変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2015/03/24
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 八五郎が物を取らずにを置いていった泥棒があったと平次に言う、タバコ入れと煙管を置いていったというのだ、しかも上物だという。大店の河内屋ノ坊ちゃんの部屋に押し込んで、置いていったというのだから、平次も首をかしげるのだ。平次は、近々異変があるぜと八五郎に言う。
やはり、平次の言うとおりだった、坊ちゃんが殺されたのだ、老主人の孫に当たるのだ。
娘のお米、その夫の馬場猩猩齋などがいた、跡継ぎが亡くなったので、お米かその妹のお富が次ぐことになるのだ。
平次は煙草入れを出した、馬場のものだった、組頭からもらったもので、それがいつの間にかなくなっていたという。

八五郎の聞き込みだ、坊ちゃんを呼び出したのは,馬場からの使いだという。お米が証言した、主人の馬場は一晩中碁を打っていたと言う、相手の2人は夜が明けて帰ったというのだ。

 丁子屋の養女になっていたお富が河内屋に戻ることになったのだ、いずれ、油屋の佐吉と一緒になるのだ、だが、佐吉は河内屋に入るつもりはないというのだ、店の釣り合いが違いすぎるという。丁子屋と油屋なら、ちょうどいいくらいだがという。
手がかりは使いに来たという白粉の濃い,首に傷のある女だ、それさえ見つかればと平次は言うのだが。

 お富が河内屋に帰るという前の晩に,殺されたのだ,平次は佐吉を調べたが、碁敵の宗七と徹夜で碁を打っていたという、店のものが一晩中碁石の音がしたというのだ。
平次は宗七と佐吉の話から、碁の2局の目勝ち負けの内容が違うので、宗七がその間一人碁を打っていて、佐吉が抜け出して殺したのだ,追求して捕らえたのだ。
 河内屋の身代を狙った犯行だったのだ、お富にそれを漏らしたので、お富は怖くなって河内屋に帰る気になったのだ。百年の恋も冷めたというわけだ。馬場に罪を着せてて、相続からお米を外し、お富を相続にという魂胆だった,上手くいったが、肝心のお富に怖がられ、逃げられそうになり、憎さ百倍というやつでしょうな~あ。
もちろん,坊ちゃん呼び出した女は佐吉の変装で、造り傷をつければ、傷に気を取られて、他のことは覚えていないという盲点を突いたものだ。





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最終更新日  2015/03/25 08:06:30 AM
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