変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2012/11/22
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 鬼平が役目を解かれて、この機会にと父の墓参のために京都に赴いたときの出来事でんがな~あ。
主人公は60を越えた盗賊の伊砂の善八でんがな~あ。この盗賊が、後継者に鬼平を選んだことからおこる面白いお話でんがな~あ。

京への出発に辺り、供に選んだのは、木村忠吾でんがな~あ。息子の辰蔵を連れて行こうと思ったが、主人不在の留守を守るということで残したのだ。
妻の久栄は見送るときに含み笑いをする、それは京に一緒に居たときに、新妻を放ったらかして、平蔵が京女と遊び回っていて、妻を泣かせたというあったからだ。こういう一札は、テレビドラマではカッとされてるだろうな~あ。

平蔵は見附で忠吾と落ち合うことで、それまでは一人旅を楽しむのだ。
駿河の国の宇津谷峠で、縛られた男女を3人組から解き放した、事情を聞き、主人の金を2両盗んで逃げたという、男が認めたために、平蔵も止む得ぬというので、男女は連れ去られていった。
見附の升屋の奉公人だという、升屋はあくどい人の使い方をしていて、それで、2人は逃げようとして、金を盗んだのを、善八から後から聞かされるのだ。

善八は3人をやっつける手際の良さを見て、この方に後を託そうと平蔵を口説いたのだ。今までの財産を平蔵に譲ろうというのだ。盗みをやって来て、この秘伝を誰かに残した問い、老齢になって思い始めたのだという。
平蔵も乗ったのだ、そして升屋に善八が忍び込み、平蔵がその手伝いをしたのだ。

だが、升屋の追っ手がかかり、またまた平蔵があっという間に追手をやっつけてしまい、後始末に忠吾にさして居たのだ。善八は、調べておいた各地の狙った家の絵図面を平蔵に取り上げられて、忠吾に身分を聞かされて、愕然とするのだ。だが、平蔵は今度合ったら、ただではおかぬぞ、早く足を洗えと別れるのだが・・・

いろいろ面白いがな~あ、盗賊心得ねえ、月明かりは敵とか、夏の日は眠りが浅いので、盗みには向かないとかなーあ、まーあ、書いてあるのが、もっともなことだがなーあ。

TVの吉右衛門版ではこの善八がフランキー境だったですねぇ、だから、ちょいとイメージが合いませんでしたな~あ。ちょいと強すぎるんですねぇ・・・
人の知らない間にそっと盗むというタイプの泥棒のイメージなんでな~あ。
岡部、見附、浜松、舞坂と東海道の宿場が舞台でんがな~あ。宿場の描写も楽しく読めるがな~あ。





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最終更新日  2012/11/23 10:05:06 PM
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