変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2012/12/28
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 おみねと徳次郎は一緒に暮らしているが、とちらも盗賊なのだ。
それも、張り合ってる一味同士の盗賊同士とはな~あ。素性を知らずに暮らしているのだ。

徳次郎は髪結いをしているが、網切の甚五郎の腕のいい引き込み役なのだ、同じ配下の佐倉の吉五郎がやって来て、頭の命を伝えたのだ、大阪に行けという命だ、その話を湯に行ったはずのおみねに聞かれてしまったのだ、ぬか袋を忘れて、取りに戻って来て話を聞いたのだ。
それで、徳次郎は夜になって、おみねを締め殺そうとして、おみねに追求されて、止めてしまうのだ、私はお前の女房だよ、何処にでもついていくといわれるのだ。

おみねは法楽寺の直右衛門の女なのだ、直右衛門が女にして、仕込んだ女なのだ、おみねは男無しでは過ごせない体になっているのだ。
直右衛門は、それを承知で別の男と一緒にいるのを黙認しているのだ。
おみねが徳次郎のことを盗人宿の名草の嘉平に話したのだ、お頭が出てくるまでは、まーあ、羽を伸ばしてもいいといわれるのだが、程なく直右衛門が江戸に乗り込んできた。

ここで、おまさが登場する、おみねとは知り合いなのだ、偶然にぱったりあって、徳次郎ののろけ話を聞くのだ。平蔵はおまさのはなしをきいて、これは甚五郎と直右衛門の2組を捕らえるチャンスだと、見張りをつけた。
まずは、吉五郎が催促に徳次郎のところに現れたところを捕らえて、拷問にかけた、吉五郎は死んでしまい、徳次郎が白状したが、全てを識っているわけではなく、行き先の盗人宿が解っただけだが、手配したときは、もう既にもぬけの殻だった。

おみねが親分から呼び出しを受けて、盗人宿に赴いた、それを密偵の伊佐次がつける、そして、盗賊改めが出張ってきて、全員御用となった。
網切は取り西がしたが、二兎を追う者はということかと結んでいるがな~あ。

おみねという女のを情の深さ、また徳次郎の肉体の魅力ねぇ、男と女の結びつきについて、さえ渡った筆裁きですねぇ。これも、池波小説の魅力なんですよなーあ。





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最終更新日  2012/12/30 12:19:16 AM
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