YUMEMIRUTOKI

YUMEMIRUTOKI

2006.01.04
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カテゴリ: 読書・映画
この種の防衛のもうひとつの興味深い形態に、
心理学関連の著作を読みあさるということがある。
本書の読者に注意を促したい!人によっては、
魂の探求を、心理学の本をかたっぱしから
読むことによって行おうとする者がいる。
しかし、こうした本は人生や心の問題を
それぞれ異なる視点から語っていることが多い。
誰か、心理学書を読む心理について本を書くべきだろう。
こうした本を読みすぎるのは、現代の心理学的病理のひとつである。
セラピーにきた連中に、私はよく読書から一年間遠ざかるように勧める。
読書は魂に注意をむけることから人々の気を逸らす働きをしがちである。
なぜなら、他人の考えが本人の思索の場を奪ってしまうからだ。
それぞれの人間が独自の心理学的な辞書をもっているほうが好ましい。
そのほうが、自己啓発のマニュアル本によって際限なく提供される考えから
キーワードを借用するより、はるかに有効だろう。

    『ソウルメイト 愛と親しさの鍵』 トマス・ムーアより


次第に本を読むことよりも、
自分の心のひだの奥の想いに目を向けたり、
自分自身の魂の声に耳をかたむけてることの方が
大事だと感じるようになりました。
心理学関連や精神世界の本を読みあさるにつけて、
その内容を理解することよりも
自分自身の体験に重きを置くべきだと
感じるようになったからです。

昨年縁あって、隣町の大学の心理学研究所を
訪ねることとなりました。
その時に私が心理学に興味を持っているという
話はしましたけど、
ではどんなことの興味があるのかというと
うまく話せませんでしたね。
トランスパーソナル心理学をはじめとして、
現代の心理学の本をあれこれ読んでいても、
心に残っているのは、アドラーの子育てのための心理学、
セルフカウンセリングを通して自分を
見つめること、など自分の人生に生かせるような
実用的な内容になるんですよね。

この『ソウルメイト 愛と親しさの鍵』を手にした2002年は、
私の人生における何度か目の転換期になりました。
その頃読んだ書物と共に、その頃を振り返ってみようと思います。





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Last updated  2006.01.04 09:39:15
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yumemi227 @ Re[1]:ひきこもりつながる・かんがえる対話交流会(08/21) こもり 晴さんへ はい、またぜひいろい…
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