A. 衝撃波と破片の吸い込み(FOD)リスク 戦闘機が機銃を当てるためには、数百m~1km前後までドローン網に近づく必要があります。 ガトリング砲で目の前の水素ドローンを撃ち抜いた瞬間、その目の前でTNT換算1kg分の水素爆発が起きます。時速1,000kmで突っ込んでいる戦闘機は、自分が引き起こした爆発の火炎と、飛び散るドローン本体の金属・カーボン破片の群れの中に、自ら超高速で飛び込むことになります。 ジェットエンジンに破片が1個でも吸い込まれれば(FOD:外国物質による損傷)、その場でエンジンが全損して墜落します。
B. 機銃の有効射程と「速度」のジレンマ 機銃を確実に当てるために戦闘機が速度を落とせば、今度は地上の対空砲火や他の防空システムの格好の餌食になります。逆にマッハで飛びながら掃射すれば、50m間隔の網の目のどこかに、自機の主翼が物理的に接触するリスクが跳ね上がります。