先程公開した「福島第1原発から2年(1)~渥美半島沖のメタンハイドレート(2-1)の続きです)

「メタンハイドレートからの天然ガス抽出成功は、
一挙に原発全面廃止を実現する第一歩だ!」
~リュウちゃんの覚書)
(1) 2013 年3月 12 日、経産省は渥美半島沖の海底 1000m の、そのまた地下 330m からメタンハイドレートを抽出、世界で初めて、このメタンハイドレートから天然ガスを取り出すことに成功したと発表した。
(2) しかし、海底 1000m の、そのまた 300m 以上の地下から、砂混じりのメタンハイドレートを取り出し、使用出来る天然ガスとして精製する為には膨大なコスト(1立方m辺り 46 円~ 174 円)が掛る、採算に合わない。
(3) 独立総合研究所の青山繁晴氏と、そのパートナーである水産学博士・青山千春氏は、日本海側の広域な海底に、無尽蔵に近い結晶状のメタンハイドレートが海底にむき出しの形で存在している事を突き止めた。
http://www.youtube.com/watch?v=tDzlb7jWJaI
この「日本海側の結晶状のメタンハイドレート」は、太平洋側のそれとは違い、結晶状で海底の底に剥きだしの状態で存在しているので、非常に安価で採掘出来る可能性がある。しかし、経産省はこれまで、青山繁晴氏らが提唱し、調査してきた「日本海側のメタンハイドレート」の調査には消極的で、青山氏の言を借りれば、これを「タブー視」してきた。何故か? こちらの採掘が軌道にのれば、文字通り、「原発は無用の長物」になる。経産省・原発村などは、このことを極度に警戒しているように思われる。
(4) メタンハイドレートは天然ガスと水が結合したもので、これを分解すると 170 倍の体積のメタンガス(天然ガス)を発生する。天然ガスなので、燃やした時に発生する CO2 は、石油の約7割である。
(5) 現在、各電力会社は、原発に代わる電力源として、高性能のガス・コンバインドサイクル発電を導入し始めているが、この燃料となるのが「液化天然ガス( LNG )であり、メタンハイドレートから簡単に抽出出来る。
(6) 電力会社は、原発が稼働しなくなると、火力発電に頼らざるを得ず、その燃料として外国から大量の高価な LNG を輸入している。この輸入価格が高騰しているので、電気料金は引き上げざるを得ず、エネルギーの安定供給の為には、原発の再稼働・新設は必須であるとのデマを流しているが、日本海側のメタンハイドレートが安価かつ大量に採取出来るようになれば、以上の電力会社のデマは吹っ飛んでしまい、電力エネルギー問題としての原発は、文字通り「無用の長物」となることは必至なのである(勿論、ガス・エネルギーも極めて安価になる筈だ)
以上、長々と「覚書」を書きましたが、リュウちゃんは
「日本海側のメタンハイドレートの安価で大量の採掘こそが、早期に原発ゼロを実現し、安価な電力を日本中に提供し、日本の実質経済成長を促進する殆ど唯一の道である」
と確信しています。
原発即廃絶の意見の皆様、原発再稼働絶対反対の皆様、日本海側の海底に大量に眠っている良質なメタンハイドレートの存在は、あくまでも原発を推進しようとする安倍政権・電力会社・経済界・原発村にとっては 「アキレス腱」 なのです。この点を鋭く突くことによって 、「早期の原発ゼロ社会」 を実現しようではありませんか。
昨年7月に関西電力大飯原発3・4号機が再稼働しましたが、法律では最長 400 日で定期点検に入ります。つまり、今年の8月には定期点検のために一旦停止される筈です。
この時が原発廃止運動の大きな山です。
大飯原発再々稼働許すまじ!
頑張りましょう!
8月23日朝日新聞大阪版掲載の意見広告「NO… 2014年08月31日 コメント(9)
「命守るため、さよなら原発」~吉永小百… 2014年08月22日 コメント(20)
「命守るため、さよなら原発」~吉永小百… 2014年08月14日 コメント(20)