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2009年02月01日
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カテゴリ: 鉄道
 新幹線そのものは便利ですね。その便利のおかげで相対的に日本が狭くなりました。通勤圏が広がり、1日出張可能な地域が広がりました。旅行もし易くなりました。人が動きやすくなったのです。

 人が動き易くなったせいで、地域の人口の偏りが大きくなってしまいました。日本の人口が増え続けている時代では、流出していても地域の人口減少は少なく、今ほどの大きな影響はありませんでした。しかし、日本の人口が減少に転じた現在では、流出する地域の人口減少は深刻になっています。

 人口減少地域では仕事が減り、人口減少に拍車が掛かります。益々人口の偏りが大きくなるのです。人口増加地域では、居住に係わるコストが大きくなり、生活を圧迫することになります。

 上述のことは、もちろん高速道路網の充実でも起こります。人口が減少している時代に、人口の流動性を良くし過ぎることには問題があるのです。



 新幹線は大体在来線と重複して造られます。新幹線に長距離の乗車を奪われるから、在来線には短距離の普通列車しかなくなります。だから運賃の単価は低くなります。在来線の特急列車の存在意義は無くなるから、特急料金などのエクストラな収入を得られなくなります。つまり経営はかなり苦しくなる。

 東海道線のように在来線普通列車だけでも経営が成り立つ地域しか、新幹線を造ってはいけなかったのです。特急列車と普通列車の両方が走って、それで経営が成り立っているような在来線地域に、新幹線を造ってはいけなかったのです。JRは新幹線建設で経営が成り立たなくなる在来線に対して、第三セクター会社に払い下げたり、運転する列車数を減らしたりします。

 普通列車だけで経営を成り立たせないといけない第三セクター会社は運賃を値上げします。クルマで移動できる人たちは益々クルマしか使わなくなります。子供や年寄りが高い運賃の被害を受けることになります。

 ミニ新幹線というものがあります。新幹線という名前が付いていますが、在来線です。在来線に新幹線に近い車両を走らせているだけなのです。在来線を第三セクター会社に払い下げないといけないような地域はミニ新幹線にするべきだったのです。在来線が残ればその普通列車が確保されます。スピードは落ちるけれど、沿線の人たちがしっかり普通列車に乗れることのほうが大切なのではないでしょうか?

 ミニ新幹線って中途半端でカッコ悪いって思ってた時期はありましたが、在来線運賃が高くなったり、運転本数が減ったり、最悪廃線になるよりは、うんとマシだと思うようになりました。



 新幹線の良いことばかりを強調して地域住民を煽って、将来を考えていない公共事業をやりたかっただけなのです。新幹線が出来ることが地域にとって本当にメリットはあるのか?これから建設する路線は検討し直したほうが良いと思います。

 道路を造ったけど人がいなくなった。と同様に、新幹線を造ったけど人がいなくなった。ということが無いようにしてほしいものです。


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最終更新日  2009年02月01日 20時10分03秒
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