ザ・スーパー・ポップ宣言

ザ・ビートルズ来日公演 三島由紀夫のビートルズ見物記

ザ・ビートルズ来日公演 三島由紀夫のビートルズ見物記
『泣くほどのことはない』(イラスト:横尾忠則)


ポピュラー音楽の歴史上最も偉大なグループとされるザ・ビートルズの来日公演は、1966年6月30日から7月2日にかけて行われました。日本の音楽史においても特別な出来事で、当時も大きな社会現象となりました。その来日公演を、当時一世を風靡していた文化人・三島由紀夫(当時41歳)が、女性週刊誌に3ページにわたって寄稿したのが、この「ビートルズ見物記」(イラスト:横尾忠則)です。当時、ロックは「不良の若者が聴く音楽」というイメージが強く、大人の理解を得にくいものでした。多くの大人の文化人も例外ではなく、理解を示した人は少数派でした。ビートルズがポピュラー音楽史上最も偉大なグループだと常識化している現代では、考えられない状況と言えるでしょう。三島もその例に漏れず、本稿では音楽の良し悪しを明言せずに、「何のために興奮するのか分からぬもの」「原因不明」「そんなに泣くほどのことは何一つなかった」と記しています。偉大なビートルズを前にして泣いているという因果関係が、まるで分かっていない様子です。大衆文化にも一定の理解を示していた三島が、ビートルズの曲を事前に1曲も聴いていなかったとは考えづらく、3ページも費やしながら偉大さに一切言及していない点からも、公演前後も含めて三島は「ビートルズの偉大さに気づけなかった」多くの文化人の一人だったと言えるでしょう。( ツイッター で紹介したら大きな反響がありましたので記事にしてみました。)







ビートルズの演奏を聴いて大泣きするシーンといえば、SFビートルズ漫画の傑作『僕はビートルズ』(原作:藤井哲夫、作画:かわぐちかいじ)で、主人公たちが本物のビートルズの演奏を目の当たりにして大泣きする場面が印象的です。ビートルズの偉大さが分かる人間には、大の大人が涙を流す理由がよく分かりますよね。ビートルズファンなら誰でも楽しめる感動のシーンです。ぜひ漫画で体験してみてください。



SFビートルズ漫画 僕はビートルズ 原作:藤井哲夫 漫画:かわぐちかいじ

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