日々をなんとか凌いでます?

日々をなんとか凌いでます?

2006.01.03
XML
カテゴリ: ビバ!ハイテク!
昔、私が愛してやまなかったマシンは、FM-7&その後継機であるFM-77あV40でした。

究極の8ビットと呼ばれるモトローラ社のMC68B09Eを使ったPCでした。

なんで究極のと言われるかといえば、それは、それまで存在していた8ビットCPUの欠点を補い、有り余る補強を行った、完璧なCPUであったからです。

しかし、その登場時期が、ちょっとばかりZ80より遅かったので、出遅れ=ソフトがないという状況に陥り、いまいち採用するPCが少なかったのです。

FM-7でさえ、Z80カードというものを当初からラインナップに入れていたくらいですからね。
(余談ですが、FM-7用のZ80カードは、本家(?)のPC-8001シリーズよりも高速に動作する優れもので、CP/Mを使いたいならFM-7+Z80カードと吹聴する人も居るほどでした。

CP/Mで思い出しました。
このCP/MというOSは、デジタル・リサーチ社が作り後のDR-DOSの原点となります。が、後のMS-DOSの基礎(真似)ともなったOS(DOS)でした。

そして、商売の巧いマイクロソフトの手によってMS-DOSに市場を席巻されDR-DOSは姿を消していくのです。

確かWindows3.0の頃だったと思います。
MS-DOSがVer.5かVer.6あたりで、いきなり!DR-DOSがバージョン7.0をリリースして息を吹き返しました。

驚いたことに、低価格、高機能なDOSとして登場したDR-DOSは、あのソフマップ(だったと思う)の特売DOSとして販売されたり、windows3.0 or 3.1 の起動DOSとしてセットで販売され始め、MS-DOSを凌駕していったのです。

でも、現在を知る皆さんは、DR-DOSって、何だろう?と思いませんか?

今となって知る人が少ないのは、DR-DOS ver.7が出たとき、マイクロソフトは、危機感を持ち、エクセルなどのアプリケーションソフトにDR-DOSでは止まってしまうコードを埋め込んだのです。

そのため、見る見るうちのDR-DOSを販売するショップが少なくなっていったのです。

公正な市場原理、公平な方法とは思えませんが、自社のソフト(DOS)に対応したソフトを販売することは何ら問題はないので、文句のつけようがないのですね。

こうしてDR-DOSの天下は、儚くも一瞬で消えていったのです。

では、次回は話を戻しましてFM-7のオプションカードについて書きましょう。

ちなみに、 ここ に行くとDR-DOSを知ることができます。参考までに。



3万円以下の安いノートパソコンで遊んでみませんか?










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.01.03 10:14:26
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: