変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2005/07/05
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カテゴリ: キネマ

「斬る」と同じく、原作者が柴田錬三郎で不幸な星の下に生まれた主人公が辿る悲しい運命ですがなーあ

信州のさる藩で、中老が出産した。誰の子がわからぬ。犬と交わってできた子ではないかと言われ、斑平と名付けられる。犬っ子として、さげすまれて成長する。

 花作りの才能を認められ、城中の花壇を任せられる。
殿様が、花壇を見てたいそう気に入った。ところが、花には虫がつきもので、虫に癇癪を起こして、花壇を踏み荒らす。怒った斑平が、石を投げつけ、命中する。逃げるときに、小姓頭が前にいたが、見逃してくれた。
小姓頭が佐藤慶で殿が戸浦六宏でしてなーあ、なんか70年代の大島渚の映画のイメージが出てきましたがなーあ。
居合いの達人の練習風景を見て、居合いを学び、そして、後は自分でやれと太刀を授かった。
この役者が、内田朝雄で結構、迫力ありましたですよ。

まあ、思い合う娘がいりますなーあ。姿美千子ですなーあ。たしかG戦士と一緒になったのかなーあ

殿が狂いだして、それを隠そうとする一派と新しい主君を迎えようとする一派の内ゲバに、取りつぶしを狙う幕府から隠密が派遣される。

隠密を斬れと、小姓頭から命ぜられる。花壇で石を命中させた集中力を買われてのことだった。
そして、役目を果たすと、次から、次へと命がくだり、人斬りとよばれるように。

幕府の隠密の大物を倒すシーンがすごかったです。セットが凝りすぎてまして、これぞ三隅作品の真骨頂でした。光と影のすばらしさと、石庭というのがねぇ・・ 

主君が亡くなり、今度は反逆のグループに、小姓頭は江戸に逃亡も、一緒について来いというのを、剣に賭けて運命をともにするとの凝り、殺した内ゲバの相手から狙われての果たし合いとなる。

シャープな三隅の冴えわたった画像が、すごい印象的でしたな~あ。





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最終更新日  2005/07/06 12:57:09 AM
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