/21
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「 鉄道員 ll Ferroviere 」 1956年 イタリア 監督 : ピエトロ・ジェルミ 出演 : ピエトロ・ジェルミ,エルアルド・ネボラ,ルイザ ・デラ・ノーチェ イタリア国有鉄道一等機関士アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は、不良仲間と付き合う長男や、駆け落ちしちゃう長女からは煙たがられていたが、末っ子のサンドロ(エルアルド・ネボラ)からは、英雄のように慕われていた~。「だって僕のお父さんは、最新式の電気機関車を運転して、誰よりもお酒をいっぱい飲んで、誰よりもギターが上手いんだもん~♪」 この末っ子の男の子サンドロが、かわいい,かわいい,超かわいい!! アンドレアは、独りストライキを破り、機関士仲間から孤立してしまうんですけど、クリスマスに旧友たちが訪ねて来ます。そして、久々に一家に笑いが戻ったその夜に、アンドレアは息を引き取ります。ストーリーは、哀愁,哀愁,超哀愁!! でも、本当にいい映画です~☆☆☆そして、全編に流れるカルロ・ルスティケリの音楽が、切ない,切ない,超切ない(:_;)!!以前このブログで書かせていただきました、「シェーン Shan」53年 同様、僕の父が大好きだった映画です。
2007/06/20
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「 ジャイアンツ Giant 」 1956年 アメリカ 監督 : ジョージ・スティーブンス 出演 : エリザベス・テイラー,ロック・ハドソン,ジェームズ・ディーン 「僕の好きな映画ベスト150本」~その18 「シェーン Shan」(53年)の ジョージ・スティーブンス監督が、1920年代から三十年間を生き抜いた人間達の葛藤を描いた一大叙情詩大河ドラマ。 テキサスの大牧場主ビッグ(ロック・ハドソン)は、東部の娘レズリー(エリザベス・テイラー)と結婚。 牧童ジェット(ジェームズ・ディーン)は、レズリーに淡い思いを寄せる~ この映画では、しばらく経ってからジェームズ・ディーンが登場するんですが、その初登場の表情がこりゃまたたまらない! たしかトラックの荷台に後ろ向きに座って膝を抱えてるんだけど、やっぱり僕は、「この俳優は天才だ!」と唸ってしまうのねぇ~♪ 「理由なき反抗 Rebel Without a Cause」(55年)の時とは違い、ほんの少し爽やか系も醸し出しているんだけど、もうジェームズ・ディーンの一つ一つの表情って、忘れられないのねぇ~♪ 「理由なき~」ん時もそうだったんだけど、何にも言ってないのに、すべて聞こえてくるのねぇ~♪ 物語は、ジェットがビックのお姉さんからもらった土地から石油がふき出して大金持ちになるんですけど、悲しい終わりを告げます。大河ドラマだから、三大スターのエリザベス・テイラーもロック・ハドソンもジェームズ・ディーンも“老け役”を演じるのね~ 白髪姿のジェットがレズリーへの愛を語るシーンが良いです~涙を誘います~(:_;) ジェームズ・ディーンは、この作品が遺作になっちゃうんですよね~ 三本の主演作を残し、24才の若さでこの世を去ってしまいました。 女優ピア・アンジェラとの悲恋が引き金となって、愛車のポルシェを飛ばしての事故死でした。今日は暑かったですね。床のカーペットを取り、フローリングにしました。カーペットは袋に入れてロフトに上げました。また夏が終わったら、お願いします(^O^)/カーペット~♪
2007/06/12
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「 理由なき反抗 Rebel Without a Cause 」 1955年 アメリカ 監督 : ニコラス・レイ 出演 : ジェームズ・ディーン,ナタリー・ウッド,サム・ミネオ 「エデンの東(East of Eden)」(54年)で人気が出たジェームズ・ディーンの主演第二作目。17才のジム(ジェームズ・ディーン)は、父親との交流がなく非行を繰り返す~ 新しい学校に行っても不良グループと対立~ この映画は、ジムの苦しみだけを描いた映画~ 父と子の断絶、青春の悩みやイライラ~ この役がもうジェームズ・ディーンにぴったりなんですねぇ~♪ その表情~とくに自宅での父親に対する反抗の表情~は、見ながら、もう 「この俳優は天才だ!」 と唸ってしまいました。 「こんな表情する俳優は、今まで見たことないよ(@_@)」 てな感じで~☆ なんていうか、自分を壊していくって言うか、追い詰め過ぎていくっていうか… とにかくその表情に怖いくらい圧倒されたのを覚えています。
2007/06/11
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「 ヘッドライト Des Gens Sans Importance 」 1955年 フランス 監督 : アンリ・ベルヌイユ 出演 : ジャン・ギャバン,フンソワーズ・アルヌール 初老のトラック運転手ジャン(ジャン・ギャバン)が家庭を捨て、ドライブインの若いウェイトレス(フンソワーズ・アルヌール)と恋に落ち、新しい人生を踏み出そうとします~ しかし、ジャンは失業してしまいます。 仕事がないのに、娘は妊娠してしまいます。困ったジャンは娘を医者に連れて行き、手術してもらいます。 そして仕事も見つかり、これからこの娘と一緒に暮らせるんだ!という時に、堕胎の失敗により娘は死んでしまいます~(T_T) ジャン・ギャバンは、中年男の哀しみを見事に演じています。 トラックを運転している時のジャン・ギャバンが、なんとも言えずに魅力的なんですよね~♪哀調をおびたジョゼフ・コスマの主題曲がとっても良いです~♪
2007/06/02
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「 道 La Strada 」 1954年 イタリア 監督 : フェディリコ・フェリーニ 出演 : ジュリエッタ・マシーナ,アンソニー・クィーン,リチャード・ベースハート 野獣のような強靭な肉体を持ち、欲情の塊のような男の大道芸人ザンパーノ(アンソニー・クィーン)は、ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)を一万リラで買う。 そして、ザンパーノはジェルソミーナを助手にして旅から旅の生活をするんですね~ ザンパーノはどんな大道芸をしてお金を稼ぐかというと、自分の身体にきつきつにチェーンを巻き付け、それをダァー!と筋肉を膨らませ引き千切るんですね~(@_@) ジェルソミーナは買われた奴隷なので、なんでもさせられ、あげくの果てに置き去りにされ捨てられるんですね~ 途中までは、ザンパーノを通じての人間 (ここでは男) のエゴが、これでもか!というくらい描かれます~ しかし、最後にジェルソミーナが死に、ザンパーノは初めて人間愛を知り、後悔の涙を浮かべます~ ジェルソミーナは旅回りをしている時、綱渡りの男(リチャード・ベースハート)と出会います。 その男はジェルソミーナに小石を拾って、「この石だって役立つんだ!お前だって役立つんだ!」と言って、ラッパを教えます~♪ 決して上手いとは言えないラッパをジェルソミーナは、毎日プッププップーと吹きます~♪ 生きている証のように~☆ ニーノ・ロータのテーマ曲が、また切ない~♪ ちなみに、フェリーニ監督とジュリエッタ・マシーナは、御夫婦です~♪
2007/05/31
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「 ホワイト・クリスマス White Christmas 」 1954年 アメリカ 監督 : マイケル・カーティズ 出演 : ビング・クロスビー,ダニー・ケイ,ローズマリー・クルーニー, ベラ・エレン,ディーン・ジャガー ショー芸人ボブ(ビング・クロスビー)とフィル(ダニー・ケイ)のコンビが、姉妹芸人ベティ(ローズマリー・クルーニー)、ジョディ(ベラ・エレン)と協力して、破産寸前のホテルの景気回復を計画~♪ ホテルの主人が、なんとボブとフィルの戦争のころの上官だったんですよね~♪ ホテルがさびれて元気がなくなっている元上官を励まそうと、ボブとフィルはかつて上官の部下であった、戦友をみんな呼ぶんですよね~♪ そこでステージを作って、歌と踊りをやってホテルは繁盛していく~♪ 僕がこの映画で一番好きなところは、ボブとフィルが内緒で戦友を呼んで、かつての上官に“誇り”を取り戻してもらおうとするところ~☆☆☆ また、「あの上官のためなら!!」ってみんな集まるんですよね~☆ この映画から、ビング・クロスビーの歌う、あの♪ホワイト・クリスマス が生まれるんですよね~♪ 今もなお、クリスマス・シーズンには世界中で流れる~♪ 映画では、雪のバーモント、クリスマスの夜に真っ白な雪につつまれて、♪ホワイト・クリスマス が流れるんですよね~♪ クリスマスを舞台にした映画で一本だけ選べと言われたら、僕はこの「ホワイト・クリスマス」かな~♪ 監督のマイケル・カーティズは、「カサブランカ」を撮った監督さん。 ようやっと、20本まで御紹介出来ました~どうしても、音楽活動中心のブログですので、映画特集のほうがゆっくりになってしまいます。 年代順に御紹介して、最後にベスト20本をやろうと思っておりますので、まだまだ古い映画が続きますが、「 Oldies But Goodies! 」ですから
2007/05/30
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「 ローマの休日 Roman Holiday 」 1953年 アメリカ 監督 : ウィリアム・ワイラー 出演 : オードリー・ヘプバーン,グレゴリー・ペック自由を夢みてローマの街に飛び出した王女アン(オードリー・ヘプバーン)と、通りがかりの新聞記者ジョー(グレゴリー・ペック)との出会いとつかの間の恋~♪お待たせいたしました!! オードリー・ヘプバーンの登場です~☆☆☆イングリッド・バーグマンと並んで、僕の最も好きな女優さん~♪ オードリー・ヘプバーンは、今もなお世界中で愛されていますよね~♪ 美容院に入った王女は、長い髪を切ってショート・カットにします~♪ヘプバーン・カットのはじまりはじまり~♪舗道でアイスクリームを買うと、スペイン広場の石段を降りながら、おいしそうになめます。このシーン好きだなぁ~♪ 王女である以上、勝手に髪を切ったり、買い食いしたり出来ないアン王女が、自分の意志で生まれて初めてやりたいことを好きにやる~☆☆☆ 活発でおちゃめなアン王女~♪ ジョーは新聞記者だから、彼女がアン王女だと知ると、一緒にローマの街を歩き、特ダネを書こうとするんですよね~♪ でも、ジョーはアン王女を大使館に送り届けた後、記事にしようとしたメモを引き裂くんですよね~♪後日、大使館でアン王女の記者会見が行われた時、ジョーとアン王女とは、眼を見合わせて“瞳と瞳での無言の別れ”をするんですよね~(T_T) 世界中の映画ファンの目頭を熱くしたんじゃないかな~♪ウィリアム・ワイラー監督の作品,オードリー・ヘプバーン出演の作品,グレゴリー・ペック出演の作品は、今後の「僕の好きな映画ベスト150本」の中にまた登場してきますので、お楽しみに~(^O^)/日本の休日が、秋に連休になるとかならないとかニュースで言っていましたが、僕にはあんまり関係ないかなぁ~ 関係のある方でも、ただ休日をくっつけるというだけで、増えるというわけではないようなので、どんなものでしょうか~?
2007/05/18
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「 シェーン Shan 」 1953年 アメリカ 監督 : ジョージ・スティーブンス 出演 : アラン・ラッド,ジーン・アーサー,ブランドン・デ・ウィルデ, ヴァン・ヘフリン,ジャック・パランス 1980年ワイオミングの開拓地。 ぶらりとやって来た一人のガンマン、シェーン(アラン・ラッド)は、農民のジョー(ヴァン・ヘフリン)の家で水をもらい、晩の食事に誘われた~♪ ジョーは妻のマリー(ジーン・アーサー)、息子のジョーイ(ブランドン・デ・ウィルデ)との三人暮らしで、開拓農民のリーダー。 しかし、牧場主はジョーたちを眼の敵(かたき)にしている~ 彼らの対立を知ったシェーンは、“一宿一飯の恩義”から牧場主一味の待つ酒場へ向かった~☆シェーンは、少年ジョーイにはなつかれ、主婦のマリーとはほのかな愛情の交流をおぼえ、主人のジョーとは平和のため悪と闘う意気を合わせる~♪ 人情の男シェーン~☆広い草原でひとりぼっちで遊んでいるジョーイ。 弾の入っていないライフルで自分の口で「バンバン!」と言いながら、鹿を狙っている~♪ そこへシェーンの登場!! 遠くから一人で寂しいカーボーイが来た~♪ ひとりぼっちで遊んでいるロンリー・ボーイとロンリー・カーボーイの“孤独と孤独の握手”。 そして、映画史上に残る、最後に二人が別れる名シーン、「シェーン!!カムバック!!」 なんという見事なファースト・シーンとラスト・シーン~☆☆☆ ラスト・シーンに流れる、ビクター・ヤングの「遥かなる山の呼び声」の素晴らしい音楽~♪♪♪この映画は、僕の父の最も好きだった映画の一つ~☆ 映画を見る前に子供の頃から幾度となく、父の声で「シェーン!!カムバック!!」を聞かされていた僕は、初めて映画の「シェーン!!カムバック!!」を聞いた時は、あの切なくそれでいてロマンチックなシーンに胸が熱くなりました~♪父はいつも笑いながら「お父さんはあのシーンが好きなんだよね~♪」と言っていました。ですから、僕にとっての「シェーン!!カムバック!!」は、映画の中の少年のものと、父の笑顔のものと“二つ”あります~☆☆瞼を閉じると、“名画の名シーン”と“人生の名シーン”が浮かんで来ます~o(^-^)o
2007/04/26
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「 東京物語 」 1953年 日本 監督 : 小津安次郎 出演 : 原節子,笠智衆,東山千栄子,杉村春子,山村聡,三宅邦子, 香川京子,東野英治郎,中村伸郎,大坂志郎 子供たちに会うために上京した老夫婦。親子関係もタテマエだけで、疎んじられる老夫婦を親身に世話したのは戦死した息子の未亡人(原節子)だった。… 小津監督の作品にはたびたび主役に原節子さんが登場しますが、その度に僕が思うのは、“なんてエキゾチックな人なんだ!”です~♪ もうハリウッドの外国映画の女優さんみたいなんですよねぇ~♪ 「僕の好きな映画ベスト150本」~その14 「三つ数えろ The Big Sleep」 1946年 の中で ~僕は、映画女優さんの中で“この女に見つめられたら、動けねぇだろうなぁ~”と思っている女優さんが二人います~♪ 本当はもっといるんだけど、特に二人!! その一人が、ローレン・バコール。 もう一人は、フェイ・ダナウェイ~♪ ~ って書きましたが、日本映画だと 原節子さんと、黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」(1958年)で雪姫を演じた、上原美佐(1937年生まれの女優さん)さんのこの二人だなぁ~♪小津監督の映画は“カメラアングル”がいいですねぇ~♪あの畳の上にそのままカメラを乗せたような(実際そうだった!と聞いたことがあります)、“お茶の間アングル”(←かってに僕はそう呼んでいます(^^ゞ)が~♪小津監督の作品では他に、『晩春』(1949年)もとても好き~o(^-^)o 映画「東京物語」とは関係ないのですが、先日、本で「東京物語」奥田英朗(ひでお)著 を読みました。 僕は今この奥田英朗さんの本にはまっています~♪ おすすめは、「イン・ザ・プール」,「空中ブランコ」です~☆☆☆ おもしろいよ~(^O^)
2007/04/14
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「 雨に唄えば Singin’in the Rain 」 1952年 アメリカ 監督 : ジーン・ケリー,スタンリー・ドーネン 出演 : ジーン・ケリー,デビー・レイノルズ サイレント時代からトーキーへの転換期の舞台裏を描いたミュージカル映画。 無声時代の大スター、ドン(ジーン・ケリー)はリーナとコンビを組んでいたが、トーキーになり、悪声の彼女に代えてコーラス・ガールのキャシー(デビー・レイノルズ)を起用する… そして、恋に落ちる~なんと言っても、雨の中でジーン・ケリーが主題歌を歌いながら踊るタップ・ダンスのシーンがいいですよね~♪ この映画を見たことのない人でも、あのシーンだけはどこかで見たことがあるのではないでしょうか~☆ フレッド・アステアのエレガントで完璧なダンスもいいけど、僕はジーン・ケリーの愛嬌のあるダンスがとても好き~♪ この映画ではないのですが、57年にデビー・レイノルズが歌って大ヒットした♪Tammy(タミー)という曲が、僕は大好きです~♪ たまに路上でも歌います~♪ その昔、渋谷のある喫茶店の二階で閉店間際コーヒーを飲んでいた時のことでした。そのお店は、閉店10分前になると店員さんが「間もなく閉店いたします。」と上がって来るのでした。一人二人と席を立ち、閉店の鐘がなり、僕もお店を後にしようと思いました。 すると窓際に一人、立ち上がる気配のない女性がいました。何か様子がへんだったので、声をおかけしました。 「もうお店閉まっちゃいますよ。どなたかとお待ち合わせなんですか?」少しの間を置いて、「始めから来ないってわかっていて待ってるんです。」と振り向かれたその瞳から涙がこぼれ落ちました。 ゆっくりと女性は階段を降りて行かれました。 その時、雨が!!それもかなりの大雨が降って来ました(@_@)僕はその日、空模様が妖しかったので、折りたたみ傘を購入していました。 ふと窓の下を見ると、さっきの女性がずぶ濡れになって歩いていました。 僕は折りたたみ傘をにぎりしめながら、“今まで映画からたくさんのことを教わってきた僕は、こんな時どうするんだ!!”と自分に問い掛けました。女性を追い掛け、「はいっ!」と傘を渡しました。「あなたが濡れちゃう!」 「僕はもう一本持ってるから大丈夫!」なんて嘘をとっさに言い、駅までの道を走りました。 途中から、“俺は今日は「雨に唄えば」のジーン・ケリーだぁー!!”と映画をまねして、♪Singin’in the Rainを歌いながら、タップ・ダンスをして駅まで行きました~♪“あの女性は涙で充分濡れている。これ以上ずぶ濡れにさせるわけにはいかない!!”僕の中のジーン・ケリーがそう言い、馬鹿なことをしました~(^^ゞ 一生に一度、雨の中、あのシーンをまねしてみたいと思っていたので、いいチャンスをいただけたと、見知らぬ女性には感謝しています~♪ 映画の見過ぎかな~(-_-メ)
2007/04/12
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「 第十七捕虜収容所 Stalag17 」 1952年 アメリカ 監督 : ビリー・ワイルダー 出演 : ウィリアム・ホールデン,ドン・テイラー,オットー・プレミンジャー 第二次大戦下のドイツの捕虜収容所。 スパイ容疑をかけられた軍曹(ウィリアム・ホールデン)が、内部スパイを捕え脱走するまで~収容所もののはしりとなった作品~♪ビリー・ワイルダー監督は、僕の最も好きな監督さんの一人。ざっと作品をあげてみますると、「麗しのサブリナ」(54年),「七年目の浮気」(55年),「昼下がりの情事」(57年),「お熱いのがお好き」(59年),「アパートの鍵貸します」(60年),「あなただけ今晩は」(63年)... ←この中の何本かは今後の「僕の好きな映画ベスト150本」に出てまいりますので、お楽しみに~(^O^)/ ビリー・ワイルダー監督は、三谷幸喜さんが師匠と仰いでいることでも有名ですよね~♪三谷さんは、作品を書く時、映画を作る時に、「ワイルダーだったらどうするだろうか!?」といつもお考えになるそうです~♪ 「 第十七捕虜収容所 」 では、ネズミの競馬のシーンが僕は好きですね~♪ 収容所でいろいろな商売が始まるのですが、ネズミの競馬もその一つ~♪監督がビリー・ワイルダーだけに、ところどころになんとも言えないユーモアがあって~♪ いいんですよね~☆ 収容所ものでは他に、スティーブ・マックイーン主演の「大脱走」(63年)や、クリント・イーストウッド主演の「アルカトラズからの脱出」(79年)や、ティム・ロビンス主演の「ショーシャンクの空に」(94年)なんかが好きです~♪「大脱出」と「ショーシャンクの空に」は、今後の「僕の好きな映画ベスト150本」に登場いたしますのでお楽しみに~♪☆~映画ではないのですが、実際にいた日本一の脱獄犯のことを書いた、吉村昭さんの「破獄」という小説が僕は好きです~♪
2007/04/04
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『 三つ数えろ The Big Sleep 』 1946年 アメリカ 監督 : ハワード・ホークス 出演 : ハンフリー・ボガード,ローレン・バコール チャンドラーの「大いなる眠り」の映画化。 末娘が脅迫されているので解決してほしいと、金持ちの老人から頼まれた私立探偵フィリップ・マーロー(ハンフリー・ボガード)は、捜査を開始するうちに殺人事件にぶつかる...。この映画が、探偵映画の典型を作り出したと言われてますよね~♪ そして、後にハンフリー・ボガードとローレン・バコールは結婚しますよね~♪探偵(ハンフリー・ボガード)が家に訪ねて来た時に、家の娘(ローレン・バコール)がドアを開けるのですが(この映画でのローレン・バコール初登場シーン!)、その時のローレン・バコールの瞳が忘れられない~(☆_☆) 僕は、映画女優さんの中で“この女に見つめられたら、動けねぇだろうなぁ~”と思っている女優さんが二人います~♪ 本当はもっといるんだけど、特に二人!! その一人が、ローレン・バコール。 もう一人は、フェイ・ダナウェイ~♪ フェイ・ダナウェイは、今後の『僕の好きな映画ベスト150本』に出て来ますので、お楽しみに~♪ ハンフリー・ボガードについても、後々詳しく語らせていただきますので、しばしお待ちを~♪あと三つ、いや、二つ数えたら○○日だ~(^O^)/
2007/03/30
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『 素晴らしき哉、人生! It’s a Wonderfull Life 』 1946年 アメリカ 監督:フランク・キャプラ 出演:ジェームズ・スチュアート,ドナ・リード,ライオネル・バリモア,ヘンリー・トラバーズ 理想主義者の主人公(ジェームズ・スチュアート)が、街を牛耳る資本家に対抗して父の会社(庶民に味方する住宅金融)を引き継ぐ。 しかし、順調にきた人生は大金を紛失したことから破産寸前になり、クリスマス・イブの夜に自殺を決意。 そこに、二級天使(ヘンリー・トラバーズ)が現れ、彼が存在しなかった世界(街の様子や家族)を見せて人生の意義、人々の善意を教える~♪ 主人公は、前回の『僕の好きな映画ベスト150本』~その12 にも出てきた、ジェームズ・スチュアート。人間(もちろん僕も含めて)、追い詰められたり、忙しすぎたりすると、周りが見えなくなって、その場の自分の苦しみしかわからなくなりがちです~♪しかし、自分が苦しんでいる時に、自分の見えないところで、家族や友人、かかわりあった人達が、自分について話したり思ったり、時には感謝して下さっていることだってあるはずです~♪ 天使は、「君は君のことしか見えなくなっちゃったから、勝手なことしようとしてるけど、ほら!見てごらん!君がやってきたことに感謝して、ああやって元気に生きている人達がいるよ!」なんてふうに見せてくれます~♪ 自分がしてきたことで、誰かが喜んでくれる~☆ これぞまさしく“素晴らしき哉、人生!”ですよね~(^O^)/この映画の後には、似たような内容の映画がたくさん作られていきますが、やっぱりクリスマス・イブの夜に現れた3人のゴーストに、現在,過去,未来の姿を見せられ、愛の大切さに気づいていくっていうストーリーのビル・マーレイ主演の『3人のゴースト』(88年)もけっこう好き~o(^-^)o鈴木ヒロミツさんも植木等さんも、いつか天使になって、必要な時に必要な人のところに現れるのでしょうか。お二人とも天国に行っても、人々のために御活躍されそうですね~☆本日3月29日木曜日夜9時から、テレビ東京で植木等さん追悼番組『日本一のホラ吹き男』の映画を放送されるそうです 要チェックですよ~♪
2007/03/29
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『 裏窓 Rear Window 』 1945年 アメリカ 監督 : アルフレッド・ヒッチコック 出演 : ジェームス・スチュアート,グレース・ケリー ニューヨークのグリニッジ・ビレッジのアパート~足を骨折した報道カメラマン(ジェームス・スチュアート)が、退屈しのぎに向かいのアパートを覗き見したことから、殺人事件に巻き込まれる~ ヒッチコック監督は、アクションよりも心理描写で恐さを感じさせるんですよね~♪ だって、報道カメラマンは望遠レンズで見てるんだから、隣のアパートで起こることは手がとどきそう~だけどとどかない(>_<) 声を出しても聞こえない(>_<) 助けに行きたくても骨折してるから動けない(>_<)~そんな中で殺人事件が起きていくんですから~ ヒッチコックの映画で一番はじめに見たのは『鳥』(63年)だったけど、あれも恐かったなぁ(>_<) ジェームス・スチュアートが出演している映画で、今回の『僕の好きな映画ベスト150本』に入らなくて好きな作品は、『グレン・ミラー物語』(54年) 200本選べ!と言われたら入っちゃうな! グレース・ケリーでは、『上流社会』(56年)
2007/02/28
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『 誰がために鐘は鳴る For Whom the Bell Tolls 』 1943年 アメリカ 監督 : サム・ウッド 出演 : ゲイリー・クーパー,イングリッド・バーグマン アーネスト・ヘミングウェイのベストセラー小説の映画化。 第二次世界大戦直前のスペイン内乱。スペイン義勇軍に身を投じたアメリカ人教授ロバート(ゲイリー・クーパー)は、スペイン娘のマリア(イングリッド・バーグマン)と恋仲になる~♪僕が一番はじめにスクリーンで恋をしてしまった女性~それが、イングリッド・バーグマン~♪そのバーグマンが岩の上でクーパーとキスするシーンで、「この鼻が邪魔にならないかしら!?」って言うんですよね~♪ お鼻の高いお二人ならではの会話ですよね~♪ 僕はよく、好きな映画の好きなシーンの真似を、いつかどこかでだれかと!?って思うのですが、真似しても“さまにならない”ことが多いです(^^ゞ「この鼻が邪魔にならないかな~♪」,「低いから大丈夫よ~♪」~てなもんで、真似してもまったく“絵”になりません~(>_<)イングリッド・バーグマンは、グレタ・ガルボ(『僕の好きな映画ベスト150本』~その3をご参照下さいm(__)m)に次ぐスウェーデン出身の大女優。今回の『僕の好きな映画ベスト150本』で選んでいなくて、バーグマン出演で他に好きな作品は、『ガス燈』(44年),『オリエント急行殺人事件』(74年),『秋のソナタ』(78年)~特に『秋のソナタ』は、バーグマンは自分が癌に侵されていると知りながら出演していたので、胸を詰まらせながら見たのを覚えています(:_;) 『カサブランカ』は、後に出て来ますのでお楽しみに~(^O^)/僕もどなたかの胸に、「あの歌を聴いたから、明日もがんばろう~(^O^)/」と鳴り響く鐘のような歌を作って歌っていきたいです~
2007/02/24
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『 怒りの葡萄 The Grapes of Wrath 』 1940年 アメリカ 監督 : ジョン・フォード 出演 : ヘンリー・フォンダ,ジェーン・ダンウェル ジョン・スタインベックの同名小説をジョン・フォード監督(『僕の好きな映画ベスト150本』~その6 『駅馬車 Stagecoach』の監督さん)が映画化。30年代半ばのアメリカ。 小作人の息子トム(ヘンリー・フォンダ)は、殺人容疑で入獄していたが、四年ぶりに釈放されオクラホマの農場に帰って来た。が、アメリカ中西部は凶作のどん底にあり、農民たちは苦しみにあえぐ毎日を送っており、トムの一家も生活は苦しかった(>_<) トムの一家は、夢を托して2000マイル離れたカリフォルニアに旅立ちますが、旅の途中でおじいちゃんとおばあちゃんが死んじゃったりして、悲しく厳しい現実が立ちはだかるんですよね~(:_;) 内容が暗くて深刻なので、胸を締め付けられる場面が多いのですが、そんな中でも“くじけずに生き抜こう!”とする家族の姿勢が胸を打ちます!ヘンリー・フォンダとお母さん役のジェーン・ダンウェルの演技がいいですね~♪ この題名は、聖書からの言葉をとったんですって~♪ じわじわと怒りが広がっていく、葡萄の汁が布に染み込んで広がっていくことだそうです~♪ ~ここからは現実の話し~ヘンリー・フォンダの息子は、ピーター・フォンダ(『イージー・ライダー』69年の)。娘にジェーン・フォンダ。 ピーター・フォンダの娘が、ブリジッド・フォンダ。 だから、ジェーン・フォンダは、ブリジッド・フォンダの伯母さんにあたりますね~♪ヘンリー・フォンダは、今後の『僕の好きな映画ベスト150本』に再度登場していただきますし~♪ ジェーン・フォンダとブリジッド・フォンダの出演した映画も、これからのこの特集で選ばせていただいておりますので、その時に詳しいことを書かせていただきますね~♪ お楽しみに~(^O^)/ “葡萄”といえば、僕は“葡萄酒(赤ワイン)”が大好きです~♪今日がんばって歌えたな!なんて日は、ワインを開けたりします~♪(安~いのですけど(^^ゞ) 僕が歌わせていただいている『青い部屋』のオーナーの戸川昌子さんは、よく赤ワイン片手にステージに立たれます~ それがまたカッコイイんです~♪ 歌も、人生という布にじわじわと染み込んでいくような深みがおありです~♪いつの日か、僕もそういう歌を歌いたいです~♪
2007/02/22
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『 チャップリンの独裁者 The Great Dictator 』 1940年 アメリカ 監督 : チャールズ・チャップリン 出演 : チャールズ・チャップリン,ポーレット・ゴダード チャップリン初のトーキー映画。ヒトラーの独裁政治への怒りをこめてつくった作品。第一次大戦に敗れたトメニア国では、ヒンケル(チャップリン)が政権を握り独裁政治を推し進めていたが、床屋の主人(チャップリン二役)がヒンケルと瓜二つだったことから混乱に巻き込まれてしまう…チャップリンの凄いところは、この映画を作っている時点で、当時無敵のドイツ軍率いるヒトラーは、ポーランド侵略を既に行って、第二次大戦の幕は切って落とされていたにもかかわらず、ヒトラーのことを“このとんでもない独裁者め!!”と批判・告発したこと!! その勇気は想像に絶します!!チャップリンの命懸けの映画によるヒトラーへの挑戦。 この映画の圧巻のシーンは、ラストの、風船になった地球儀とダンスをしながらの六分間の演説~♪ チャップリンは、ヒトラーに似せたヒンケル(ヒトラーそっくりの言い回し)とそっくりさんの床屋さん(巻き込まれておどおどした言い回し)の声を聞かせておいて(演じておいて)、この最後の演説はチャップリン自身の声でやるんですね~♪演じるというよりも、まさに人間チャップリンその人の心情。 “…ユダヤ人も、黒人も、白人も、人類はお互いに助け合うべきである…” 演説の結びにチャップリンは、~ 「ハンナ、ハンナ、僕の演説が聞こえるか~」 と言います。 ~実はチャップリンの実の母親の名前がハンナ。チャプリンは、ラストシーンお母さんに、「ボクはこの映画を命がけでつくりました。この映画にこめられているボクの声を聞いてください!」 と言っていたのだそうです~♪
2007/02/21
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『 哀愁 Waterloo Bridge 』 1940年 アメリカ 監督 : マービン・ルロイ 出演 : ビビアン・リー,ロバート・テイラー 深い霧に閉ざされたロンドンのウォータールー橋。ロイ・クローニン大佐(ロバート・テイラー)は、二十四年前第一次大戦の空襲のさなか、この場所で愛し合ったバレリーナのマイラ(ビビアン・リー)の面影を追っていた... マイラとロイは、二十四年前に恋をして結婚を誓いあい、「この橋の上でまた会いましょうね!」と約束を交わすのですが、なにせ戦争の真っ最中なものですからロイは巻き込まれて約束の日時に行けないんですね~♪ マイラはいつまでも待とうとするのですが、爆弾が落ちてきたりしてとても待ってなんていられないんですね~♪ 会えないままロイが戦地へ向かいます。ロイを待ち続けるマイラのもとに、ロイ戦死の悲報が届きます。生活苦のためにマイラは夜の女になるんですね~♪そんなマイラの前に、死んだはずのロイが生還するんですね~(@_@) 戦死したというのは、誤報だったんですね~♪愛するロイに会ったマイラは、自分を恥じて自殺してしまうんですね~(T_T) ☆映画史上に残るメロドラマの名作!!! 僕は路上で歌っていると、恋愛の相談を受けることがよくあります。 「ねぇ、大ちゃん聞いてよ!彼ったらさ~(>_<)」とか,「彼女がですねぇ、...まったく女ってわからないっすよ!」とか,「そばに来てって言うから引越したら彼女に男がいてさぁ~」(@_@)これは自分のことだf^_^; そんな恋愛相談を路上で持ち掛けられた時、僕はよくこの映画の話をします~♪「『哀愁』って映画見たことあるかい? 戦争中に出会って愛し合った二人がね...、~こんな二人もいたんだよ~♪」 話し終えるとたいがい、「私の恋愛なんてまだまだお子ちゃまね~」とか,「俺もう一度彼女と正面で向かい合ってみますよ!」とか,「彼女の名前を叫びながら歌ってみます!」(@_@)あっ!これも自分のことだf^_^;こんなふうになります~♪ この映画で一番好きなシーンは、マイラとロイの初めてのデート。キャンドル・ライトのゆらめくナイト・クラブで、甘く切なくワルツを踊るシーン~♪曲は“蛍の光”~♪ ほ~た~るのひ~か~り あれです!蛍の光があんなにロマンチックに感じたのは生まれて初めてだったなぁ~♪僕達は「蛍の光」だけど、本当のタイトルは「別れのワルツ」。もちろん映画の中では、メロディーだけが流れるんだけど~♪超二枚目の ロバート・テイラー とあの ビビアン・リー だもんな~♪僕は、『 風と共に去りぬ 』の ビビアン・リー よりも、『 哀愁 』の ビビアン・リー のほうが好き~♪ちなみに、昭和二十年代後半に日本のラジオ放送で大人気だった『 君の名は 』というラジオドラマは、この映画がモチーフだそうです。僕は実際に放送を聴いたことはないのですが、このドラマが始まると銭湯ががらがらになっちゃうくらい人気があったそうです~♪ あらすじは、~第二次大戦、東京大空襲の夜。焼夷弾が降り注ぐ中、たまたま一緒になった見知らぬ男女、真知子と春樹は助け合って逃げ回るうちに、銀座・数寄屋橋(←ロンドンのウォータールー橋ではなく、銀座・数寄屋橋というのがまたいいですね~♪)までたどり着く。二人はここでようやく互いの無事を確認する。名を名乗らないまま...、互いに生きていたら半年後、それがだめならまた半年後にこの橋で会おうと約束し、そのまま別れる。あ~、君の名は!?やがて、2人は運命の渦に巻き込まれ、互いに数寄屋橋で相手を待つも再会がかなわず、やっと会えた頃には真知子はすでに人の妻となっていた...ラジオドラマでは、主人公の女性が人妻になるという設定で、物語はどんどん続いて行ったんですね~♪ 僕は、ロンドンのウォータールー橋でも銀座・数寄屋橋でもなく、“ 多摩川の丸子橋 ” で “ 永遠の愛の橋 ” を架けるために今日も歌わなくちゃ~♪♪♪ ♪永遠の橋を君の胸に架けられるなら 僕は何度でもそして何処ででも立ち上がってみせるよ 君のこと守る橋になって “明日”を繋ごう そして君を“幸せ”にする ~粕谷大児:作詞・作曲『永遠の橋』(『The Eternal Bridge.』(3rdアルバム)』収録曲)より~
2007/02/06
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『 風と共に去りぬ Gone With The Wind 』 1939年 アメリカ 監督:ビクター・フレミング 出演:クラーク・ゲーブル,ビビアン・リー,オリビア・デ・ハビランド 南北戦争の直前から敗戦後まで、情熱的なヒロイン、スカーレット・オハラの恋愛を通じての半生を描いたハリウッド映画史上の金字塔。マーガレット・ミッチェルのベストセラー小説を、『第三の男』(1949年)の名プロデューサー、デビッド・O・セルズニックが三年の歳月と空前の制作費を投入した4時間近くの超大作。原作者のミッチェルは、レット・バトラーをクラーク・ゲーブルを目に浮かべて書いていたというから、ぴったりくるわけですよね~♪あの瞳といい、髭といい、「こういうやらしくて強引な男に女は引かれちゃうのかなぁ~?」なんて思いながら見ていましたが、ただやらしいだけじゃない魅力がバトラーにはたしかにあったな~♪スカーレット・オハラを選ぶのに、セルズニックは1400人テストしても決まらず、撮影がスタートしちゃって、あの火災のシーンを撮っていた時に見学に来ていたビビアン・リーの感情の激しい横顔を見ていっぺんに決めちゃったというから、人生どこでどうなるかわかりませんよね~♪やっぱりラストの畑の真ん中におっ立って(←スカーレット・オハラはこのシーンではこんな表現がぴったりくるような強い女性)、 「あの人を戻ってこさせる方法を考えよう。明日は明日の風が吹くわ!Tomorrow is another day!」 と叫ぶところが好きだなぁ~♪ すべてをなくして、 「あ~私にはなんにもなくなっちゃったわ(T_T)」 じゃなく、「これからが本当の私よ!見てらっしゃい!」 っていう息吹を感じたな~♪昨日は渋谷でハーモニカを吹き、自由が丘で歌いましたが、もちろん自転車で移動~ 昨日の東京は風が強かったです。 人との出会いにも“風”を感じる時がありますよね~♪“その人に会うと、なんともいえないいい風が吹く~♪” そんな人になりたいなぁ~o(^-^)o まだまだ未熟者の僕にとっては、永遠のテーマだな~♪
2007/02/04
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『 駅馬車 Stagecoach 』 1939年 アメリカ 監督:ジョン・フォード 出演:ジョン・ウェイン,クレア・トレヴァー,トーマス・ミッシェル,ジョージ・バンクロフト 西部劇。 西部劇の王様ジョン・フォード監督と、西部の王者ジョン・ウェインのコンビ第一作にして代表作。当時、『疾走する“グランド・ホテル”』と呼ばれたそうです~♪『グランド・ホテル』(←『僕の好きな映画ベスト150本』~その3 をご参照下さいm(_ _)m)のように、限られた場所(駅馬車)でのそこに乗り合わせた九人の “心の触れ合い” や “人生模様” が描かれているんですが、ジョン・ウェイン が出ているんですから、心が触れ合っちゃったりするだけでなく、アパッチ族の襲来や無法者三人を相手の決闘シーンなんかもあります~♪ もちろん立ち向かって行くのは“我らがジョン・ウェイン☆”「一番好きな映画俳優(男優)は誰ですか?」と聞かれたら、僕は迷わず「ジョン・ウェイン!!」と答えます~♪ 次がチャップリン!! そのうち、僕の好きな俳優(男優と女優に分けて)ベスト10 や好きな監督ベスト10 なんかもやってみようと思っています~♪ 駅馬車の若くてスリムでハンサムなジョン・ウェインも良いですが、本当は中年になって太って貫禄がついたジョン・ウェインのほうが僕は好きなんですよね~♪そのジョン・ウェインには、今後の『僕の好きな映画ベスト150本』の中で触れさせていただきますので、お楽しみに~(^O^)/“駅馬車”ではないですが、僕の移動手段はほとんど“自転車”です~♪昨日もまずアンプを荷台に乗せ、武蔵小杉に行きハーモニカを演奏し、その後、部屋に戻り今度はギターを担いで、自由が丘に行き歌いました~♪自転車に乗って風を切っていると、いろんなことを考えます~♪ 曲が出来ることもあります~♪ 『 Julia 』(『The Eternal Bridge.』(3rdアルバム)』収録曲)は、目黒通りを碑文谷ダイエーの辺りから都立大学辺りを自転車で走っている時に浮かんで来た曲です~♪ ~( ♪だからJulia 笑って 「私の好きな言葉は“別れあれば出会いあり”」って 僕に教えてくれたじゃん~ (粕谷大児作詞・作曲『Julia』より)僕にとって自転車は、“一人駅馬車”でもあり、“一人グランド・ホテル”って感じでもあるかな~o(^-^)o
2007/02/03
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『 人情紙風船 』 1937年 日本 監督 : 山中 貞雄 出演 : 中村 翫右衛門, 河原崎 長一郎, 山岸 しづ江, 霧立 のぼる 江戸の貧乏長屋に住む人達の物語で、暗くて絶望に満ちちゃってたりするんですが、ラストに水(道の端に流れてるような細い水路~もしかしたらあれはどぶ川かな?)に紙風船が流れていくシーンの力強さ(絵はいたって穏やかなのですが...)にそれまでのすべて(長屋の人達の人生)が集約されているようで圧倒されましたね~♪ 山下達郎さんのラジオ番組に宇崎竜童さんがゲストに来た時に、達郎さんが「最近見た映画で何か好きなのありますか?」と聞いたところ、「人情紙風船!」と宇崎さんがお答えになったら、すかさず達郎さんが「僕もなんですよね!」と言われているのを聴いて、僕も見てみました~♪ そのラジオ番組を聴いていなかったら見ていなかった映画だと思います。 山下達郎さん,宇崎竜童さん、ありがとうございました~♪紙風船といえば、最後に紙風船で遊んだのはいくつの時だったろうか~? 映画とは関係ないけれど、今日2月1日は僕の母親の誕生日~ そして、昨日1月31日は我らが“龍兄(韓国の龍さん)”の誕生日~ 僕は、1月31日の午後11時59分から、2月1日にかけて、 Happy Birthday To You.(『The Eternal Bridge.』(3rdアルバム)』収録曲)を自由が丘の路上で歌いました~♪♪♪ たっちゃんは、一足先にお兄さんになったので、本当に僕にとっても2ヵ月間は“龍兄!” うちの母は今年“年女” お二人とも、 お誕生おめでとうございます~(^O^)/
2007/02/01
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『 モダン・タイムス Modern Times 』 1936年 アメリカ 監督:チャールズ・チャップリン 出演:チャールズ・チャップリン,ポーレット・ゴダード チャップリン映画最後のサイレント(無声映画)です。機械文明を風刺した名作。 鉄鋼工場の労働者チャーリーが、毎日同じ作業~始業時間とともに動き出すベルト・コンベアーで運ばれてくる部品のナット廻し~その動作が止まらなくなり、精神病院に送られちゃう。ってところから映画が始まります~♪ 人間が機械に振り回され苦しめられる時が来ることを、チャップリンはすでにこの時この映画で予言しているんですよね~♪僕は十代の時に、近所のあるパン工場でベルト・コンベアーで運ばれてくる箱の中に、お菓子を詰めていくというバイトをしたことがありますが、一日中のあまりの単調作業に一度目が回って倒れてしまったことがあります(^^ゞ 精神病院を退院したチャーリーは、パンを盗んだ娘(ポーレット・ゴダード)を助け愛の生活が始まるのですが… 実生活でもチャップリンは、ポーレット・ゴダードと結婚するんですよね~♪ラストでチャップリンが歌い(この部分だけチャップリンの肉声が流れます♪ティティーナ~と無国籍語で歌います)流れる♪スマイル(愛のテーマ)のシーンがなんとも良かったなぁ~♪チャップリンは監督・脚本・主演全て自分でやってしまいますが、音楽もそうなんですね~♪だからこの♪スマイル(愛のテーマ)もチャップリンの作曲~♪でもチャップリンは、譜面も書けなければ楽器も出来なかったそうです~♪上映当時は曲のみでしたが、1954年にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが歌詞をつけ、ナット・キング・コールがヒット~♪ 59年にはトニー・ベネットがヒット~♪ 僕は、ペリー・コモが歌ったのなんか好きだなぁ~♪最近では、エルビス・コステロがカバーしましたよね~♪“涙がこぼれそうに辛い時こそ微笑んでごらん、人生の希望がきっとみつかるよ…”
2007/01/31
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『 グランドホテル 』1932年 アメリカ 監督:エドマンド・グールディング 出演:グレタ・ガルボ ベルリンの一流ホテルに集まった人間の交錯を描いた作品。この映画は、後の映画や小説に多大なる影響を及ぼしていますよね~♪ 「グランドホテル形式」~ひとところに集まった人たちの人生劇~として。 この映画でグレタ・ガルボは、人気が落ち自殺を考えているバレリーナを演じます。他に、宝石泥棒や病魔に冒された男、野心的な女速記者、破産寸前の実業家などが登場します~♪ この映画は、僕が1994年~1999年までアルバイトさせてもらっていたレンタルビデオ屋さんで、同じくバイトしていたやっぱり映画好きのF君にビデオをかりて見たんだっけな~♪ F君あの時はありがとう~♪F君は自分が見たい名作がお店にないと、自分でビデオを買って見ていました。 僕もお店に無くて自分で持っている名作なんかをF君にかしてあげたりして~♪僕はどちらかというと、アメリカンムービーが得意でしたが、F君はフランス映画や中国映画が得意でした。ですから、お客様でフランス映画や中国映画が好きな方の中には、ずいぶんとF君のファンの方がいたと思います。聞けばだいたいのことはわかっちゃいますからね~♪苦手な分野でわからないことをF君からたくさん教えていただきました~♪ ちなみに、『グランドホテル』はアメリカ制作ですが、グレタ・ガルボはスウェーデンのストックホルム生まれの女優さんです~♪
2007/01/27
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『チャップリンの黄金狂時代 The Gold Rush』 1925年 アメリカ 監督,出演:チャールズ・チャップリン ゴールドラッシュにわくアラスカが舞台。 僕はこの映画を小学六年生か中学一年生の時に父(中学校の教員でした)の教え子さん(中学生の生徒さん)に連れて行ってもらって、たしか国立(東京都)の映画館で見ました。ここから数行は、僕とたっちゃん(韓国の龍さん)にしかわからない会話になってしまいますが、皆様お許し下さいませm(__)m「たしか連れて行ってくれたのは、剣道部の網谷先輩と青木先輩だったと記憶しているよ!お二人とも優しかったよ!」二人だけの会話はここまでですm(__)mこの映画で映画史上世界的に超有名なシーン~あまりの飢えのために「靴を食べるシーン」や 「一緒にいた大男が鶏に見えて、食べようと追い掛けるシーン」、 「ロールパンのダンス」、 それに「雪の中で家が傾いてチャップリンがぶら下がるシーン」なんかは、映画館で観ている十二歳くらいの当時の自分にタイムスリップして、今でも鮮明に思い起こされます~♪ちなみに当時同時上映されていたのは、アラン・ドロン主演の『ボルサリーノ』(74年)年だったと記憶しています。 女性のヌードシーンが一場面出てくるのですが、(@_@)びっくりしてドキドキしたのを覚えています(^^ゞ
2007/01/26
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『 キッド The Kid 』 1921年 アメリカ 監督,出演 : チャールズ・チャップリン チャップリンの長編喜劇第一昨目。サイレント(無声映画)です。 ロンドンの下町~捨て子を浮浪者のチャップリンが拾い育てるという物語ですが、チャップリンなりに躾をするんですね~♪ 悪い子になっちゃいけない!と。 しかし、子供(ジャキー・クーガン)が成長すると一緒に組んで働く(?)んですね~♪ 子供が石を投げてガラスを割って逃げる(>_<)。その家の人は「あら大変!ガラスが(@_@)」。そこに何食わぬ顔で背中に窓ガラスを背負った、ガラス屋さんにふんしたチャップリンが通りかかる。 「あらガラス屋さん、いいところにいらっしゃったわ!うちのガラスが割られちゃったの(>_<)修理して下さらない!」,「お安いご用です(^O^)/」~てな具合に~三枚目の写真は、子供がガラスを割って、家の人がそれに気付いてガラス屋さんを呼ぶかな!?と二人して様子をうかがっているところに、お巡りさんが通りかかる場面ですね~♪ このへんが実に面白い~o(^-^)o 当然チャップリンは知らんぷりをしてなにげにその場をはなれるのですが~♪チャップリンと子供の別れのシーンもあるんですよね~♪ やっぱり子供のことが忘れられない親が引き取りに来るんですが、子供とチャップリンは離れたくないもんだから必死に逃げまくるんですね~♪ でも、「あの子にとっては浮浪者の僕よりも、ちゃんとした親に育ててもらったほうがあの子のためだ!」と感じたチャップリンは、自分から離れて行くんですね~♪ チャップリンの映画は喜劇なのですが、お腹をかかえて笑った後に、涙が止まらなくなります。 愛する人の幸せだけを考えて、最後には自分は去って行きます。 でも愛する人といる間は、自分のすべてをかけてその人のためにがんばります~♪『 僕の好きな映画ベスト150本 』 の中には、この後も何本かチャップリンの作品が登場して来ますのでお楽しみに~(^O^)/
2007/01/25
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僕が今まで見た映画の中から、しぼりにしぼって選んだ、『僕の好きな映画ベスト150本』の特集をロングランでやらせていただこうと思います。皆様が、レンタルビデオ屋さんでDVDやビデオをかりる時の“道しるべ”に少しでもお役に立てればいいと思っております。本当は、昨年11月頃に「秋の夜長の~」と題してやりたかったのですが、クリスマス・ワンマンライブでf^_^;いっぱいいっぱいでしたので、のびてしまいました。なお、あくまでも僕の主観で選ばさせていただきましたので、例えば、映画評論家さんが選べば必ずベスト10に入っているような作品でも、「それよりも僕はこっちのほうがピンときた おもしろかった 感動した 好きだ」というものを選んでいますので、「あれ あの映画の名前がないなぁ~」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そのへんのところはあしからずということで、よろしくお願いしますm(_ _)mまず、選ばせていただきました作品を、年代順にご紹介していこうと思っています。 そして、最後に『僕の選んだ好きな映画ベスト20本』というのを発表させていただこうと思っております。ゆっくりゆっくりやらせていただきたいと思いますので本当に長い特集になると思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m今まで映画から教えてもらった、たくさんのことに感謝の気持ちを込めまして、がんばっちゃおうかなと思っている次第であります。それでは、明日以降から始まりますこの特集をお楽しみに~♪♪♪
2007/01/24
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『Street Live』(1stアルバム) 収録♪映画より素敵な恋をしよう!は、僕はたくさん映画を見て来ました。中学生の時からの“映画ファン”です。1999年までレンタルビデオ屋さんで7年間アルバイトさせていただいていましたが、その間は少なくとも一年に100本、多い年で250本くらい見ていました。だけど、ある時ふと思いました。『大好きな映画から僕はたくさんのことを教わった。ハラハラ、ドキドキもいっぱいさせてもらった。映画の中で恋をし、そして感動した。歴史や文化や美術も学んだ。 たしかに映画は素晴らしいでも、“僕たちが今生きているこの現実”のほうが、映画よりもっと面白くて、素敵であっていいはずじゃないか』 そんな思いで書いた曲です。映画より素敵な恋をしよう! 作詞・作曲 粕谷 大児 La La La … 1. 大好きな映画を観ていると 物語の中に入り込んでく The End の後も抜けきれずに 主人公の癖を真似して歩く 現実とスクリーンはあまりに違い 自分だけがなぜか浮き足立って 違うのは周りの景色だけさ 心の中はいつでもDreamさ 映画より素敵な恋をしよう 恋をしよう 恋をしよう 映画より素敵なHappy Endは いつだって待っている 2. お気に入りの俳優はおどけてみせる 恋人の前でピエロになった 花束を抱えて迎えに行った 見つめあう瞳と甘いくちづけ 目の前に大きな壁が立ちはだかり 越えないと前に進めないとき 力を合わせて立ち向かった 限界はないと教えてくれた ※映画より大きな夢をみよう 夢をみよう 夢をみよう 映画より大きなLucky Chanceは 誰にだって待っている 映画より素敵な恋をしよう 恋をしよう 恋をしよう 映画より素敵なLove Romanceは いつだって待っている ※Repeat シナリオを書く人 演じる人 主役に脇役にその他大勢 人生にアカデミー賞ないはずさ 映画よりずっと面白いもの2番の ~お気に入りの俳優はおどけてみせる 恋人の前でピエロになった…~は、チャップリンの『街の灯』(City Light)~1931年アメリカ,監督チャールズ・チャップリン~(←いずれ詳しく書かせていただきたいと思っています。僕が今まで見てきた全ての映画の中で、ベスト 5に入る作品です)にインスピレーションを受けて書いた詞で、~目の前に大きな壁が立ちはだかり 越えないと前に進めないとき…~は、『ガンホー』1986年アメリカ,監督:ロン・ハワード主演:マイケル・キートン ~ 日米経済摩擦をテーマにした快作コメディ。~ からインスピレーションを受けて書いた詞です。ロン・ハワード監督は面白い作品がたくさんあります。『アポロ13』を撮った監督さんです。お勧めは人魚伝説を心温まるSFラブ・コメディに仕立てた『スプラッシュ』1984年アメリカ,主演:ダリル・ハンナ,トム・ハンクス。 エイリアンと養老院の老人との交流を描いたファンタジー『コクーン』1985年アメリカ←これほんとお勧め!!これが良かったら『コクーン2』もあります。消防士の兄弟の愛と使命をえがいた『バックドラフト』1991年アメリカ,主演:カート・ラッセル,ウィリアム・ボールドウィン,ロバート・デ・ニーロ(←デ・ニーロについてはいずれ詳しく書かせていただきたいと思います。大好きな俳優さん!)これはけっこう有名ですよね マイケル・キートンは、『バットマン』の俳優さん。他にお勧めは初めての子供の誕生を前に末期ガンの宣告を受けた36歳の広告マンの苦悩と愛を描いた『マイ・ライフ』1993年アメリカ,監督:ブルース・ジョエル・ルービン,主演:ニコール・キッドマン。 骨髄移植を必要とする息子(父親は刑事)のドナー唯一の適合者は服役中の超知能指数の高い凶悪犯だった。ハラハラ,ドキドキ!『絶対×絶命』1998年アメリカ,監督:バーベット・シュローダー(ブリジット・フォンダ←僕の好きな女優さん,いつか詳しく書きたいなぁ~♪主演の『ルームメイト』を撮った監督さん)主演:アンディ・ガルシア(刑事役),マイケル・キートンは超知能指数の高い凶悪犯役。これからもこのブログで映画のことを書かせていただきますが、皆さんの映画を観る上での“道しるべ”に少しでもなれたら幸せです。ブログを始めて今日で一ヶ月が経ちました。これからも、僕が感じたいろんなことを書いていきます。皆様どうぞよろしくお願いいたします~m(_ _)m
2006/04/30
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『カサブランカ』 1943年アメリカ 監督:マイケル・カーティズ 出演:ハンフリー・ボガート,イングリッド・バーグマン舞台は、第二次大戦下の仏領モロッコのカサブランカ。恋人同志だった二人(ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマン)が、戦時中に誤解したまま別れ、その後二人は酒場を経営するリック(ハンフリー・ボガート)の店で再会します。しかし、その時すでにイルザ(イングリッド・バーグマン)は結婚していました。戦時下に、国外逃亡をしなければ命が危ない主人を、それを手助けする力を持った元恋人リックにイルザは頼みます。「お願い!あの人を国外に逃がしてあげて!!」。リックは答えます。「飛行機の切符は一枚しか用意しないぜ!お前はこの国に俺と残れ!!」「えっ!!」と息をのむイルザ。しかしすぐに恋人のためにイルザは決心をします。「わかったわ!私は残るから、彼を逃がしてあげて!!」ここまでは、リックには“ダンディズム”のかけらもありません。この映画には、映画史に残る重要なシーンや名セリフがいくつかあります。その一つが、きざなリックがワイン片手にイルザにウィンクして言うセリフ。「Here’s a looking at you,kid!~君の瞳に乾杯!」聞いたことあるでしょこの映画史に残るセリフは、ボギー(ハンフリー・ボガートの愛称)がこの映画の中で言ったのです。ちなみに昔、ジュリーが♪カサブランカ・ダンディ の中で♪ボギー,ボギーあんたの時代はよかった~って歌ってるボギーもハンフリー・ボガートのことです。映画の中でこのセリフ(「Here’s a looking at you,kid!~君の瞳に乾杯!」)をリックはイルザに4回言うのですが、何と言っても“ラストシーン”のがたまりませんここからが“今日のダディズム"です空港で、“恋人を逃がして私はこの国に残るの”と覚悟を決めていたイルザに、リックは言います。「早く乗れよ!飛行機出ちまうぜ!!」そうです!! リックは昔の恋人に未練があって、彼女だけ行かせない!といったちっぽけな男ではなかったのです!!彼女の分もちゃんとチケットを用意していたのです!!「本当にいいの!?」と瞳で言うイルザに、軽く手を振ってリックは言います。「Here’s a looking at you,kid!~君の瞳に乾杯!」なんという“ダディズム” 教わりましたもう一つ、“カッチョイイセリフ”がこの映画にはあります。恋人同士だった時の二人の会話~「ねぇ、あなた夕べどこにいたの?」,「そんな昔のことは憶えてないね」,「じゃあ明日はどこにいるの?」,「そんな先のことはわからないね」この映画からは、“映画史”そして“音楽史”に残る名曲も生まれました。『As Time Goes By』~時のたつまま~♪You must remember this. A kiss is still a kiss. A sigh is just a sigh. The fandamental things apply As time goes by. ~ どんなに時代が変わっても, いくら歳月が流れようとも, キスはキス, ため息はため息, 人を愛する気持ちは変わらない!~僕は、「あなたの歌は、どんな歌ですか?」と聞かれた時に、♪As Time Goes By のフレーズを引用させていただいて、「こんな歌を書いているつもりです!!」と答えます。昔のリックとイルザの想い出のいっぱい詰まった ♪As Time Goes By は映画の中で酒場のピアニストのドゥリー・ウィルソン(本物の歌手の方が出演されています)にイルザが「ねぇ!あの曲弾いて!」とリクエストします。でもピアニストのドゥリー・ウィルソンは「あの曲だけはダメです!ボス(リック)に禁止されています!」と言いますが、イルザは「お願い弾いて!!」昔の二人の関係を知っているピアニストのドゥリー・ウィルソンは、仕方ないなぁ~といった表情で歌い始めます。♪You must remember this.~そこに「その曲は弾くなと言っただろ!!」と、まだダンディズムを発揮出来ないでいたリックが現れます。 ちなみに、このシーンでドゥリー・ウィルソンが弾いていたアップライトピアノは、画面にちょうどよく収まるように、実際の大きさより小さく(鍵盤数を削って)、この映画のために作られたそうです。このシーンも僕は好きですハンフリー・ボガートは、数年前にアメリカで「あなたの一番好きなハリウッドの俳優は?」 のアンケートをとったところ、見事1位に輝いていました。そして、またハリウッドで一番“かつぜつ”の悪い俳優としても有名です。しかし、その存在感は“スクリーン”ではハンパではありません。他の作品では、『マルタの鷹』ジョン・ヒューストン監督 や『三つ数えろ』ハワード・ホークス監督, なんかが僕は好きです。“百万ドルの笑顔”と言われたイングリッド・バーグマンは、僕が一番最初に好きになった映画女優さんです。他の作品では、『誰がために鐘は鳴る』サム・ウッド監督 や『ガス搭』ジョージ・キューカー監督 ,自ら癌とわかっていて撮影に臨んだ『秋のソナタ』イングマール・ベルイマン監督 なんかが好きです。マイケル・カーティズ監督の他の作品では、『ホワイト・クリスマス』(ビング・クロスビー主演) がとっても好きです。
2006/04/28
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『 ストリート・オブ・ファイヤー 』1984年 アメリカ 監督・脚本 : ウォルター・ヒル出演 : マイケル・パレ、 ダイアン・レイン、 ウィレム・デフォー、 エイミー・マディガン 舞台は、ストリート・ギャングのために無法地帯となったリッチモンド。ロック歌手の女王エレン(ダイアン・レイン←『コットンクラブ』でギャングの情婦役をやった女優さん,)に一目ぼれした革ジャンに身を包んだストリート・ギャングのボスのレイベン(ウィレム・デフォー←『プラトーン』や『7月4日に生まれて』に出ていた、ミック・ジャガーにちょっと似たワニ顔の男優さん。最近では『スパイダーマン』に敵役で出ていましたが、若い頃のウィレム・デフォーが是非お勧め)が、コンサート中に会場にギャング達と乗り込んで、歌っているエレンを自分のものにしようと、ステージからかっさらっちゃいます。そのことを知ったエレンの昔の恋人のトム(マイケル・パレ←後にも先にもマイケル・パレはこの作品が最高傑作だと思います。)が、エレンのマネージャー(メガネでちびっちゃいもやし君みたいな、積極的には助けに行きたがらない、でも心の奥底には正義感のある)とゆきずりの助っ人(エイミー・マディガン)とたった三人で、レイベン率いる100人くらいいるストリート・ギャングの中にいるエレンを助けに行きますボスのレイベンとトムが一対一の決闘をして、トムが勝ちエレンを取り戻します。そして二人はかつてそうであったように、また愛し合います。普通はここでよかったよかったで終わるのですが、この映画はそうではありませんリハーサル中のエレンをトムはステージの袖にそっと呼び出し、別れを告げます。「えっ」と息を飲み込むエレンにトムは言います。「お前に今本当に必要なのは俺じゃないだろ」リハーサル中のステージでうろちょろするマネージャー(メガネでちびっちゃいもやし君みたいな、積極的には助けに行きたがらない、でも心の奥底には正義感のある)を見ます。「お前、歌やめらんないだろ!!俺はお前の“マネージャー”にはなれない。俺にも“俺の道”がある!!今お前に本当に必要なのは“あいつ”だろ」何よりも歌を愛するエレンは“歌への愛”と“トムへの愛”のどちらが自分にとってより重いのか一瞬葛藤しますが、 そこにトムがそっと言います。「だけどもし、お前に何かあったら、俺はまた必ずお前を助けに来る!!いつでもいるから~I’ll be there.」そう言うと、鳴り響くリハーサルのロックを背に、トムはコンサート会場を後にし、車のボンネットを、別れたくはないけれどお互いの道のために別れを選んだ自分の決心をさらに固くするように、「ボンッ」としめ、ブーンッ~と街を後にするのでした。そして、そのトムを見送るようにエンドロール。教わりました “ダンディズム”ウォルター・ヒル監督は、エディ・マーフィー主演の『48時間』など撮っていますが、『クロスロード』(ブルース・ギタリストを夢見る青年と老ブルースマンとのロードムービー~これも超大好きな映画)がお勧めです~ついでに先に出た『コットンクラブ』という映画は、監督はフランシス・コッポラ(ゴットファーザーを撮った監督),主演にリチャード・ギア。禁酒法下のニューヨークのナイトクラブが舞台。この映画も僕は大好き!! なんといっても僕の大好きな、尊敬して止まない、お亡くなりになってしまいましたが、世界一のタップダンサーのグレゴリー・ハインズがタップダンサー役で出演していて、華麗なタップを見せてくれます。ちなみに、グレゴリー・ハインズがタップダンサー役で出演していて、華麗で超カッコイイ~タップを見せてくれる映画は、この他にテイラー・ハックフォード監督(『愛と青春の旅だち』や『カリブの熱い夜』←これお勧め!! ☆5月1日月曜の深夜1:29~3:47に日本テレビで放映予定がありますので、興味のある方はチェックしてみて下さい。僕の大好きな俳優さんのジェフ・ブリッジス主演,エンドロールで流れるフィル・コリンズの♪テイク・ア・ルック・アット・ミー・ナウにのせてのレイチェル・ウォードとジェフ・ブリッジスの“瞳での演技”が最高なので、日本テレビさん最後まで放送してね!!を撮った監督)の『ホワイトナイツ 白夜』(これにはロシアのバレエ・ダンサーのミハイル・バリニシコフが主演しているので、“ダンス・ファンは必見”といったところです) と グレゴリー・ハインズがみずから原案を出して映画化されたと言われる『タップ』があります~♪写真は、トムがエレンに向かって「だけどもし、お前に何かあったら、俺はまた必ずお前を助けに来る!!いつでもいるから~I’ll be there.」のシーンです。
2006/04/27
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