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地球くんと仲間たち（仮題）・その３４７

「2014年天文現象」地球「あけましておめでとう」月　「おめでとう地球くん。今年の天文現象には何があるの？」地球「今年は10/8に皆既月食があるよ」月　「ふうん。月食は地球くんがぼくを熱くみつめてくれるからうれしいな」地球「あとは惑星どうしの接近とか…。あ、そうだ10/2にね、サイディング・スプリング彗星が火星くんに大接近するよ。はじめは衝突する可能性ありっていうことで、火星くんがふるえあがっていたんだ。でも計算し直したら数万キロくらいに近づくだけだって。火星くんヒヤヒヤしたよね。ぼくも一時は心配していたんだ。その彗星と火星くんが0.5度前後まで近づく様子が見られるよ。彗星が９等星だから人類は双眼鏡が必要かもだけど」月　「へえ、火星も大変な思いしたんだね」地球「きみの各惑星との接近も多いよ。2/20未明にきみと火星くんとスピカが一列に並ぶ。7/16は宵の空で並ぶよ。8/3きみと火星くんの大接近。8/4はきみと土星くんとの大接近。ほかはね、4/14に火星くんがぼくに中接近。7/5は準惑星のセレスちゃんとベスタちゃんが大接近するよ。8/18は金星くんと木星くんの大接近だね。あ、皆既月食のとききみと天王星くんが食を起こすよ」月　「また火星との接近があるのー」（ちょっとすねてみせる）地球「中接近だからそれほどでもないよ。ぼくから火星くんがよく見えるよ」月　「地球くんってたびたび火星と接近するぅ」地球「なに言ってるの。火星くんはぼくのとなりの軌道だからあたりまえじゃないの。ああでも彗星が火星くんにぶつからなくてほんとによかったよ」月　「彗星激突はおそろしいもんね。そういえば去年の2月に地球くんに隕石が落ちたよね」地球「うん。あれはヒヤッとしたよ。直径17m質量1万トンの岩が落ちてきたんだよ。ロシアではケガ人も出たしガラスも割れたし大変だった」月「衝突前に観測できなかったの？」地球「うん、わからなかった。こういう隕石や小惑星がいちばん怖いんだよ。前もってわかれば避難するとかなにか対策もたてられるのに」月　「火星とその彗星がもしぶつかったら火星はどのくらいの被害を受けるところだったの？」地球「もし衝突すれば直径500km深さ2kmのクレーターができる計算だったんだよ。彗星が直径50kmもあったから」月　「うわあ恐竜絶滅クラス！逃げ場がないじゃないの。ほんとにはずれてよかったねえ」地球「2013年1/3に発見された彗星なんだよ。こわいね。オールトの雲からのもので、もう戻ってこないんだって」月　「なんか最近そういうアブナイ彗星が多い気がする…」地球「観測精度が上がったからね。ぼくに衝突するような彗星が来ないように祈るばかりだよ」月　「もし人類が衝突しそうな大きな彗星を見つけたらどうなるんだろう」地球「そういう映画もあるみたいだよ。衝突することがもしわかったらその時点でパニックが起こるだろうね。あまり考えたくないなあ…」（暗くなる）月　「あっ、新年から縁起でもないこと言ってごめんね。ぼくの軌道で新年のお祝いのお酒が整っているからいっしょに行こうよ」（地球の手をひっぱる）地球「ありがとうね。いっしょにお祝いしようね月くん。あ、そうだ、みんなも呼ぼう。おーい金星くん水星ちゃん火星くーん！」（叫ぶ）（金星、水星、火星が月軌道に集まってくるのが見える）おわり。（シリーズは続きます）初ドジかましました。さっきアップしたのは下書きでした。後半の内容が変わっています。なにをやってるんだよ元日から。今年もこんな感じか、私。遅れましたがあけましておめでとうございます。今年は少し頑張って更新を去年より多くしたいです。よろしくお願いいたします。