変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2014/10/19
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 国枝大二郎が入隊した頃は、屯所は西本願寺に仮営していた頃だ、寺の中は自由に歩いていい、黒書院に武士が眠っていた、目を覚まして国枝に声をかけた、国枝は流儀を聞いた、侍は浄土真宗と答えたのだ、件の流儀を聞いたつもりが、宗旨の答えが返ってきたのだ。剣はと聞くと、さっぱりだよと言う。それで沖田総司に尋ねたら、6番組隊長の井上源三郎だというので、驚いたのだ。

国枝は局長付に配属された、それで、井上が近藤、土方に大事に扱われているので、興味を持ち先輩の福沢に聞いた。近藤、土方の兄弟子で、まさか京に一緒に来るとは思わなかったという。隊長と言えば、剣の達人ばかりだが、あまり剣が立たない井上が6番隊の隊長なのか不思議でならない。その6番隊に国枝が配属されたのだ。そして、6番隊が予備隊のような役目だとわかった、大挙出動したときは留守番役となるのだ。
道場での稽古で2人きりとなり、井上に国枝は相手をさせられたのだ、その稽古を見ていた者があり、新選組とは、この程度の者かと揶揄して去ったのだ。
これが、事件となった。無断に屯所に入り込まれて、馬鹿にされるとはと、2人を見つけて、成敗しなければと、探索が開始されたのだ。
当の井上、国枝も駆けずり回った、肥後訛りというので、肥後の過激派の巣窟なっている小川亭を国枝は見張り、相手を見つけたのだ。それで、密偵に後をつけさしたのだが、死体となって発見されたのだ。井上に報告すると、井上は2人で斬り込もうという。
小川亭にいたのは、菅野平兵衛と宇土だった、宿改めと言われて、宇土は藩邸に援軍を求めに走った。菅野は池田屋で殺された宮部鼎蔵の義弟で、新選組に一泡ふかして恨みを晴らしてやろうと、宇土を連れて屯所に入ったのだ。だけが相手をするのだ、菅野は潜んで、援軍が来るまで相手をしようというのだ。
一方新選組では沖田が土方に話し、井上は切り死にするつもり乗り込んだという、そして近藤に知らせが行き、隊が出動するのである。
井上、国枝は菅野にやられたが、命に別状はなし、そして壮絶な戦いになった、隊にも戦死3名出た。

福沢の視線で、この事件が語られている、これだけの犠牲を払って守らなければいけない男だったのか、井上はという。道場の出身者ばかりで幹部が固められているのが、新選組だ、芹沢暗殺の時も道場の仲間だけで行い、永倉や斉藤一は参加してないとなーあ。

そして、井上は伏見鳥羽の戦いで、戦死した、土方に看取られてと結んでますがな~あ。

新選組にあって、異色の人物だった井上源三郎のお話でんがなーあ。
組織の潤滑油的な存在だったんで方な~あ、わては好感を持ちますがな~あ





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最終更新日  2014/10/21 08:08:06 PM
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