変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2012/11/20
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 主人公は指圧医師の中村宗仙でんがな~あ。土蜘蛛の万五郎の治療をして50両という法外な謝礼を貰った、そして評判になり金持ちは多額の謝礼を弾むようになった。屋敷には、小判が埋まっているという評判だ、だが生活はきわめて質素なのだ。

鬼平は調子が悪くて、宗仙が治療に来るようになった。60過ぎの大男とありますがなーあ。
迎えに行くのが同心の山田市太郎だ、20俵2人扶持で妻子5人を養っているので、生活は楽ではなく、子供が病で、高利の金を借りて、返すので困っている、それで、宗仙の宅から、金子を盗もうとかとよからぬ思いが頭をかすめる、そしてある日、宗仙が浪人風の男から、なにやら揺すられている気配を察知して、山田が尾行をして住まいを突き止める。
密偵の小房の粂八を使って、様子を探らせた、浪人は石島といい、羽沢の嘉兵衛のところに入っていった、香具師の元締めだ、なにわの白子の菊右衛門とつながりが、石島は白子から使わされたものだという。
それで、大阪に帰ると思って後をつけると、上州高崎で道場をかかげていたという。

宗仙は京にいる頃、お八重と懇ろになったが、これが白子の女だって、白子の親分にオレの女をとすごまれた、そして、500両で売ってやろうと、期限を切られた。
それで、江戸に出た宗仙はせっせと稼ぎ出して、とうとう、支払い完了して、お八重の来るのを待ちわびていた。
だが、刺客がやってきて、襲われていて、一緒に棲んでいた下人の五助が殺された、そしてあわやという時に、山田が防いでくれて、一人を捕らえたのだ。そして、事情を聞き出したのだ。
実は、石島が着服して、宗仙が女を造り、金など返す気はないと嘘の報告をしたので、白子は刺客を放ったのだ。そして、石島が姿くらましていたので、宗仙をやろうとしたのだ。
もう、女は殺されているだろうと、鬼平は思い、宗仙も悟ったようだった。
鬼平は、刺客を大阪に返して、事情を話せと命じた、そして人殺しはやるが、約束は守るのが香具師の親分だと思ったのだ。白子は金を返して来たのだ、だが女は帰ってこなかった。そして、石島が殺されたというのだ。

宗仙がお八重と出来るシーンの描写がいいですねぇ・・・これは映像では表せませんな~あ。
それに、平蔵が山田の窮状を察知して、見舞金を差し出すとところは、鬼平とは言われるが、部下思いのところがよくでているがな~あ。

TVドラマ化では、そら、肉付けされてるがな~あ。ストーリーのスケルトンは変えられてませんがな~あ、いろいろと肉付けされますがな~あ。そら、原作の味は何とも言えんな~あ。
宗仙より、香具師の親分というものは、こういうものだというのが、伝わって来ますがな~あ。





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最終更新日  2012/11/22 06:48:47 PM
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