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2月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:893ナイス数:52グレイヴディッガー (講談社文庫)の感想TV「逃走中」が視聴率がいいように、追われる者というジャンルは心奪われるものがある。なぜ、誰に追われているのか謎のまま逃げ回りつつかつ期限までにたどり着かねばならない場所がある。「改心した元悪党」という設定もよし。読了日:02月18日 著者:高野 和明ガソリン生活の感想語り手が誰であるか、というのは小説の読み心地において重要なファクターであるのだけれどこの1人称の本の語り手は車、である。小さな伏線が次々と回収されていくのは快感でもあるが、視点が自家用車であるから登場人物が車に乗っている(あるいは付近にいる)ときのことしかわからない、という制約が逆にうまく働き、また「車同士のネットワーク」で人間は知らないけど真実を車たちは(そして読者は)知っている、というのがまた心地いいのだ。よい。読了日:02月16日 著者:伊坂 幸太郎読書メーター
2018.03.12
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語り手が誰であるか、というのは小説の読み心地において重要なファクターであるのだけれどこの1人称の本の語り手は車、である。小さな伏線が次々と回収されていくのは快感でもあるが、視点が自家用車であるから登場人物が車に乗っている(あるいは付近にいる)ときのことしかわからない、という制約が逆にうまく働き、また「車同士のネットワーク」で人間は知らないけど真実を車たちは(そして読者は)知っている、というのがまた心地いいのだ。よい。ガソリン生活
2018.02.16
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9月の読書メーター読んだ本の数:36冊読んだページ数:9272ページブラザー・サン シスター・ムーン学生時代に何かに没頭したことのある人、なんとなく流されていた人の二つに分けるとしたら私は後者だ。思い出したくないような青春(笑)を送ったわけではないけれどさて何をしていたのかと話そうとしてもとりとめも無くさらさらと流れていってしまう。この物語に「オチ」はないけれど雰囲気は非常に好み。作者とは年が近いので土地柄は違うとしても「あのころの空気」感は伝わってきて、懐かしいようなこっぱずかしいような、そんな気がした。読了日:09月30日 著者:恩田 陸反常識講座 知的冒険のすすめ (知恵の森文庫)書かれたのが少し前なので、その当時は「反常識」というか画期的な意見だったものがわりと言い古された感があるものになっている。その辺りは先見の明があった、と言えないことも無いけれど、全般的に陳腐でそりゃないだろう!というような所が見受けられるのでいまひとつ乗り切れない。渡辺氏には初期のような医学モノを書いて欲しいのだけれど、もう無理なんだろうか?恋愛モノというか情事モノ(笑)はなんかもう、ねぇ…読了日:09月29日 著者:渡辺 淳一北欧のかわいいカフェ雑貨まったくもって「眺めるため」に借りた本。北欧の雑貨って色鮮やかなものが多いけどそれでいてギラギラしてなくてシックでさえあるというのはやはりセンスがいいんだろうな。色々ある中から選んだ人のセンスがいいのだろうけど。冬が長い地域だから鮮やかな色合いが多いのかも。でも熱帯の色鮮やかさとは少し違うよね。ムーミンマグは一つ欲しいなぁ。読了日:09月28日 著者:プロジェクトEGO空耳アワワ (中公文庫)なんということはないのだけれど、さらさらと読めてしまう読み心地はなかなか良いのです。阿川さんは何を書いてもどこか品がいい感じがするのがよい。やはりお育ちがいい、という感じでしょうか。読了日:09月27日 著者:阿川 佐和子クジラの彼 (角川文庫)陸海空三部作を読んだので。甘甘でベタながらも、時が来ればきりりとやるべきことはやる。そういうのって本来当たり前なんだけれど何故かそれが新鮮なのです。トイレの件、製造者と購入者と実際それを使う者との視点の乖離ってあるよな~って実感。人の立場になって考えることって大事ですよこれ。どれもよかったのだけれど、三部作の中では「海」が一番好きなので2編入っていたのがうれしいところ。読了日:09月26日 著者:有川 浩鳩とクラウジウスの原理主人公の家に転がり込むキャラの濃い友人たち、暗い情念によって暗躍する男達の集団、鳩を操る謎の組織…と冒険活劇風に書いては見たが、その実は恋愛コメディなのではないか(笑)非常に楽しく読み終わりました。尻切れとんぼっぽいのも味のうち、続編をとは言わないがこういう終わり方があってもいい。森見・万城目両氏といい、関西の若者を描くとみなこういうテイストのものになるのかしらん?好きだけど。ともあれ、一時代は脚光を浴びた伝書鳩、街中でも見かける鳩がそんな任務を背負って飛び回っている世界がまた来てもいいじゃない?読了日:09月25日 著者:松尾 佑一風の大陸 月光にさまようもの (富士見ファンタジア文庫)発行年順に読むべし、とは思ったのだがこの本はもうちょっと前に読んだ方がよかったのかも。すべての旅を終えた後この3人が出会った頃は…の挿話を読むのはタイミング悪かった感が否めない。発行されたリアルタイムに読んでいたら「懐かしい~!!」って想ったんだろうな。ストーリー的にはわかりやすく美しく読後感良しな小品。読了日:09月24日 著者:竹河 聖ひょうたん貧しい古道具屋の夫婦に、毎晩のようにやってくる飲み仲間。店番をしながら煮炊きする料理がなんともおいしそうで、豪華なものではないが手をかけた本当の贅沢、のように感じた。金銭的には貧しくとも人情は豊か、そういうのが本当の幸せなのかもしれないなぁ。自分だったら毎晩夫の友人が呑みに来るのはちょっと困るけど…読後感良し。読了日:09月23日 著者:宇江佐 真理ザ・万歩計 (文春文庫)サクサク読みやすく、時々ふっ、と笑いがこぼれるエッセイ。G(伊坂風に言えばせせらぎ)との戦いのくだりではゾクゾク(想像すればある意味ホラーでしょう)私も『渡辺篤史の建もの探訪』は好きだ。あの話術を身につければ大概の仕事は潤滑に進みそうな気がする。実に面白かった!読了日:09月22日 著者:万城目 学まんまこと (文春文庫)時代物で市井モノ恋愛がらみとくれば好きなジャンルなのだがどうものめりこめない。女性キャラにいまひとつ魅力が無いこともあるけれど、主人公も友人たちも全然生活に困っていないお坊ちゃん、というところにあるのかもしれない。謎解き部分というかストーリーは悪くないんだけど…読了日:09月21日 著者:畠中 恵風の大陸氷の島 (3) 雨の魔女 (富士見ファンタジア文庫)魔女の正体はまぁそういう感じかと予想はしていたけど、綺麗に収まって良し。力を合わせればできたのだったら、最初からその方向でやるのは無理だったのかなとかちょっと思うけど。魔女のネームバリューが必要だったと言うことでま、よし。その後の話…なんてないんだよねぇ。このメンバーと本編メンバーの出会い的なものもあってもいいかもなぁ。読了日:09月20日 著者:竹河 聖読書メーター
2010.09.30
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風の大陸氷の島〈2〉災厄神(ギグラバ)の子 (富士見ファンタジア文庫)サクサクと物語が進むスピード感が快感~というか普通こういう具合に進むものなのですが!ターク君強すぎな感じ。自由戦士氏よりもなんか強そう。そんなことないんだろうけど。わがままっぽいけどアスリィはいいキャラだな~読了日:09月19日 著者:竹河 聖風の大陸 氷の島〈1〉黄金の夜叉 (富士見ファンタジア文庫)新キャラの野生児君がなかなか魅力的。「美」だけじゃもう満足できないですから(笑)強さも無いとね。そしてやったね、狼憑き君!使い捨てじゃ勿体無い!と思っていたのだよ(笑)イラストが違う方なのも新鮮。筋肉あるものね~読了日:09月18日 著者:竹河 聖晴れ時々、生ビール以前までのものよりもゆるい感じ。一冊読み終わってどうもお酒を飲んでばかりいたような…どこかへ行く→ちょっと歩くとか疲れる→酒蔵へ行く→温泉で飲む飲む飲む、みたいな。大内宿は我が家的には「一本葱でそばを食べた所」、葱かじりながら食べるのはなかなかいいんだけど、食べ過ぎて葱=箸が短くなりすぎて食べにくかったのもいい思い出(笑)次巻はもっと活動的でいらっしゃるのだろうか?無駄に体力のある(だったかな)ご一族(弟ぎみも)の話などあればいいなぁ。読了日:09月17日 著者:菅野 彰陸上競技マガジン 2010年 10月号 [雑誌]またもや知人が(略)知人はさておき、25Pの写真のTシャツちょっと欲しいwシーズンはまだまだだけど、箱根駅伝・シーズン開幕特別版として今回より注目チーム、まずは駒大。あと10/11出雲駅伝の予想、など箱根の時に読み返したい部分もあり保存版。「海外遠征での衣食住」特にジャージの乾かし方、なんてアスリートでなくても出張サラリーマンにもお役立ちかも。読了日:09月17日 著者:蝶コレクターの黒い欲望---乱獲と密売はいかに自然を破壊したか?蝶園、密猟者と取締官、ブリーダー業者、環境保護団体、学者に芸術家と蝶に魅せられたさまざまな人を取材していて、蝶にまつわる世界のルポとして読み応えがある。副題にある乱獲や密売の他にも環境破壊による食草の減少や人為的な異種交配など蝶の生態を脅かすものは多く危機的なものも少なからずあるらしい。もちろんそれは蝶のみに限らず我々自身にも降りかかってくることなのだが。環境破壊について考える、と言葉で言うのは容易いけれどさてでは自分は何をすればいいのだろう?読了日:09月16日 著者:ピーター・ラウファー砂漠 (Jノベル・コレクション)学生が主人公の話を読むと自分ももっとはじけてたら良かったかなといつも思う。懐かしくもちょっとうらやましい学生生活で、少々SFめいた設定はあるが「こういう青春ってあるよね」という世界がうまく描かれていていい。悩んだり考えたり逆に考えずに突っ走ったり、「砂漠」に出るまでの猶予期間としての学生時代って確かに必要かも。「砂漠」に出た先輩としては(笑)砂漠もなかなかいいもんですよ、とは言いたいけど。読了日:09月15日 著者:伊坂 幸太郎みぃつけた何度も語られている「幼い頃からず~っと病弱な若旦那」の子供の頃の話。なんと言っても表紙絵含むイラストの勝利でしょう。幼いまんまる顔の一太郎もかわいいがやはり鳴家のかわいらしさといったら!一緒に戯れる楽しげな様子と、病弱で他の子が遊んでいるのに寝ていなければならない一太郎との対比がまたいい。シリーズを読んでから読むと、ああこの人がこの頃は、というのがあってまたよし。読了日:09月14日 著者:畠中 恵シュレーディンガーの猫―パラドックスを生きるフェミニストの方だと思っていたのだが本職は心理学らしい。ジェンダー論が書かれている部分が多いけれど、占いや身の回りに関するエッセイなども。こういうのを読んでいると「いかに生きるべきか」を考えさせられる、というよりも、「いかに生きるべきかを考えなくっちゃいけないんだよね?」という気分になる(よくわからん)洗脳というか誘導されてるような気もするけど、気のせいか?そこを考えなきゃダメなのか?題名に関してはさらっと書かれているだけなので量子論なんか検索してしまった(でも結局よくわからなかった!)読了日:09月13日 著者:小倉 千加子消えた山高帽子 チャールズ・ワーグマンの事件簿 (ミステリ・フロンティア)明治6年横浜、という舞台をうまく使って描かれる雰囲気がよい。主人公を在留外国人としたことで読者の「その時代の日本に対する非常識」が自然に物語りに溶け込んでいるような気もする。ミステリとしても上々で、公表された答えと違う所に真実が、みたいな形式は捕り物帳の「大岡裁き」みたいで人情モノでもあるのだよね。軽く読みやすく読後感良し。こういう感じで続編でないかな?読了日:09月12日 著者:翔田 寛読書メーター
2010.09.29
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絵小説絵も物語りも美しく実に好み。仄暗く甘く濃密な空気に包まれ幻想的な海にたゆたう。詩片から絵→小説の順に生み出された世界はあくまでも妖しく美しく魅惑する。壊れた蝋人形、幾度となくめぐりあうひと、リュートの音色。海辺に異教徒はつるされ穴に姉は眠る。魅せられた幼子は湖へ向かい黒い静かな湯の中に幻を見る。ゆらゆらと流され惑わせられてわたしはその甘やかな「海」に取り残されてしまうのだ。魅力的で蠱惑的なその海の中へ。読了日:09月10日 著者:皆川 博子こいしりおかしいと思ったら続編、2作目だったのか。前作を読まないと微妙な三角関係っぽい仄めかしが全く伝わってこなくてなんじゃこりゃ?という印象。のんびりのほほんとした雰囲気は良し。時間がゆっくりと流れているような気がする。このまままた続くんですかね?畠中さん、「しゃばけ」を筆頭に題名によくわからない用語を使って「?」と思わせることが多いけど、それはしゃばけシリーズだけにしてもらえるとうれしいなぁ。検索リストで名前だけ見てるとしゃばけシリーズが出たのかと思ってしまう。読了日:09月09日 著者:畠中 恵平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)出版社関係でもやっぱり営業の人っているんだな、というか何故か本は売り込みとかそういうの関係なく出版→販売されているような気がしていました。そんなはずないのに。最近書店独自のPOPとか「書店員推薦!」みたいな売り方も多いけど、本を愛し皆に読んでもらいたいと思う心は共通ですね。井辻くんの本にのめりこんじゃう気持ちはよくわかる!世界観に入り込んじゃうとそういう感覚でモノを考えちゃうことってあるかも。そういうのめり込み本にめぐり合えたら幸せ、ですよね。とりあえず本屋、行こう。読了日:09月08日 著者:大崎 梢風の大陸〈外伝 3〉虹の時間(とき) (富士見ファンタジア文庫)期待して(何を?)読んだわりに不完全燃焼な短編。主役3人(ともう一人)が出会う前の挿話なのだがティーエ編は本編の補完的で本編中に入れておいても良かったのでは?説明が二重になるのは本編読んだ人にはダブるんだよね。描き足りなかったから書かれたものかな?ボイス編はなんじゃこれ?(笑)でもやっぱり朴念仁「何が何だかわからなかったが、嫌な感じはしなかった」18歳の健康な男子がこれかい!だからアンタはもう…!!ラクシ編は兄君との描写が良かった。兄ちゃんいい人だな~。確かにこのとき彼女虫平気だわな(笑)読了日:09月07日 著者:竹河 聖風の大陸〈外伝 2〉レキサントラの女戦士 (富士見ファンタジア文庫)現在と4年前と交互に語る形式で、ややこしいから別々の話にすりゃいいのに…と思っていたらやはりそれは必然だった。終わり方も綺麗。自由への憧れとか悪に惹かれるが所詮悪には徹しきれないというところは現実にもありそう。本編で圧倒的に強すぎる術師を読んだ後では狼憑き君の得手不得手のある術の使いっぷりが逆にリアルでいい。このキャラ再登場しないかしら?読了日:09月06日 著者:竹河 聖風の大陸〈外伝 1〉レキサントラの自由戦士 (富士見ファンタジア文庫)本編のほんの始まり部分にち4年前の話をボイスの思い出という形ではさみこんだ形式。ボイス、バリカイとマンレイドの出会いの挿話なので本編途中で読んだ方が良かったかな?娘子軍のノリは結構好きです(笑)娘子軍は戦いのみならず他の教養も身につけているので云々の描写があったので後の「マンレイドお母さん状態(笑)」の料理他家事一切万能ぶり、納得(笑)もっと猛々しくてもいいような気もするぞ、軍隊なんだし。読了日:09月06日 著者:竹河 聖イレギュラー (角川文庫)図書館で二回借りて文庫化されて購入、読了実は四回目。ストーリーも全てわかっているのにまたじんわり泣いてしまった。全然泣かせる話じゃないのに。「せつな系」「のぞみちゃんひかりちゃん」と、笑いをちりばめながらも「イレギュラーはボールデッドにならない」深いです。今まで読んだ青春野球小説の中の、マイベストであることは確か。読了日:09月05日 著者:三羽 省吾薬学女子「のだめ」とか理系でも「もやしもん」とか「動物のお医者さん」を想像してはいけません。どちらかというと学園祭で売っている漫研の同人誌レベルの、仲間受けするレベルの内容で残念。伝えたいことはわかるんだけど、大多数である「薬学にまったく関係ないもんね」な人々の興味を引くかというとちと疑問だし。ネタ的に面白い所もあるけど、ストーリーというよりも2,3ページの単発漫画なので人間関係とか考えるの面倒な感じなのに、同じキャラがご存知でしょうとばかりに何度も…ユニークな先生とか特化して描けばもうちょっと面白かったかも。読了日:09月05日 著者:北乃 ブンコ風の大陸 最終章 祈り (富士見ファンタジア文庫)美しい正統派ファンタジー大河小説でありました。大災害から千年、人々がそれを忘れても、大地はゆらぎ河は枯れ果て凶星は日々近づく。神々の怒りを恐れる人々はつかの間の祭りに酔いしれる。清らかなるオーラを持つ青年は使命を果たすため運命と相対するのだ。「祈り」の副題の通り一人ひとりの想いは一つとなり大陸の命運さえも変える力となる。最高潮に達した後すっ、と纏め上げられ読者はまたしても作者に翻弄され「風の大陸」の世界観に浸るのである。…以下コメントにてネタバレ、叫びなどを少々。読了日:09月04日 著者:竹河 聖
2010.09.28
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2010年9月の読書メーター読んだ本の数:36冊読んだページ数:9272ページ■お屋敷拝見 (らんぷの本)現代の「豪邸」とは違っていかにも上流階級の「館」っぽいのが実にいい。外観や内装など写真も綺麗でよいのだが、できればオールカラーがよかったかな。一つツボだったのは間取り図。不動産物件の間取り図を見るのも好き(密室事件の間取りを見るのも好き)なのでこういうお屋敷の内部を見るのはとても面白い。一般公開されているものも多いので、また行ってみたいと思う。読了日:09月11日 著者:内田 青蔵,小野 吉彦http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7588989■風の大陸〈第26部〉聖都 (富士見ファンタジア文庫)ドラちゃん呼ばわりは…いくらご本人の希望でもやめておくべきでしょう。美麗ファンタジーがいきなり空き地土管ワールドになってしまう(涙)悪役っぽい新キャラに期待していいのでしょうか?そして美形以外はこれ以降も出てこないんでしょうか?マンレイドさんとうとうおかーさんキャラに(涙)ラクシもきりりとしないし…。風呂敷広げっぱなしで終わるのだけは…何とかまとまるんでしょうかね?超古代・大陸・地震となると大陸移動説なんですが、「その後の彼らの行方は誰も知らない…」とかにならないでしょうね?しくしく読了日:09月03日 著者:竹河 聖http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7485013■風の大陸〈第25部〉大祭司 (富士見ファンタジア文庫)だぁかぁらぁ、ティーエに杖は不要だってば!後右目が明るすぎるから浮くのかも。不器用な恋愛未満はじれじれ、そしてまたもや人質…本編だけで何回人質があったかなぁ。囚われの「姫君」はロマンですけどね。太陽×月で聖婚が重要じゃなかったんですかね?星×月でもよかったとは…この際太陽×星とか、どうせ形式だけの聖婚なんだからそれもいいじゃん的に勝手に腐ってみるのもいいかもね。本編とほとんど関係なくお送りいたしました!(爆)読了日:09月03日 著者:竹河 聖http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7484381■風の大陸〈第24部〉白光 (富士見ファンタジア文庫)土壇場でうまいことやって、一件落着、の落としドコロがなんだかビミョー。日本の中世史とかなら政変に敗れた将が隠岐に流されたり出家させられたりということに当たるかもしれないけど、元々そういう要素というか資質のあった人なんだから最初っからそうしておけばよかったんじゃないかい!という気がしてなりませぬ。表紙のラクシはきりりとかっこいいのに、本文はまったく女の子なところもちと惜しい。将棋をさす霊、結構好き。もう出て来ないだろうけど(笑)宗教的カリスマ性を利用して大衆を、というのやっぱり「夢見る惑星」に似てるなぁ。読了日:09月02日 著者:竹河 聖http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7473304■風の大陸〈第23部〉有罪か無罪か (富士見ファンタジア文庫)復讐に燃えるマレブ、呪術師に呪詛返しするや否や…なんてこってり書き込めば昏く重厚になりそうなネタをさらっと上品にさばいちゃってくれちゃってますね。軍関連のとこらへんなんかまた新キャラがおいしい所持っていきそうな行かないような。カラーイラストのティーエがなんだか今回もうひとつ。左右の眼の色が違うと言うのがちょっと浮いてきた感がありますな。三枚目なんか目の大きさが違って見えるし。あと、彼は杖だの錫だの持たないような気がする。何も持たずに精霊に話しかけてとか、宙に文字を書いて術が発動するイメージなんだけどなぁ。読了日:09月02日 著者:竹河 聖http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7473131■モダンタイムス (Morning NOVELS)近未来SFを装った政治小説かと思わせた前作に対してDV妻バイオレンス・サスペンス、夫婦関係危機一髪のようでなかなか思想的に深いモノを残す小説なのでありました。細かい笑いを入れつつ一気に読まされてその後ちょっと考えさせられる。上質のエンタメでありながらかつ、、読後の心の底の方に何かが残る、そういった感じ。見えているもの、知らされているものは必ずしも真実ではない。では真実、とはいったい何か、自らがこうあって欲しいと思うものこそが真実なのか?面倒かもしれないけどたまには立ち止まって考えてみるべきです、絶対。読了日:09月01日 著者:伊坂 幸太郎http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7460730▼読書メーターhttp://book.akahoshitakuya.com/
2010.09.27
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まったくもって美形まみれなお話です。この巻は 兄君の過去話&魔術師VS邪教祭司といったところ。強力な敵が出てきたのはいいけどまたそれが美形とは…!いや、いいんですけど(笑)
2010.08.08
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ある意味すっごくガラヌーさんに期待(笑)しているわけですがどうも相手にならないっぽくて。ラクシやキリのほのかな恋愛っぽい雰囲気と(ティーエは未満すぎ)兄上様の美しさ(このご兄弟はナリスさまっぽい!)に終始したと言っても過言ではあるまい(笑)悪役傭兵組(特にマレブくん)に期待!ガラヌーにもまだ期待!
2010.08.07
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又新たな美少女登場だぜ!と美形に食傷気味な贅沢者なわけですが(笑)ホント美形しかでてこないねこれ。怪しい宗教団体の怪しさに期待、とジッダくんの健気さと成長が楽しみ、というところでしょうか。悪役が小物っぽいのはどうも…
2010.08.06
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アドリエが都会だと思っていたらアステ・カイデはもっと大きな街っぽい。皇位が世襲じゃないっていうのは面白い設定で、逆に皇帝の息子となると「絶対に皇帝にはならない」ということになっちゃうわけで。皇位継承者候補の世代の中でその人が一番優れていたらどうするのよ?なんて考えたり。キリくん、文章からはイラストよりももっと茶髪巻き毛のやんちゃっぽい印象なんだけどな。兄君はばっちり。あと、マンレイドさんもなんか華奢になっちゃって…(イラストの感想ばかりだ)
2010.08.05
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前巻に続いて「天命の…」の副題であります。だからどうかというわけじゃないですが…女王が黒いよ~(邪笑)黒いわりにあまり頭良くないんじゃないの?ってことろがちょっと小物で物足りないですが。バルトさんも小物っぽいし、強い悪役希望、だったりする。まぁアドリエ編終了なわけだから他の土地で強い悪役(できれば美形でない人!オッサンとか)希望!この本読んでると美形、美形のオンパレードなのでたまには渋いオッサン、よく言えば豊満なふくよかなオバチャン、奇異なご面相のじっちゃんなぞが欲しい所なのでした(笑)ラクシがどんどんかわいらしくなっているような印象(イラストも)
2010.08.04
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「魂の双子」の予言の通り力を合わせる描写よし。グラウルの正体、「え、こんな設定の人いたんだっけ?」と自分の記憶のあやふやさを再確認(苦笑)主要人物があっさり消えてしまうのは実に残念だが、生きていると話が進まないような気もするので…でも、あっさり消しすぎだ!勿体無い。彼が「心から欲していたもの」に気づいたのは良かったけど、こういうのってやっぱり「失って初めて気づく」じゃないけど不幸フラグだよなぁ…
2010.08.03
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読メのコメ読まずに表紙裏&イラストを見てしまったという(残念)王妹どうもイヤな感じに描かれているが陰謀というよりは感情のおもむくままといった印象で、やはり若いなぁ。もちょっと黒い権謀術数にたけた人なんかでてくるとうれしいが。グラウルさん、もっと黒いかと思っていたがいい人っぽくなってきた。祭&騒乱の予感、で続く。
2010.08.02
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副題が「男の器は服でつくる」主に男性向けのファッションエッセイ。ドン小西氏自体のファッションが「うきょ~」だと思うので(ま、あれは「ドン小西」という記号だと思えばそうなんでしょうが)ファッションチェックも眉唾なところもあるんだけど…辛口で面白いところもアリ。ワイシャツ下着説は納得させられそうになったが純綿のワイシャツ→汗かいたら取り替える→アイロンがけ必須、となれば週に何枚アイロンをかけろと…アイロンかけは好きな方だが夏は辛いぜ!目からウロコなところもちらほら(笑)男性(女性もかも)ファッションにうといし身内もお洒落な男性とは程遠い、フツーの庶民サラリーマンばかりなので、背広の襟やら肩やらのラインに流行があるというのも知ったような次第で…(笑)さすがにネクタイの幅なんかには気がつかなくもないですが(でも今流行ってるのはこれ、と指摘はできないなぁ)政治家・有名人のスーツチェックはなかなか面白く読みました。評論家としての小西氏はご自身を例えば「一流商社の重役」と仮定したセルフプロデュースなんかやってみせてくれれば信用するのですが… 部長!ワイシャツからランニングがすけてます価格:777円(税込、送料別)
2010.08.01
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副題が「茶の湯の歴史を変えた戦国武将」信長の半生を茶の湯と言う観点に絞ってたどったもの。名物茶道具が何度も登場し、召し上げたり下げ渡したり又似通った名前だったり(肩衝だけでもいくつもあるし)、と茶道が分からないとちょっととっつきにくいしが文中に説明も入るので分かりやすい。こういう視点で歴史を見るのも目新しくていい。せっかく現存する茶道具があるのに写真が白黒なのは残念。茶人織田信長
2010.07.11
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所詮は食べ歩き本なのだが、店の選択が…リッチすぎて参考にできないよ~!って感じ。一人で行くのは家族に申し訳ないし、さりとて一家で行くといくらかかるんじゃい!「敷居の高いお店もランチだったら大丈夫」・・・大丈夫じゃない私にはご縁のないお店だなぁ。でもメニュー読むのは楽しいし、イラストも素敵で実においしそうなのだ…お昼ごはん、何にする?
2010.07.10
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いつもの野ばらワールドと全く違う世界観に戸惑う。ファンタジーに見せかけてダークでグロいよ、っていうのはアリだと思うのだが。野ばらさんの持ち味は「華麗いや耽美な、でも疎外感を感じて切ないんじゃなくて孤独ででも意地っ張りで」見たいなところにあると思うので、こういう淡々と黒グロというのは合わない感じ。でもキライじゃないんだけど…
2010.07.09
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伝奇というよりラブストーリーだったのかと。サクサクと人を斬っていくようなサマは小説というよりもなんともゲーム的で、そのあたりもイマドキな気がする。こんなものだろうか。解説がなかなか面白い。式と識、シキがでてきたけどシキは「色」なのかな、だから登場人物の名が色名なのかなとか深読みしすぎか。(黒桐・蒼崎・橙子・藤乃・臙条・黄路・白純…)空の境界(下)
2010.06.02
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「そら」の境界だと思っていたら「から」の境界、なのでした。解説によると現代の伝奇モノというカテゴリなようだがなかなかおもしろい。一族の血やら能力やら伝奇に現代っぽい「戦う少女」「彼女の全てを肯定する少年」「全てを知っているかのような年長者」のような要素を加えている。生死さえ軽く扱う形はイマドキだなとは思うが妙に魅力があると思う。
2010.06.01
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ノスタルジック・ホラー、なのだという。一昔前の「怖い話」といった感じ。昭和の子供雑誌にでも載っていそうな、ある意味わかりやすい「不思議話」なのだれどそれが奇妙に古臭くない。これをノスタルジック、と呼ぶのかなぁ。ぞわぞわする怖さとはまた違うけれど、かなり好み。いっぺんさん「いっぺんさん」一度だけ望みをかなえてくれる祠は…「コドモノクニ」そしてみんないなく「小さなふしぎ」ヤマガラの御神籤、見てみたいものだけれど「逆井水」この系統の話はわりにある、と思う「蛇霊憑き」心理学的に怖いんだよねこれ「山から来るもの」触れてはいけないものにかかわってしまうと「磯幽霊」海岸でイヤリングを「磯幽霊・それから」読み上げてあげたんですよ「八十八姫」ひめんごりょいっぺんさんいっぺんさん
2010.05.26
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対談集。ピーコさんは毒舌な方だと思っていたけど、詠美さんには甘いんだなぁ(笑)自分を持っていて、流行に流されずにそれでいて時代遅れではなく…ファッションも人生も(笑)なかなか深いです。詠美さんの小説実は読んだことがないけれど読みたくなりました。 【中古】【古本】ファッションファッショ/山田詠美×ピーコ
2010.05.25
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ゲストもホストも好きな人たちが対談するというのはまた乙なものだと思う。学術的?なところもあるけれど、「ほらほらこれ臭いでしょ~、おいしいでしょ~」といった感じのいたずらっぽいところがまた面白いのだ。発酵はしかし奥が深いなぁ。発酵する夜ゲスト荒俣宏(博覧強記な作家)東海林さだお(くいしんぼうな漫画家)椎名誠(冒険する作家)日高敏隆(動物行動学者)立川談志(落語家)杉浦日向子(江戸に造詣が深い漫画家)村上信夫(帝国ホテルシェフ)高橋昇(本当は昇は旧字)(開高健「オーパ!」に同行したカメラマン)南伸坊(イラストレーター)
2010.05.24
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探偵・藤森涼子シリーズ3冊目女ばかりの探偵事務所、というのがユニークでいいんだけど、所長という立場に立つと涼子さんの純粋さのようなものが薄まっているようでそのあたりがちょっと残念な感じ。サクサク読めていいんですが。【中古】afb【古本】カッサンドラの嘲笑/太田忠司
2010.05.23
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探偵藤森涼子シリーズ涼子シリーズのときはさらっとしたイメージで読みやすいので好き。ちょっとオトナな雰囲気なのかもしれない。狩野少年や宿少は独特な熱気があるようで、中に入り込めば楽しいんだけど・・・って感じで。涼子さんシリーズが一番好きです。
2010.05.22
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阪神の久慈が監修となっている。野球で○○論、とくるとまずは投手、次いで捕手となるんだろうけど遊撃手を取り上げたのは実にユニーク。でも読んでみるとショートは文字通り「守備の要」ということがわかるわけで。実際、少年野球でさえ一番うまい子がショートをやっているような気がする。(もちろん球の速い子が投手で肩の強い子が捕手で、というのはあるんだけど、野手で一番うまい子はショートなんじゃないか?)セカンドもショートも変んないじゃん?って思っていたけど。野球観戦の目が変ります。野球をする人、見る人にぜひお勧め。野球に興味がなくても面白いかも。遊撃手論
2010.05.21
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騎手でも調教師でもなく、ブックメーカーが主人公というところは非常に珍しくていい。好きなんだけど、ちょっと不完全燃焼気味。病める妻を支えつつ謎を解き家族の秘密あり追っ手あり…と盛りだくさんなわりに満足感がもうひとつ。伏線めいたものが全く伏線じゃない、ってところかなぁ。拮抗
2010.04.29
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ストーリーは面白いしサクサク読めるし、キャラクターもいいんだけど、だけどなぁ…といった印象を受けるのはなぜだろう?父のキャラ(素直になれない頑固オヤジなんだから仕方ないだろう!という設定なのかもしれないけど、家族にこんなオヤジがいたら嫌すぎる)がどうにも好きになれないのとそれにつけても御近所意地悪すぎないか?というとこらへんがひっかかる。(ネコの件とかもはや意地悪じゃなくて犯罪だし)あと「有川さんといえばラブコメ!」というのがあるのかもしれないけどこの色恋沙汰は不要なんじゃないか?と。「ノーカン」もそうだけれど、彼女のほうが主人公に魅かれるのがちょっと唐突に感じた。恋ってそういうもの、といえばそうなんだろうけど。フリーター、家を買う。
2010.04.28
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ストーリーは面白いしサクサク読めるし、キャラクターもいいんだけど、だけどなぁ…といった印象を受けるのはなぜだろう?父のキャラ(素直になれない頑固オヤジなんだから仕方ないだろう!という設定なのかもしれないけど、家族にこんなオヤジがいたら嫌すぎる)がどうにも好きになれないのとそれにつけても御近所意地悪すぎないか?というとこらへんがひっかかる。(ネコの件とかもはや意地悪じゃなくて犯罪だし)あと「有川さんといえばラブコメ!」というのがあるのかもしれないけどこの色恋沙汰は不要なんじゃないか?と。「ノーカン」もそうだけれど、彼女のほうが主人公に魅かれるのがちょっと唐突に感じた。恋ってそういうもの、といえばそうなんだろうけど。フリーター、家を買う。
2010.04.28
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公安モノ、スパイ?モノ。刑事モノだと公安って悪者扱いされそうなのでちょっと新鮮かも。現代の問題を絡めながらサクサクと読みやすい。「ジウ」の東刑事再登場で、時系列的にはジウの後のようで、こんな風に他の作品にもでてくるのってなかなか楽しい。国境事変
2010.04.27
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やっぱりお洒落で素敵。このセンス見習いたいけど年齢と体型が…ちょっと辛いものがあるなぁ(苦笑)眺めるだけでも楽しい一冊。乙女の教科書(2)乙女の教科書(2)
2010.04.26
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ドラマ放映から一年以上たってやっと予約の順番が(笑)…文庫だったら買う、という選択肢もあったんだけどねぇ。綺麗にまとめられちゃったな、という感じもするがミステリもコン・ゲームも好みなのでついつい点が甘めだ。ドラマを先に見てしまったのでその印象で読んだ。あのドラマのキャスト、いいねぇ。原作読むと静奈はもちょっと綺麗系の女優さんの方がよさそうだけど、三人兄妹のく荒くター設定からは戸田恵梨香ぴったり、という気がする。あと要潤ははまってたなぁ。原作の味わいもいいがドラマの軽やかさの方が好みかも。「加賀・草薙」のお遊びにはクスリ。流星の絆
2010.04.25
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「刑事 鳴沢了」シリーズの一冊目。長いシリーズなので最初から読んでみようと思ったんだけど…キャラが薄いのと、父子の確執がいまひとつ伝わってこないのが欠点。脇役たる海くんのキャラはいいし、彼とのやりとりなんかはいいんだけど。ストーリー的にはサクサク読めるし、売れるのもわかるような気がする。でも堂場さんはやっぱりスポーツ物の方が好みだなぁ。とはいえ続編も読んでみたいんだが。雪虫
2010.04.06
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娘が友達から借りてきてくれたので21~24巻まで読む。25巻が4月中旬?にでるようなので一応最新刊に追いついた、ってところでしょうか。(…20巻読み損ねてるんだけどまあ意味は通じるのでよし)結構好きな(っていうか)キャラがお亡くなりになっちゃったりして寂しいところではある。いやー、グラトニーとかエンヴィーとか割と好きだったんですよね。(エンヴィー「本体」もかわいいと?思うよ実は)で、めっちゃくちゃいいところで終わった、と。う~ん、続きが気になるじゃないか!…今回初めて、カバー取った本体表紙(というのか)と本体背表紙にもいろいろ描いてあることに気づきました!…どこかでこの前の巻までの表紙裏見てみたいな。
2010.04.05
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「殺人犯」など、「フツーじゃない」人々とのインタビュー本。ゲスト側に対しての興味本位で読んだのだが浮かび上がってくるのは「中村うさぎという思想」とでもいうか、インタビュアー側の印象が強かった。対談やインタビューって、ただそのままを垂れ流すんじゃなく筆者側の意見が強く押されているのに、普段はそういうのをあまり気にしないのを実感。報道にもそういうことってあるんだよなと考えてみたり。とはいえ、一癖もふた癖もある対談相手はなかなか希少ではないだろうか。うさぎが鬼に会いにいく
2010.04.04
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作者の日常をちらっと見るようなエッセイ。読書のことはもちろん、執筆の過程やら何気ない会話やらから人物像を想像する。面白そうな本の発掘とともに、作者の旦那様検索してしまった(笑)メディアでは見たことのない方なんだけど、エッセイのエピから察すると芸人さんにしては癒し系な旦那様のような気がするなぁ。お好みの本、入荷しました
2010.04.02
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確かにイマドキの子には古臭いかも。でも時間SFはちっとばかし古めかしい方がいい。センチメンタルでロマンチックで、リアルでは気恥ずかしいようなことが「一昔前」というフィルターのおかげでさらっと胸に入ってくる。センチメンタルでロマンチックな時間SFといえば現代っ子なら梶尾真治あたりをお勧めしたい所(「美亜へ贈る真珠」、とか)だが、私にはこの本はぴったり。時の娘
2010.04.01
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ベートーベンとツェルニー師弟の掛け合い漫才を楽しみながらモーツァルトの死の謎を解く。モーツァルトの死因については他の物語もあるだろうがユーモアミステリ的な読みやすさは他に例がないだろう。素養がないため、楽譜に関してよくわからず(どこが不自然なのか云々)謎解きに没頭できないことのみが欠点。文庫版持っていたはずなのに行方不明で、図書館で借りた。もう一度手に入れようと思っても古本屋周っても見つからないんだよねこれが。読んだのは違うバージョン(笑)だけど魔夜峰夫さんのイラストが好きなのでこっちをw
2010.03.31
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義母と合わないため疎遠になっていた父親との再会と交流…というと人情ドラマみたいだがさすがフランシス、スケールが違う。義母は5人目の妻だし主人公は2番目の妻の息子。最初~3番目の妻は健在だし、異母兄弟全員合わせて3+1+3+2で9人兄弟という、なんともはやややこしい一族!また金持ち、のレベルが違ってなんとも豪快だ。競走馬を簡単に買ってしまったりちょうどいい飛行機の便がない(というかファーストクラスの空席がない)からといって一台チャーターしたり。有閑倶楽部の悠理の家か、って感じですか(笑)狙われる→犯人を捜す、というミステリ要素の他に海外の大金持ちの心理なんかも楽しめるのもいい。結婚した妻「達」がせっせと邸宅の模様替えをするなんてところとか。日本だったら家具調度入れ替えくらいか、それとも丸ごと建て替えかな?板を塗ったりさらしたり、なんてところ、家の年数に重きを置かない(というよりも新しい家を喜ぶ)日本と歴史ある家を珍重する海外との意識の差のようなものを感じたり。
2010.03.30
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読書メーターの感想でも「老人が賭博をする話だと思った」というのがいくつもあったけど私も実はそう思った(笑)芥川賞候補だったそうだが(そしてこの年は受賞作なし)純文学というよりもエンタメであろうと思うので芥川賞でないのは納得。円らな瞳の上半身マッチョ君の主人公をはじめ、キャラクターが独特でキャラを作ったら物語が勝手に動いていったかのように見えるカタチが秀逸。深みとか裏読みとかそういうものを横へ置いておいてただただ楽しむ、それでいいんじゃない?そしてあとでなにかしら、じんわり。
2010.03.29
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京都の「魔界ポイント」とでも言うべき場所を解説、綾辻氏の短編を一つ、といった感じの本。写真つきなのはなかなかいいかも。う~ん、もっと「濃く」してもよかったんじゃないかな。せっかく京都という「伝説の○○が現存する」町を扱っているのだから一箇所につきもっと掘り下げても良かったかも。とはいえ、京都観光の異色案内書として使うのも良し、ホラー伝説の入門書として読むのも良し。京都魔界地図
2010.03.28
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表紙の写真のインパクトが強くて借りてきたのだが、思ったよりも「使える」本。肉巻き(プチトマトは思いつかなかった)や卵焼きの具(ルッコラは子供受けはどうだろう?)など、作っていてもワンパターンになりがちなおかずのヴァリエーションがうれしいところ。ご飯の上手な詰め方いや詰め込み方(最後は振るのだよこれが)とか、ご飯の上に乗っけてしまえとか(笑)そういう表現ではもちろんないんだけどさ。我が家的誤算はドカ弁にふさわしい息子は「こんなのヤダ!いつものでいい」で娘がこの本に興味津々なところ!じょしこーこーせい的にそこんところはどうだろうか?ドカ弁レシピ
2010.03.27
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「とんぼ切り」とはとんぼが槍に止まったら切れてしまうほどに切れ味の鋭い槍、という意味だそうだ。本多平八郎(家康の家臣。勇猛果敢。徳川四天王の一人)が家康から拝領した家宝。本多平八郎の娘、お稲とその夫となる真田信幸を、妖刀と刀鍛冶話をからめうまく料理している。小松殿の描き方が実に好みで、こういう時代だけにいきいきした女性が出てくるとそれだけでうれしいものだ。また、真田家といえば幸村方ばかり描かれることが多く家康側についた信幸はなんか悪く描かれるような気がするので、信幸側視点の物語はいいなぁ。森氏なのでもうちょっとひねった話になるかと思ったが素直な時代物で読みやすい。こういう系統の話、また書いていただけないものだろうか…
2010.03.26
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題名通り坂本龍馬に関する短編集。大河ドラマを見ているので借りてみたが、正直短編はもうひとつ、といった感じ。好きな隆氏の「異説 猿ケ辻の変」は既読だし安部氏「斬妖刀」は「運命の剣 のきばしら」にて既読。初読の中では北原氏「お龍」は意外なキャラクター性は良かった。やはり私には幕末はもう一つ合わない感じがするなぁ。龍馬の天命「乙女」(阿井景子)この人の文体はどうもなじめない「斬妖刀」(安部龍太郎)リレー小説「運命の剣 のきばしら」の一編「異説 猿ケ辻の変」(隆慶一郎)姉小路卿暗殺の秘密「坂本龍馬の写真」(伴野朗)あの有名な写真の秘話「うそつき小次郎と竜馬」(津本陽)陸奥宗光若かりし頃の話「坂本龍馬の眉間」(新宮正春)近江屋「お龍」(北原亞以子)龍馬亡き後のお龍
2010.03.25
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有川さんお得意の自衛隊モノ。甘々でまた凛々しいラブコメ。恋愛には純情で使命には忠実と言うキャラクターが清々しい。映画「海猿」見たときも思ったけど人の命を預かる(自らの命よりも)仕事をする人の尊さというものを綺麗ごとでなくでもきちんと描くのって大変だと思う。言うのは簡単だけど。マイベストは「青い衝撃」いつかブルーインパルス見に行きたいなぁ。 「ラブコメ今昔」「軍事とオタクと彼」「広報官、走る」「青い衝撃」「秘め事」「ダンデライオン」
2010.03.24
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テンポ良く一気読み。・女らしく(外観も綺麗で)犯人を情から説得するのがうまい人情派・体力・技は男顔負けというか誰にも負けないぜ的な死を恐れない孤独派みたいな、対照的な二人の女刑事のキャラがあまりにもキャラ立ちしすぎというか判り安すぎな感じを受けるのがちょっと気になるがここは深みよりもストーリー性を重視でわくわくしながら読了。ま、犯人像も典型的といえばそうかもしれないんだけど。まぁそこもよし。続編も読まねば!
2010.03.23
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短編集、と思って借りたのだが「クリスマスストーリー アンソロジー」だった。うーん、クリスマスに読むべきだった!フロスト警部目当てで読んだのだが他の作品もなかなかいい。そして相変わらず事件に振り回されまくるフロスト警部、いいなぁ。実に面白い!夜明けのフロスト「クリスマスツリー殺人事件」エドワード・ホック「Dr.カウチ、大統領を救う」ナンシー・ピカード「あの子は誰なの?」ダヴ・アリン「お宝の猿」レジナルド・ヒル「わかちあう季節」マーシャ・マラー&ビル・プロンジーニラヴゼイ「殺しのくちづけ」ピーター・ラヴゼイ「夜明けのフロスト」R・D・ウィングフィールド
2010.03.22
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馬専門の画家(それで生計が成り立つのが不思議だ)が主人公。従兄の不幸を機に、犯罪に巻き込まれていくパターンである。フランシスにしてはいまひとつなのは主人公が馬に乗らないからかも?競馬シーンはあるにはあるんだけどね。主人公・トッドもいいけれど親友夫婦がまたいい。旧友に助けを求められて命を懸けての協力できるだろうか。
2010.03.21
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金春屋ゴメスシリーズ2冊目。新登場の朱緒様も加わり裏金春ご一同もますます本格化。朱緒様の凛々しさもいいけれど、辰次郎の成長がとてもいい。物理的に強くなるのはもちろんのこと、「自分にはとりえがないから云々」という無知の知とでもいうべきまっすぐさ、それこそが彼の力というようなところがまさに主人公らしくて、王道っぽくてよし。 そこがあいつのいいところなんだよな、それをあいつは気がついてないんだよな、と言う感じの周囲の人々もまたよいのだ!また続編でないかなぁ!
2010.03.20
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金春屋ゴメスシリーズ2冊目。新登場の朱緒様も加わり裏金春ご一同もますます本格化。朱緒様の凛々しさもいいけれど、辰次郎の成長がとてもいい。物理的に強くなるのはもちろんのこと、「自分にはとりえがないから云々」という無知の知とでもいうべきまっすぐさ、それこそが彼の力というようなところがまさに主人公らしくて、王道っぽくてよし。 そこがあいつのいいところなんだよな、それをあいつは気がついてないんだよな、と言う感じの周囲の人々もまたよいのだ!また続編でないかなぁ!
2010.03.20
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高校野球と恋愛(だよな一応。その結果というか)を絡めて、というのは他にもあるけれど料理方法がうまい。単純な謎解きと見せかけて実は…というところが実に東野圭吾らしい。主人公が高校生らしくない気はするけど十代って意外と大人かもしれない。こういう系統のミステリまた書いて欲しいなあ。
2010.03.19
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