変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2014/03/05
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 半睡が出仕の日は、三太夫が同行するのだ、三太夫が赤子を抱いて駆け込んできたのだ、半睡の舟に捨てられてあったのだ。
櫛田神社の護符かつけられていて、半睡の舟が狙われたのだ、楠田神社は山笠ゆかりのところで、福岡藩ゆかりのものが捨てたのだと思われたのだ。
それで、半睡は仕方なく、預かることにしたのだ、だが赤子のことだから、もらい乳をしなければいけない。

「おんな舟」で知り合いになった、お波が赤子が死んだばかりだというお町を連れてきたので、助かったのだ。
お待ちはお波と同業の料理屋の女中奉公している、亭主は大けがをして動けないない状態だという、駆け落ちものだという噂がある。
それで、お仙が赤子を連れて、お波のところに行き、お町に乳をもらってから、帰ってくるとことが続いたのだ。
だが、その子はお町が捨てた子だったのだ、お待ちは福岡にいる頃、武家に嫁いだが、姑のいびりがきつくて、耐え金と何度か実家に戻った、そして、知り合いの町家の二男の吉次郎に打ち明けたら、同情してくれて、もともと好きだったので、駆け落ちをして、江戸に出てきたのだ。その時、お町の腹には子が宿っていたので。
生まれた子は吉次郎の子として育てるという。
だが、材木商の仕事に出て、吉次郎は大けがをした、それでお町が働きに出たが、子の面倒は見きれなくて、思いあまって捨てたのだ、勤め先には子は死んだといい、夫や近所にはもらい子に出したと嘘で固めたのだ。

そして、吉次郎がどうやら動けるように回復したので、半睡に全てを打ち明けて、返してくれと言うのだ。
半睡は聞いてたまげてしまったのだ、子供武家の子だ、そうするのかと半睡は訪ねると、相手が望めば返そうと思うというと、半睡はたわけと恫喝する。
お前たちは不義密通の駆け落ちだ、女敵討ちといって、相手はお前たち殺すまでは戻れぬのだ、それを内々にしているのだから、お前は武家の妻ではないのだ、吉次郎の子なのだ。いう、おれは、聞かなかったぞ、勝手連れて帰れ、二度と来るなといった、そして、舟にすてられていたから、「おふね」という名がいいと温情を見せるのだ。

生活の余裕のあるものと見込んで、子を捨てるとな~あ・・・昔は多々ありましたな~あ。
今は、昔の遠い世界のことですがな~あ。





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最終更新日  2014/03/06 09:21:52 PM
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