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早いもので七草過ぎ、 正月気分も薄れた三連休 お役御免とトラックに🎍 もったいない気もするが… 再利用されるのかのかな?
Jan 8, 2017
あけましておめでとうございます🎍 今年もよろしくお願い致します 新春初日の出を拝ませて貰いました🙏🏻 皆様にとっても幸多き年になりますように
Jan 2, 2017
夏はとっくに終わってる筈の10月19日 その日、葉山は27℃を上回る夏日に 海は多少ウネリがあったものの、 風は穏やかでマズマズのコンディション ボクは迷わずシーカヤッキングに臨んだ 久しぶりのシーカヤッキング 鈍った体の重さを感じつつ、 心が開放されて行く快感を味わう 些細なことが気にならなくなり、 風や波の音だけが聞こえる そして潮の香りに包まれながら、 揺りかごの如きシーカヤックで、 ボクは、 ボクの中のコドモが戯れるのを感じた 長者ヶ崎の先端辺りはボクのパワスポ なので、上陸して暫し瞑想 心を無にしたあと、 心のスクリーンに思いを投影させる すると様々な記憶が飛び出し、 まるでダンスしてるかの如くパフォーマンス そんな記憶の微粒子たちが、 やがて短編映画のジョイントを作り出す ボクはそれを観て楽しむ唯一の観客に ストーリーは心の旅 非日常の中で旅してると、 そのことを再確認できる 過ぎ去ったときの喜怒哀楽が、 全て色褪せ、 新しいドラマとなり、 心のスクリーンに蘇ってくる それは忘却を追う美酒ではなく、 明日に向かう自分への肥やしなのだ
Oct 22, 2016
Oct 3, 2016
動物愛護週間があるのは知っていたが、 9/20〜26であることは初めて知った そんな程度の認識の中、 保護犬と保護猫のことも知った 全国の自治体で殺処分される犬猫の数 それは一日平均約700匹 一方販売されてるのは犬だけで、 毎日約1600匹だそうだ それならば、 殺処分待ちの犬猫を少しでも救おうと、 活動してるNPO団体が全国にある そこで保護された犬猫を譲り受け、 新しい生活を共にしてる著名人の方々 そんな様子を写真展示してるイベント sippo特別展『みんなイヌ、みんな猫』 昨日、開催会場の代官山T-SITEで色々考察 ペットから人が幸せをもらうだけでなく、 「人がペットを幸せにできる社会」との、 sippoが目指してる考えに共感させられた ※以上、展示会場と作品の撮影許可を頂いている
Sep 22, 2016
このゲートを潜るのは数十年振り 修学旅行で訪れた以来になる かつての倉敷紡績跡地 そこがリノベーションされ、 1973年にホテルを中心に、 美術館やショップを併設した 倉敷アイビースクエアが誕生 長い年月を経ての再訪 にも拘らず、 さほど変化してるようには思えない あれから紆余曲折があった自分自身も、 本質は変わってないのかも、 などと思った あのとき共に旅した旧友たち 彼らはどうしているのだろう 旅の最後を締め括った場所 たまたま見つけたコーヒー屋 YAMAU Coffee Stand 直感的にコーヒーが美味しいと思えた 若い店主は老舗蒲鉾店の息子さん お店があった場所をリノベーションし、 コーヒースタンドをオープンさせたばかり 立派なエスプレッソ・マシーンが見え、 迷わずダブル・エスプレッソを頂く 深みがありながら豆の甘さも感じる 母と旅した3日間を思い返す 共に共有できた楽しさと、 個人として楽しめたこと 様々な思いが交錯する中、 やはり人生も旅だと再認識 その途上で巡り会う人々 家族であれ、 友人であれ、 他人であれ、 自分と関わる人々と過ごす一瞬 旅の醍醐味はその一瞬の深さにある 美味しいエスプレッソのように 〈完〉
Sep 20, 2016
小雨模様の好古園 姫路城大天守に登城してる間、 足腰の弱い母は一足先にココへ 姫路城に隣接する好古園 1992年に開園した日本庭園 1985年以来の発掘調査で確認された 西御屋敷跡・武家屋敷跡・道路跡など 地割りを活かした9つの趣きが異なった庭園群で構成され、総面積は約1万坪 (パンフから引用) 比較的新しいのに、昔からあったような、 そんな錯覚が 脈々と生き続ける日本の伝統美のひとつ 庭園文化 先人たちが愛した宇宙観が 現在(いま)を生きる自分の心と、 繋がっている思いがした 先に庭園散策をしてた母と落ち合い、 施設内レストラン・活水軒へ 蕎麦と穴子丼定食を共に食す 蕎麦は勿論、地元名産の穴子も美味 久々に母子で舌鼓を打った
Sep 17, 2016
台風に刺激された秋雨前線の影響で、 降ったり止んだりの愚図ついた空模様 一時の猛暑が遠い過去に感じ、 移りゆく季節に心が刹那くなる そんな時季に愉しめる音楽といえば、 昔好きだった歌 個人的にはカヴァーがハマる そこでチョイスしたのはコノCD ユーミンのカヴァー・コンピ・アルバム 「Queen's Fellow」 リリースは2002年だが、 新しくないが、古くもない そんな距離感が心象とリンクする なので、新譜でなく、 アマゾンのユーズドから手に入れた 安価な旧譜なのに満喫度100% それはセレクトされた楽曲とアレンジ、 そしてカヴァーしてるアーティストにある オリジナルのユーミンも良いが、 実力派のアーティストがカヴァーすると、 まるで新曲みたいに新鮮な感覚を味わえた 因みにラインナップは下記の通り ご参考まで(^ー^)ノ 鬼束ちひろ〜守ってあげたい スピッツ〜14番目の月 aiko〜セシルの週末 井上陽水〜甘い予感 原田知世〜CHINESE SOUP キリンジ〜曇り空 小野リサ〜あの日に帰りたい 槇原敬之〜春よ、来い フェイ・ウォン〜Valentine's RADIO クレイジーケンバンド〜COBALT HOUR ポート・オブ・ノーツ〜TYPHOON 田島貴男(オリジナル・ラヴ)〜時のないホテル 椎名林檎〜翳りゆく部屋 大貫妙子〜私のフランソワーズ
Sep 14, 2016
山陰から山陽へ移動し、 姫路城を訪れた 平成の修理を終えた大天守 白鷺城の別名に相応しい姿に 大天守の出立をぼんやり眺めていると、 千姫を彷彿させられる そして西小天守が嫡女・勝姫に 数奇な運命を辿った千姫 本多忠刻と此処で過ごした10年余り その蜜月が彼女の生涯で最も幸せだった やがて千姫は若き夫と嫡男を亡くし、 失意の中、勝姫を連れ江戸城へ移る その後も紆余曲折あったものの、 70年の生涯を全うした 美しくも強い女性だった そんな古えのお方を偲んだひと時
Sep 13, 2016
初めて鳥取砂丘を訪れた これまで植田正治の印象があった 実際は思ってたよりも規模が狭く、 観光客たちが砂山に向かってひたすら歩く しかし、心の中では何か反応するものが… 衝動的に目を閉じてみようと思った 幾千年に及び人工的なものが排除 そんな「場」にはパワーがある そのパワーは人の心をを試す 時に圧倒され非力を知り、 時に洗浄され光明が射す 心とは内なる深淵 生きてる上で、 気力という名の炎に包まれている その実態が瞼の内側でよく見えた 此処は砂の惑星
Sep 11, 2016
予てよりココを訪れたいと思っていた 内外ともに人気ある日本庭園、 そして、横山大観の作品を中心とした、 アートや工芸品のコレクション やっと足立美術館の「宇宙」を体感できた ココの日本庭園が「大宇宙」と捉えるならば 美術館内部は「小宇宙」に感じた それは創設者・足立全康氏の「宇宙」 彼が貧困生活の幼少期に大観と出会った衝撃 それは彼にとって「ビッグバン」だった筈 後に実業家として大成した彼だが、 全康少年の「宇宙」の夢は、 足立美術館に具現化されたのだろう この美術館を愛して止まない者のひとりとして 足立氏の「宇宙」全体が作品なのだと気づき、 コレクターを超えたアーティストなのだと確信 足立美術館を訪れて、 個人的に最も居心地が良かった空間 それは茶室・寿楽庵だった 厳選された茶道具のなかでも特に拘られた茶碗 それらは全て島根県下の窯元のもの 大観の名作「白砂青松」のイメージを表現した茶室前庭を時折眺め、そして味わう一服の至福 そこに全康少年の「小宇宙」を体感できた 「無我」横山大観・作 (明治30年)
Sep 10, 2016
山陰・山陽を巡るツアーに参加し、 母の快気祝いを兼ねた旅をした。 母は手首の骨折から約2ヶ月、 リハビリをよく頑張ってくれた。 大国主を祀る出雲大社。 祈願すれば男女の良縁だけでなく、 あらゆる縁を結んでくれるとされてる。 来月は神無月。 全国から神様が年に一回集まるらしい。 いつも以上のパワスポとなるかも。 個人的にココを訪れたのは中学生以来。 様々な縁に感謝し、 これからも良縁に恵まれますようにと、 心の中で祈願した。 苦難に遭遇した際、 因幡の白兎の如く救って貰えるといいな。 〈つづく〉
Sep 7, 2016
東京は台風9号の直撃を受け、 朝から冴えない天気。 こんな日には冴えてる音楽を聴いて、 気分転換したいもの。 そんな訳でボクがチョイスしたのはコレ♪ 99年リリースのSMAPのカヴァー・コンピ。 そのCDタイトルは “smappies II” この音内容が侮れない。 斬新でハイセンスなジャズアレンジ、 そして、オマー・ハキム、ウィル・リー、スティーヴ・ガッド、マイケル・ブレッカー、アンソニー・ジャクソン、デビッド・T・ウォーカー、エディ・ゴメス、マンハッタン・トランスファー他多数の超一流ジャズ&フュージョン系アーティストのラインナップ。 SMAPファンのみならず、ジャズやフュージョン系の愛好家でさえ、コレが本当にSMAPの曲?と最初驚かれるだろう。それだけSMAPの楽曲のクオリティが高く、良いアレンジが「魔法」だとも言える。 全体的な印象はタイトでメロディアスなので、ウンチク抜きにしても楽しめる感じだ。 実は同じコンセプトでリリースされた前作 “smappies” もオススメなのだが、 個人的にはこちらの方がより気に入っている。 その理由はジャケ写。 詳しい説明は控えるが…。
Aug 22, 2016
残暑お見舞い申し上げます 立秋を過ぎた東京 昼間は相変わらず暑いものの、 夜は涼しい風が吹いています 季節はゆっくり移ろいでるのでしょうか 盆休みで帰省されてる方々が多いのか、 住宅街は人の影が気持ち少なめな週末 ふと秋からの自分を模索してました
Aug 14, 2016
eternity gate amore spiritual dance galactic arm black coffee cradle of the sea nicholas self-portrait the tomorrow's garden
Jul 23, 2016
同居犬の癌治療が快方へ向かってた矢先、 今度は母が転んで大怪我し、それらのサポートに追われて心身共にキャパオーバーだった自分。 そんな自分が壊れてしまう前にと思い立ち、 スケジュールを無理に空けて海へ出た。 最も気分転換できるシーカヤッキングしに。 海と空と雲。 他には何もないところ。 そんな中、 風やウネリや波の音を体感し、 ひたすらパドルを漕ぐ。 閉じ込められて湿った気持ちが開放される。 これがボクにとってのシーカヤッキング。 秘密のビーチに上陸してマッタリ。 やがて知らないシーカヤッカーも上陸。 挨拶交わし話始めたら予想外に弾み、 四方山話に興じてしまった。 こんなハプニングも楽しめる。 初対面のシーカヤッカーが立ち去ったあと、 暫く木陰で昼寝。 目が覚め辺りを見たら、 野生の紫陽花が逞しく咲き誇ってた。 たった一日のシーカヤックの旅。 それでも自分の心身を立て直す意味で、 充実した一日となった。
Jun 28, 2016
母の大怪我は思っていた以上に重傷だった。 昨日、救急病院で再診受けたところ、入院を伴う手術が必要との診断。執刀医の判断で、今日から緊急入院することになった。 先日のレントゲン検査に加え新たにCT検査したところ、骨折箇所の骨が予想以上にズレていて、医療用金具で固定しないと完治が遅れて生活に支障をきたすとのことだった。 80歳代半ばの母にとっては辛い診断結果だったが、気丈な性格が幸いしてたじろぎもしなかった。 むしろ滅入ったのはボクの方。 闘病中の同居犬に加えて母の介護が暫く続くので、ボク自身の日常スケジュールの調整が必要となる。 昨日の母の再診でも予想を大幅に上回るサポート時間を強いられた。 当初は午前中で終わるかと思って、午後から自分の作業始める予定だったが、母の介護から解放されたのは夕方近く。予約制度がない病院なので、再診受けるまで2時間半待ち。それから数々の術前検査とその結果のヒアリング。そして入院と手術に伴う説明と手続き。歩行が危なく片手しか使えないは母を支えながら、ボクが事務的なことを代行し送迎。 未だ初歩段階の介護なのに、未体験なボクにとってはかなりハードに感じた一連の流れだった。 現在は歳の割には確かに元気な母。 しかし今後は老いが進み、更なるサポートが必要となるだろう。今のうちに介護の心構えをしておかねばと痛感させられた。
Jun 15, 2016
平穏な休日を過ごしてた昨日の夕方。 突然知らない方から突然電話が。 実家の母が道端で転び大怪我したとの連絡。 その方が救急車を呼んで下さろうとしたら、 母は息子の自分に連絡して迎えに来るよう頼んだとのことだった。 母の容体を聞いたところ、意識はしっかりしてて、生死を彷徨うような危機的状況ではなさそうだった。ただ、手首と顔面を骨折してる可能性が高いとのこと。更に詳細を把握する前、先ずは現場に車を走らせた。 現場に着くと連絡して下さったご夫婦が母に付き添っていて下さり、何度もお礼申し上げ母を引き取った。 そこは一見安全そうな遊歩道だった。 通常はとても転ぶような場所ではない。 しかしよく見れば段差や縁石があり、 母のような高齢者にとっては足を取られかねない。 80歳代半ばの母だが、歳の割には比較的元気に日常を過ごしてた。近所の買い物も自転車で行くくらいなので、本人も油断してたのかも知れない。また、こちらもまさかこんな事態にはと。 母は前のめりに転んだようで、その際に右頬を道に打ち付け、体を支えようとした左手首を骨折。そして何も出血してた。それに伴う激痛が苦しいようで、母の体を支えながら車に乗せる際に何度も悲鳴あげていた。 車を走らせ迷わず一番近い救命外来がある大病院へ。急患として受付しようとしたら、あいにく昨日は担当の整形外科医が不在と言われ断られた。なので、近隣の救急病院で専門医が宿直してるところを紹介してもらい、そちらへ向かった。 紹介された救急病院は比較的小さな普通の医院に見えたが、交通事故等で大怪我された患者さんも受け入れるような地元では有名な病院だった。早速レントゲン検査し患部の状態を探って貰う。すると、母の左手首は骨折だけでなく骨がずれていることが判明。医師は激痛に苦しむ母を説得し、先ずはずれた骨を応急的に矯正してから腕を固定。医師の話では、骨のずれを完璧に矯正するにはさらに手術が必要とのことで、週明け再来院することに。そして、右頬骨も骨折してる可能性があるとの所見だったが、頭部なので脳外科の受診を勧められた。万が一を考慮して専門医にCT診断受けるようにとのことだった。しかし、この救急病院には脳外科がなく、再び最初に行った救命外来のある大病院へ向かった。 二つの病院を掛け持ちに受診とのまさかの展開に。 休日外来の不運だ。 平日なら救命外来のある大病院一箇所で全て対応できるのだが。 しかし現実を直視すれば、そんなことを嘆いている暇はない。 再び救命外来のある大病院へ着き事情を説明。 幸いにも脳外科医が宿直だったので、CT診断受けられることに。 さすが大病院だけあって、そこは次々と急患者たちが運び込まれて来る。当然ダメージの状況で優先順位が決められ、母はだいぶ待たされた。 やっと診断の結果を聞かされたところ、脳に損傷はなく頬骨は打撲し微かに陥没してるものの骨折までは至ってないとのこと。ただ、出血してる箇所の傷が深いので、患部の頬は縫うことになった。母は高齢とはいえ女なので、顔の傷が気になるかと担当女医が気遣ってくれた。 こちらの大病院へも再診に来ることになった。 昨日の時点で可能な全ての診療を終え、母を実家に送り届けた。整形外科で骨の応急矯正と骨折した手首を固定して貰ったお陰で、患部の痛みがだいぶ緩和したようだった。あまり酷くて用を足すのも不便であるようなら、実家へ暫く滞在して母をサポートしようかとも考えていたが、そこまでは必要なかった。それでも、再診受ける際には送迎サポートしなければならないだろう。 高齢者の親がいる者にとって、大なれ小なれ共通の事だと思うが、いつ何時緊急対応しなければならない時がある。今回はそれを痛切に感じ、また今後別件で同様の緊急対応が必要となるだろうと覚悟させられた。
Jun 12, 2016
1週間の入院生活を終えたニコラス。 その間の切除手術も無事成功し、 この日が訪れた。 大学動物病院は街の動物病院と違い、 かなりタイトなスケジュールで運営。 更に全国から動物が治療に訪れるので、 予約が取り辛い。 今回の退院もその日の昼前に決まり、 同日夕方までに引き取りにとのこと。 こちらの都合で別の曜日と時間に変更、 それは叶わなかった。 こちらは慌ててスケジュール調整。 何とか間に合わせた。 それでも病院の待合室は満杯状態で、 獣医師からの説明を受けたあと、 ニコラスを引き取るまで数時間。 予約しててもこんな状況。 とは言え、何とかひと山越えられることができたのも、この大学動物病院と担当獣医のお陰。 今後も通院しながら放射線治療など残りの「山」をまだ越えなければならない。 不満は抑え、感謝して臨まねば。 帰宅したニコラスはやはり嬉しそう。 晩ご飯もいっぱい食べ、 病気とは思えないほど元気。 それでも包帯してる患部をみれば、 闘病中の痛々しさが伝わってくる。 引き続き完治へ向けお互いに頑張っていこう!
May 31, 2016
ニコラスが東大農医学部動物医療センターに入院して6日目、見舞いに来た。 肥満性細胞腫の切除手術を行ってからは5日目、当初は会いに行けば帰りたがると思い、心を鬼にして面会は遠慮していた。しかし、日に日に会いたい気持ちを抑え切れずに。 受付して間もなく先生と出て来たニコラス。 予想通り、嬉しそうに大興奮。 思ってた以上に元気そうでひと安心。 とは言うものの、まだ患部は痛々しい。 ベランダのフリースペースで暫し面会。 やはり早く帰りたそうなニコラス。 退院の日程は翌日決定される。 お互いもう少しの我慢だ。 まさに後ろ髪を引かれる思いで病院を後にした。
May 30, 2016
この日、東京の最高気温は30℃を超えていた。 エアコンMAXの車の中でも汗だく。 いつも通りの朝散歩を済ませたニコラス。 翌日の肥満性細胞腫の切除手術を控え、 東大動物医療センターへ連れて行った。 いよいよ術前入院することに。 病状、何も分かってないよね。 自覚症状もないみたいだし。 でも、左足首にできた膨らみは癌。 今それを切除しないと、 やがて膨らみは膨張し、 足を切断しなければならなくなるんだよ。 そして、最悪他の臓器に転移してしまう。 辛いよね…ボクも辛い。 切除手術しても癌は全て取り除けないらしい。 なので、放射線治療も併用して行う。 入院中に一回、退院した後も月一のペースで。 完全に癌細胞が消えるまで通院して行われる。 今年8歳になったニコラス。 体はでかくなったものの、依然甘えん坊。 ボクが寝てるときはいつも足元にいるヤツ。 でも今はいない。 心に穴が空いたみたいだ。 治療にはかなり時間がかかりそうだ。 手術や放射線治療にはリスクもあり、 最善の処置を施しても、 現時点では完治の見込みがたってない。 でもボクが弱気になってどうする。 病気を治すのは医者だけど、 ずっとヤツを支えられるのはボクしかいない。 ヤツと一緒に癌と闘い抜き、 またいつも通りの散歩をしよう。 ヤツとボクはまだまだ歩き続けるんだ。
May 24, 2016
キミは誰? ボクが誰だか… そんなこと、 どうでもいい ボクはあのときの猫、 …かも知れない または、 まだ再会してない犬、 …かも知れない もしかしたら、 キミとボクは親子? …かも知れない おいでよ… もっとこっちの世界へ キミはボクで、 ボクはキミ それで良い いつも待っているから
May 9, 2016
【お知らせ】 友人の造形作家の木工彫刻展が下記の詳細で開催されます。 ご興味あれば足をお運び下さい。 高城満丸 EXHIBITION 『木穂り 満丸展』 京都の楠… 洛北・松ヶ崎の芝山家にあった樹齢百年を超える楠。比叡山から吹き下ろす風に、耐えに耐え枝をのばし、その枝を支えるために胴回りは固く太く捻れていった。木目も定かでない楠は、ノミもはね返すような力があり、そこに木の命を感じた。 今回の満丸展でこの楠は、60日間極寒の中で耐える雄のペンギンとなって存在する。 ー 高城満丸 会期 : 2016.5.7(土)〜15(日) 〈5.11は定休日〉 時間 : 12:00 -19:00 〈日曜日は17:00まで〉 会場 : GALLERY HIPPO アクセス: http://www.gallery-hippo.com
May 7, 2016
GW初日、弊社スタッフを連れ、 ショップ・リサーチしてきた。 先ずは4月28日にオープンした BEAMS JAPAN(新宿)へ。 公私混同で楽しめた。 ココではくまモンTだけお買い上げ。 ちょいとPRになるが、 2枚目のスタッフ写真、 持ってるiPhoneケースは弊社製。 ただ、コレはBEAMSでは売ってない。 (笑) BEAMS JAPAN 1F にある猿田彦珈琲。 帰り際、ココの「ぼくのイタリアン・ロースト」でコーヒーブレイクした。 普段エスプレッソ党のボクには、 味わいのパンチが物足りなかった(笑) 新宿から銀座へ移動し、 TOKYU PLAZA銀座へ。 ココはハイセンスな雑貨屋さんが多い。 個人的には作家さんの和食器に注目。 自宅用にお皿お買い上げ。 最後に数寄屋橋の夜景が一望できる、 kirico loungeへ。 ココは眺望に加え、 座り心地良い椅子と接客が最高。 エスプレッソ飲みたかったが、 メニューに無かったので、 愛媛産甘夏100%ジュースを注文。 甘さより酸味が強くボク好みだった。 GW初日の新宿や銀座、 予想してたほど大混雑ではなかった。 2日目はどうかな?
Apr 30, 2016
生きとし生けるものたち。 その輪環の片隅に自分はいる。 リアル社会で日常を過ごしてると、 そのことを忘れがちに。 他者が存在して自分も在る。 動植物だけでなく、星も。 地球も生きている。 太陽やその惑星たちと共に。 近づき過ぎればお互い破滅するが、 一定の距離を保てば共存できる。 その宇宙の法則は、 我々人間にとっても同じなのだ。 撫でやかな山の稜線。 彩り豊かな花々。 それら自然の美との出会いは、 人間の心を癒したり、 尖った感情を抑えてくれる。 と同時に、自分の心がヘドロで濁り、 心眼が盲目となっていることに気づく。 日常生活でなぜ心が疲弊するのか。 その答えを自然が導き出してくれるのだ。 生駒高原にて高千穂峰を眺めながら、 ボクは自分の心と対峙してた。 そして霧島連山の一つであるこの山に、 強く導かれるパワーを感じた。 滞在先の宿に戻ると、 あることに気づいた。 その日の出来事はセッション。 それは宮崎に来て既に始まっていた。 ボクにとっての宮崎の御大は既に他界。 しかし今でも心の中で繋がっている。 ボクが間違った道に入ろうとしたり、 負のパワーを抱え込んだりすると、 御大の霊が現れ起点に戻してくれる。 前の夜、仏前で挨拶し、 次の日、鎮守の宮崎岑神社へ参拝。 誤解を恐れずに言えば、 ボクは無宗教なので、 神社仏閣の「姿」には祈らない。 それらは自分にとっては美しい建造物。 大事なのは、それらが存在する場所。 様々な霊が宿る場所に祈りを捧げる。 今此処に自分が存在できてることに感謝。 そして、自身の本質と対峙した。 霊場とはボクにとって「鏡」なのだ。 日常生活に於いて、 今ボクは様々な問題を抱えてる。 その重さに耐え切れず、 打開する判断を見失うことが怖かった。 宮崎への「出張」は御大からの霊的な誘い。 そう信じている。 色々なことを気づかせて頂き、 そのことにより心の整理ができた。 有り難や。
Apr 21, 2016
宮崎へ突然の出張に行って来た。 今会わなければと思った御大がいたので。 その方のことは日頃忘れがちだが、 公私に渡り不思議な縁を感じている。 当初その縁を再確認するだけが目的だった。 御大にお会いする前、ふと鵜戸神宮を参拝。 前回訪れた際には何も感じるものはなく、 有名な運玉も亀石の穴に入らなかった。 それが今回は一投目が入ってしまった。 願かけはしなかったが、何かの予兆を感じた。 その夜、御大と再会したのだが、 心身全てのエナジーを抜かれ、 疲労困憊して体調不良となった。 もしや今回の出張は失敗だったのか。 しかし、それは誤解だったと後に気づく。 〈続く〉
Apr 19, 2016
昨夕動物病院から突然呼び出し連絡があった。先日ニコラスが受けた精密検査の結果、肥満性細胞腫(悪性)が断定されたので、獣医から詳しい説明と今後のことについての相談があるとのことだった。なので早急にニコラス連れて来院して欲しいと。そのときボクはまだ作業中だったが、居ても立っても居られず作業を中断。直ぐ帰宅してニコラスと動物病院へ向った。正直なところボクは全身から力が抜けそうだった。しかし、ここで自分が凹んでしまうわけにはいかなかった。辛いけど行かねばと自身を鼓舞。獣医の話によれば、最悪だと腫瘍がある部位の周辺を広範囲に渡って切除しなければならない状態。ただ、それでも一筋の光明があるとのことだった。もしも特定の遺伝子異常(c-kit)が病因ならば、最先端の治療法である分子標的薬投与による特効性が期待でき、切除手術せずに完治できる可能性が高いらしい。ただ、それ以外の病因だった場合は抗ガン剤投与で腫瘍を小さくし、リスクを極力減らした上(切除範囲を狭めるため)で切除手術するしかないらしい。何れにしても、今後遺伝子検査を受けての判断に。更に厄介な懸念もある。癌が内蔵やリンパ節に転移してるケース。これは血液検査、レントゲン、CT等での判断となる。最後に獣医から今後予想される高額な医療費についての詳細を説明受け、こちらの判断を委ねられた。ペット保険に加入してはいるものの、治療費の約半額しか支払われない契約なのでこちらも頭が痛い。しかし、ニコラスの命がかかってるとなれば何とかお金を工面するしかない。獣医には最善の処置をお願いした。そんな経緯があり、昨日は一旦ニコラスと帰宅。今日は再びニコラスを動物病院へ連れて行き暫く検査入院することになった。残された道がある限り、けして諦めてはいけない。そう自分自身を叱咤激励している。
Apr 15, 2016
昨日、ニコラスを動物病院へ連れて行った。 気になってた左足首の腫れを診断して貰いに。 嫌な予感はしてたが、肥満性細胞が癌化してる可能性があるとの主治医の初見。即時、検体を専門機関へ送り精密検査して貰うことになった。 振り返れば、ニコラスが我が家に来たのは8年前。 生後3ヶ月だった。 しかし、既にパルボウイルス(致死率が極めて高い)に感染、日に日に病状が悪化してた。 それでも、ニコラスもボクも諦めずにいた。 近所の動物病院ではお手上げだったので、 セカンドオピニオンを探して最後の望みを託した。 幸運にもその動物病院の獣医は良心的な方で、即時入院したニコラスにインターフェロン投与等、可能な限りの処置を施してくれた。 入院から1週間経ち、奇跡が訪れた。 瀕死状態だったニコラスが回復。 この獣医が神に思え、何度も頭を下げた。 すると獣医は「ニコラスの生命力だよ」と、 笑顔で応えてくれた。 あのときのことを鮮明に記憶している。 今回、精密検査の結果は1〜2週間後に出される。 きっと大丈夫! ニコラスとボクにとって、再びの試練も必ずや乗り越えられると信じているから。
Apr 10, 2016
満開だった目黒川の櫻が散り始めた日、 北島康介が事実上の現役引退を表明した。 彼が最初にオリンピックで金メダル獲得し、 「メチャ気持ちイイ」とプールサイドのインタビューに応えてたのが昨日のように思える。 花の命は短い。 そして、アスリートの寿命も…
Apr 9, 2016
櫻の開花から散り際までの様を眺めていると、 人生における心模様が、 一遍に凝縮されたかのように思える。 誕生から他界。 出会いから別れ。 そう思えるからこそ、 この木花に対し特別な思い入れがある。 はたしてボクは何分咲きなのか。
Apr 4, 2016
新年早々お気に入りのデビッド・ボウイが他界、そして先日は数十年来の仲間が逝ってしまった。そんな喪失感で枯れた心を少しでも潤わせようと、チューリップの切り花を生けてみた。 「生きてやる」パワーを取り戻すため、時には潤いも必要。
Feb 8, 2016
昨日午後、サザンオザワスターズこと小澤純一くんの家族葬が神奈川県内の斎場で行われました。様々な事情から、母上と限られたご親族、そして親交が厚かった極々一部の関係者だけが参列。ボクもその中に加わらせて貰いました。他界した彼を偲びながら参列されてた方々と暫し懇談した際、人生は何が起こるか分からないとしみじみ感じさせられました。それにしても、享年49歳とはあまりにも若すぎる。まだ高みを目指していた筈の彼にとって、嘸かし無念だったことでしょう。心より御冥福お祈り申し上げます。
Feb 8, 2016
かつて桑田佳祐のものまねで、日テレ「ものまねグランプリ」にも出演して好評だったサザンオザワスターズこと小澤純一くん。昨夜未明に突然他界しました。彼とボクは頻繁に会ってはなかったものの、数十年来の仲。歳の差こそあったものの子どもの頃は一緒に遊び、その後も事あるごとに会いました。それら記憶の断片が今、映画のタイトルバックみたいに蘇り目頭が熱くなっています。不謹慎ですが、自業自得で亡くなった実父の際よりショックが大きいです。何故なんだという悔しさ、寂しさ、そしてこんなことになる前に会っておけばよかったとの後悔も。持病抱えてたとはいえ、それが急死の死因とはとても考えられないのです。かと言って、先方のお身内が取り込んでる最中に詳細をお聞きすることができないのが辛いです。月並みですが、先ずは謹んでお悔やみ申し上げます。
Feb 5, 2016
同居犬ニコラスとヌクヌクしてます♪ 最高だワン U^ェ^U
Jan 11, 2016
あけましておめでとうございます♪ 今年もマイペースでブログUPしますので、宜しくお願い申し上げます。 元旦は母の誕生日なので、身内が実家に集まりお祝いしました。先の戦争体験者の母、高齢ですがお陰さまでとても元気です。本人曰「私はサンデー毎日」にも拘らず、毎日の散歩と自転車での買い物、他には合唱や体操のクラブ活動など程々に忙しくしてます。 皆で食事しながら他人の話を聞かず、自分のことを大声で 話し続ける母に困惑気味の身内共ですが、やはり高齢者は元気でいてくれるのが一番ですね。 最後に、自宅から撮った今年の初日の出を貼り、皆様方のご多幸を祈念させて頂きます。
Jan 3, 2016
理想的な心模様。 それはこんなベタ凪の水面。 そして、伸びやかな波紋。 そんな出会いがあったショート・トリップ。 木の葉みたいなシーカヤックに揺られながら。 けして好天ではなかった。 しかし、風がなく、波やウネリもない、 シーカヤッキングには絶好のコンディション。 躊躇する理由はない。 思い立つままに、葉山大浜からエントリー。 開放感。 時間やタスク、または、しがらみ。 そんなものに縛られ、自分自身を押し殺してるから求めるんだね。 浜辺で海を眺めてるだけでは満たされない。 自分自身の腕と腰を使い、 眠ってたエナジーを湧き起こして漕ぐのだ。 広がる世界へ向かって。 本当の安らぎは心地よい疲労から生まれる。 そのとき、大いなる自然に抱かれたなら、 至福を体感できるだろう。 形のあるものではない喜びを。 シーカヤックは自由だ。 陸から行きにくい場所でも上陸できる。 自然が作り出した造形にワクワクすれば、 そこは自分の秘密基地さ。 子どもだったの頃の新鮮な感覚。 それこそが、自分を導いてくれる筈。 懐かしき近未来へと。
Oct 12, 2015
シルバーウィークの休日が明けた日、東京は午後から雨が降り出した。その日の深夜のニュースで、川島なお美の訃報が初めて伝えられた。翌日は朝から雨。他界した彼女に関する続報がメディアやSNSから流れてくる。ボクはそれらをバックグラウンドに、1980年前後の東京を思い出していた。その後のバブル期を予感したかのような、当時の世俗をひとりの女子大生を通して描いた田中康夫の芥川賞受賞作「なんとなくクリスタル」。生活臭がなく、自由奔放に消費社会を駆け抜けようとする反面、都会をランニングしながら掻いた汗の実感を大切にする主人公。そんな主人公のイメージがデビューしたての川島なお美とオーバーラップする。高度成長期を終え消費社会を迎えた日本。そんな80年代初頭、新星の如く現れた青学の女子大生が川島なお美だった。クラスに居そうで居ないマドンナ的存在。憧れてもけして近づけないが、彼女から発せられる新鮮な力強さからは、泥臭い苦労など微塵も感じさせられなかった。明るく、可愛く、それでいて自分の夢をポジティブに具現化しようとしていた。欲望に忠実であったからこそ自然と滲み出てた汗。そんな初々しい姿勢が美しかった。好きなこと、目指すこと、それに向かい、がむしゃらに走る。それが苦しいとか、辛いなどとは思わない。若かりし頃、誰しも味わう事ができる筈の一瞬の輝き。しかし、それを全ての若者が体感できるわけではない。川島なお美は時代が求めていたマドンナ像をこの時代から既に演じていた。可愛らしい容姿とウィットに富んだ話術は天性のものがあった。それは彼女のファンでなくても、気持ちを明るくさせられ、ポジティブ思考に導かせるパワーを貰えた。時代はバブル期を迎えると、ジュリアナお立ち台に象徴されるように、過激な世俗が求められるようになった。それとともに、女子大生タレント・川島なお美の存在は薄くなる。既に彼女自身それを予感してたかの如く、本格的に女優転身を計ってたように思える。個人的にはそこまでの彼女が好きだった。90年代になると彼女はドラマ「失楽園」に代表されるように、主演を張れる女優として一時ブレイクする。しかし、そんな彼女に自分は魅力を感じなくなり、いつか遥か遠い存在となった。ボク自身、もうマドンナやヒロインを求めなくなったからだ。時代は更に進み、彼女もボクも全く別の世界で生きながら同じように歳を重ねてた。あの輝かしかった筈の80年前後など遠い記憶の彼方の存在となりつつも、同時代を生きたもの同士、第二の青春を謳歌する筈だった。そんな中の突然の訃報。それは同志が戦死したかのように錯覚させられる位ショックだった。遥か遠い存在の彼女なのに。雨の日には遠くが見える。それは痛みを伴う懐かしさでもある。最後に、川島なお美さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
Sep 26, 2015
好天に恵まれた今回の水上旅。 秋葉原・万世橋を出艇した小型オープン船は神田川を抜け、川幅の広い隅田川を下って行く。 永代橋と佃島が見えてくると、東京湾も近いこともあり、心地良い潮風を感じてくる。 すれ違う水上バスや水上バイクを眺めながら、江戸時代は米俵や木材などを運搬する木造船がこの川を往来してたのだろうと想像させられた。 隅田川から東京湾へ。 晴海と豊洲を遠望してると直ぐお台場沖へ。 レインボーブリッジを初めて海上から見上げると、圧倒的な存在感に胸が弾んだ。 今まで幾度もこの橋を渡っているが、こんな体感したことは無かったな。 浜離宮辺りから京浜運河へ。 ここから先の水路は今のところ定期航路がない。今回の水路ツアーは民間船会社の運航だが、国土交通省の職員も同乗しての社会実験モニタークルーズでもある。 羽田空港〜天王洲〜秋葉原の水路交通を模索するプロジェクトで、我々乗船客の反応が良ければ定期航路となる可能性も。主催者側は2020年東京五輪へ向け、外国人観光客の需要も見込んでいるのだろう。観光バスで東京を巡るだけでなく、水路から東京を体感するのも楽しい筈だ。 京浜運河に入った小型オープン船は天王洲船着場に接岸。ここで上陸して下船する者と小休憩して羽田空港まで再乗船する者に分かれる。 ボクは羽田空港まで。 天王洲を後にし、大森沖辺りまでくると、陽が傾いてきた。 逆光の中走り抜ける東京モノレールを見送っていたら、幼少期の記憶が蘇り感傷的になってしまった。 過去も、現在(いま)も、一瞬の流れの中。 長いようで短かった、2時間余りの今回の水上旅もいよいよクライマックスに。 京浜運河から海老取川を抜け多摩川河口へ。 そこで出迎えてくれてたかのような夕陽。 永遠の一瞬を記憶に深く刻み込む川面の光景。 岸辺や岸壁では釣り人たちがハゼやスズキを狙っている。そのおこぼれを狙っているのは川鵜たち。 羽田空港船着場で下船して水上旅を終える。 60年代高度成長期には汚染が酷かった東京水路。それが見事に再生され、東京湾とそこに流れ込む河川もキレイに蘇ったことを今回体感した。この新鮮な思いを日本人は勿論、外国人にも味わって頂きたい。 自然と人とは思いやりがあれば上手に共生できる。もし人が愚かな行動で自然を汚らわしても、人の叡智で再生させることは可能なのだ。 自然は食の豊かさだけでなく、心の豊かさをも人に与えてくれることをもっと学びたいものだ。 〈完〉
Sep 22, 2015
地上で生活していると殆ど気づかないが、江戸時代には水路交通が盛んだったと言われている東京。車や鉄道が交通網の中心となってからは、それは忘れ去られた感がある。日本が戦後復興するにあたり、もしヴェネチアのように、水路のあるオールドシティと高層ビル群がそびえるニューシティが完全に区分けされ再開発されてたら、嘸かし素敵な都市になっていただろう。そんな妄想を抱きながらのシルバーウィーク2日目、かつての江戸水路を小型オープン船で水上旅してみた。コースは秋葉原・万世橋船着場から羽田空港まで。水上旅の安全を祈願するため、先ず訪れた柳森神社。万世橋船着場近くの彼岸、神田須田町に鎮座する。室町時代、太田道灌公が江戸城の鬼門除として最初に祀られたとされている。正確には万治2年(1659年)の神田川掘割の際、佐久間町から現在地に移された。個人的には凄いパワーを感じたスポット。 万世橋から神田川を下ると、時代物小説によく登場するかつての花街・柳橋に差し掛かる。橋の脇に佇む木造の船屋・小松屋さんに船は近づき、そこで女衆が興じてた江戸小唄に耳を傾ける。ビルやマンションに囲まれた中でも、そこだけは江戸情緒がピンスポットで映し出される。これぞまさに現代のプチ船遊びかも。そして船は神田川から隅田川へと出る。ここからは東京スカイツリーの絶景が拝めた。〈つづく〉
Sep 21, 2015
六本木、赤坂、虎ノ門、神谷町、それら四方に囲まれた丘の上に佇む老舗高級ホテル、オークラ本館。けして華美な佇まいとは言えないのに、内外問わず多くのハイセンスなゲストたちに愛されて来た。その理由はメインロビーに入ればすぐに分かる。直感的に日常の憂さが緩み、非日常の魔力へと誘われるからだ。 非日常の魔力とは、オークラ本館のメインロビーとオーキッド・ルームの空間デザインを手がけた建築家・谷口吉郎氏の意匠力にある。彼が故郷の金沢で養ってきた日本の伝統文化を脇役に据え、現在(いま)を生きるゲストたちを主役に設定。デザインは強調させず、居心地の良い空間を生み出すための装置として控える。しかしながら、そこには目には見えない安らぎまでも与えられる究極の美が隠し味として効いているのだ。その「魔力の秘密」にボクが気づいたのは近年になってのこと。数十年前、社会人になったばかりの頃は居心地の良さしか分からなかった。 間もなくココの本館は閉館(2015年8月末)され、2019年に高層ホテルとしてリニューアルされる。新たな発見をさせてくれ去ろうとしている昭和モダニズムの「巨匠」に感謝の思いを託し訪れた盆休みだった。
Aug 16, 2015
子どもの頃思い描いてた秘密基地。それを探す冒険はワクワクする。あの頃の気持ちと地下水脈で繋がってるから。海辺の秘密基地に上陸する。目の前の渚はまるで水鏡。心の透明度も高まる。海辺の秘密基地の管理人・S氏と偶然遭遇。彼こそボクのサボりの師匠。生きる上での楽しい息抜きを伝授してくれる。彼はまた焚き火の達人でもあり、その味わい方はかなり拘り深い。焚き火する場所から始まり、燃やす木の香り、そして火加減の変化まで。焚き火は「時間」と言い切る達人。かつて、そんな贅沢な時間を過ごすためにキャンプする達人にお伴したことがあった。ボクが公私ともに荒れてた時期だった。そんな状況下で彼に誘って貰ったのだった。夕陽を浴びながら始まった海辺のキャンプ。ハッピー泡を頂きながら、火を起こしていく。会話も一瞬止まる点火する瞬間。それは聖なる瞬間に感じられた。火が安定してからは、ダッチオーブンでポトフを煮込む。待ってる間、互いに火を見ながら穏やかなテンションで四方山話。ゆっくり杯を重ねるワインと過ぎる時間。あの日、あのとき、嵐の中の航海で灯台の灯が見えたような思いがしたな。そんなことを思い出しながら、S氏と久々の再会を喜び合い握手した。そして、暫く会ってなかった間の出来事から、これからの事までお互い話した。そんな二人を空高くから鳶が眺めてた。サボりの師匠と再会した時間は僅か。それでも、今のボクにとっては充実したひと時だった。もうかつてのように崖っぷちに立たされてる状況ではない。ただ都会生活を送ってる上では、どうしても閉塞感は避けられない。一般的に言われるセルフコントロール、それはボクにとってシーカヤッキング・トリップなのだと再認識した。シーカヤックというツールを使い、移動しながら大自然から敬虔な思いにさせられ、出会う人からはリスペクトできることを教えられる、そんな旅が好きだ。遠くの旅もあれば、近くの旅もある。費やす時間やお金の大小は関係ない。大事なのは、自分自身をポジティブにさせてくれるかだ。
Jun 28, 2015
都会生活は刺激的な楽しさがある反面、様々なストレスから心にヘドロが溜まりやすい。時にそれが過剰に溜まると心身に支障を来す事も。そんな危険信号をキャッチした際、エスケープと言う名の旅に出るのは自己防衛本能からである。自分が壊れる前に旅へ出るのだ。梅雨の薄曇りの下、久々に三浦半島のレギュラーポイントからシーカヤックでエントリー。ブランクがあった分、リスタートさせるまで腰が重かった。頭の中ではエスケープしなければと分かっていても、気持ちをチャネリングさせ行動を起こすことは容易くない。しかし「たかが遊び、されど遊び」と自分自身を鼓舞させた。先ず辿り着いたのは小網代湾の最奧部。そこにあるのは今話題の小網代の森。ほぼ完全な状態で生態系が守られてるこのエリアは全国的にも珍しい。その影響からなのか、訪れる度にエナジーを頂けるボクのパワースポットでもある。そんな聖地を開発の魔の手から守ってこられたNPOや関係者の方々のご尽力に感謝。 〈つづく〉
Jun 27, 2015
先日話題になった、俳優・榎木孝明氏の不食。 医療的行為の絶食や修行的意味合いの強い断食とは一線を画し、苦痛を伴わずに爽快感を得れるという。 その話を聞いたとき、パッと思い浮かんだのは、自分には不食はできないが不Sならやってみたいということ。 不Sとはボクが勝手に名付けた造語。期間限定で全てのSNSから離脱する意。 特にSNSをやることに疲れたわけではなく、定期的にそうすることが面白そうだと単純に思っただけだった。 実際、ボクが関わってるSNSはTW、G+、LINEだが、その全てから一週間弱離れてみた。結果的には何の苦痛もなく脳内がスッキリ。そこで生まれた余裕で、色々なことを深く考えたりもできた。 しかし、これはSNSから完全に離脱することとは違うなとも思えた。 人は様々な距離感で繋がっている。時には身内が近そうで遠かったり、顔も知らない他人が遠そうで近かったりもする。そんな複雑さに苦しめられるのではなく、むしろ楽しんでしまいたい。そのためには自分の立ち位置を時々試験管に入れるようにして、自分自身で観察するのも悪くないなと。SNSだけでなく、リアル社会においても、自分自身のつまらない感情が鮮明に見え、やがてそれが消えて行くのがわかる。 不Sはボクにとって、きっと持ち物を定期的に整理整頓したり部屋を掃除するのと同じことなのだ。
Jun 20, 2015
複雑な問題を抱えてた家庭で生まれ育ったボクにとって、反抗期までの間、本の世界に心をトリップさせることが救いの一つでした。 幼少期に母が寝る前に読んでくれた童話から始まり、自分で読めるようになってからは、冒険モノの絵本が特に好きに。そんな作品の一冊がエドワード・アディゾーニの「チムとゆうかんなせんちょうさん」です。 この本とそれに纏わる自分との関係は長いことすっかり忘れてましたが、先日あるキッカケで知った彼の作品展を訪ね、記憶が蘇ったのと同時に新たな発見がありました。 当たり前ですが、過去を取り戻すことはできません。だからボクは幼少期から少年期の思い出を美化するつもりはないのです。しかし、暗かった幼い気持ちに一筋の光明を与えてくれた絵本に対しては、今日オトナとして生きてられることへの感謝をしています。様々な苦難や絶望に襲われた際、それを乗り越えられる希望と勇気をこれらの作品たちが育んでくれたのだと思えるからです。そんなことに、この歳になってやっと気づかされました。 子どもがえりするのではなく、傷を背負いながら今日を生きるオトナとしての自分を受け入れながらも素直に対象を見る心眼を養いたい。そんな新たな発見があり、ボクはこのオトナ本を買いました。これは1936年の初版(ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵の原画)の完全復刻版で、限定1000部のエディションナンバー入りです。これをただのコレクションとして眠らせておくつもりは毛頭なく、これから生きていく上で辛いことに凹んだとき、個人的なテキストとして引っ張り出そうと思ってます。
May 30, 2015
【PR】《oona ウーナ》 Precious Stone Accessory 2015 ☆展示即売会 2015年 4/15(水)〜21(火) 新宿 小田急百貨店2F サンドリーズ・アレー <スウィングスペース> 皆様のお越しをお待ち申し上げます #accessory #アクセサリー
Apr 15, 2015
先週末、水上温泉 松乃井さんへ高齢者の母と一泊旅行してきました。建物こそ古い作りですが、隅々まで良く手入れされているお宿です。また、従業員さんたちの笑顔と心配りにも母共々和めました。ボクが特に気に入ったのは源泉湯の露天風呂。日本庭園を望む回廊の奥に佇み、立派な梁の木製屋根が印象的。また、湯を頂きながら森林のマイナスイオンも浴びれ癒されます。湯の温度は若干温めで、夏でも長湯に最適かと。もしかしたら、外気の温度に合わせて調整してるのかも。露天風呂の次に気に入ったのは、リニューアルされたラウンジ。外観とミスマッチしたモダンなインテリアがボク好みでした。読書するのも良しですが、ボクはiPhone+ヘッドホンで音楽鑑賞。環境に恵まれ、癒し系やクラシックの音でうたた寝しちゃいました。一方、食事は夕朝共にバイキングスタイル。予想以上にバリエーション豊富でした。夕食ではローストビーフや握り寿司も。味も濃過ぎず悪くありません。特筆すべきは、食事処が広く時間指定で、待たされることなくストレス・フリーな点。高齢者や小さなお子さん連れの方にも最適かと。機会があればリピートしたいお宿でした。
Jun 23, 2014
梅雨時は心身の変調をきたしやすい。多忙であったり、抱えてる問題が重かったりすると尚更。昨日、移動中に氣を整えようと思いつき、明治神宮を訪れた。ココは個人的にもパワスポのひとつ。いきなり本殿へ参拝に向かうのではなく、先ずは花菖蒲が見頃を迎えた御苑に立寄る。気品に満ちた艶やかさが感じられる花菖蒲。その凛と咲き誇る姿から、心に色彩と潤いが蘇る。花菖蒲の池を見下ろせる場所に佇む隔雲亭(かくうんてい)。かつて明治天皇の御思召により皇后さまのために建てられた。その後、戦災により焼失し、昭和33年に再建され現在に至る。この建造物を眺めていると、母方の今は無き本家の佇まいを思い出す。幼少期に従兄弟たちと賭けずり回り、祖父に怒られた記憶が。清正井(きよまさいど)は明治神宮で最もパワーを感じる場所。それは月のパワーに近い。湧き出る水に生命の源泉を感じる。そして水面は己を映し出す水鏡。此処で対峙することは個人的なお清め。そして最後に本殿へ。願をかける分けではなく、無の境地でただ祈る。疲弊した心身を鼓舞させようとする自意識。それでまた疲弊する心身。その悪循環を整えるのが今必要な祈りだった。
Jun 11, 2014
あれから2ヶ月足らずが過ぎた。東京は今日にも梅雨入り宣言が出されそうな気配。あの旅の実感が忙殺の中で記憶に変ろうとしてた昨今、昨日ボクは誕生日を迎え、またひとつ歳を重ねた。心の洗濯を求め、幾度もこの地と海を旅してきた。その理由は過去の記事で書いているのでここでは省く。ただひとつ、新たに添えたい気持ちがある。社会に出る前、青年のままこの蒼空の下、戦死した伯父。そして今では彼の父親くらいの歳になった自分。一度もお会いできなかった彼がボクに、平和祈念公園の墓碑に刻まれた彼の名前を通し、非戦の誓いを後世へ受け継いで欲しいとの願いを託されている気がする。それは、非力なボクにとっては余りにも荷が重い。日常を生き延びていくだけでも精一杯なのに。それでもボクは呼ばれるようにここを訪れる。親族誰ひとり慰霊に訪れないにも関わらず。SNSを休眠してまでタスクに集中しなければならないときもある。自身のストイックさをスリーブ状態にし、ネゴシエーションのために強かな戦略を練る。それは死ぬための戦いではなく、生き抜くための戦いなのだ。そんな孤独とボク自身が背負い続けている宿命への苦悩。それを癒してくれるひとつが不思議にも伯父の魂。そんな伯父の魂がボクに囁きかけているように感じる。「想像してみなさい。お前がこの世に生まれてきた雨の日、初めて呼吸したことを」ボクに何ができるのかを問う旅はまだ続く。<完>
Jun 5, 2014
【お知らせ】友人の造形作家の木工彫刻展が下記の詳細で開催されますので、ご興味あれば足をお運び下さい。高城満丸 EXHIBITION『木の猫・木の犬』会期 : 2014.5.18(日)〜6.15(日)時間 : 月〜土 9:30 -19:00 日・祝 10:30 - 17:00(会期中無休)会場 : newton 額縁・額装専門店(東急東横線・都立大学駅近く)アクセス: http://newton-frames.com/access.html
May 17, 2014
ありのままの自然が残る場所には様々なパワーが存在する太古から人はそのパワーとコンタクトしながら生きて来た陽の出とともに目覚め、朝陽パワーを頂く陽のエナジーは氣を活性化し心身も発火そして自然の恵みを頂きに出かけていった様々な人工物と過多なる情報に翻弄されてがちな現代社会自分はその進化を謳歌してる反面、想像力とバランス感覚を見失っていないかそんな疑問が自身を疲弊させている迷い、喪失、嫉妬、嫌悪、敗北、そんな負のエナジーが心に蔓延したとき、自然の法則に従った旅にでるそれは個人的に「基本に還る体感』と捉えている太陽も月も拝めない悪天候のときでも、先人たちが「神話」を想像し語り継いだことを感じながら聖海を漕ぐ琉球の創世神アマミキヨが聖なる久高島へ渡る前に降臨したとされる、このやんばるの海を美ら海の原風景を感じる無名のビーチに上陸そこにはリゾートエリアのような撒かれた白砂でなく、ありのままの砂石と貝殻と珊瑚の破片が残されている個人的聖地の一つでもあるこのビーチで暫し昼寝すれば、太古の人たちと同じようになった気分で夢がみれる目の前の渚で見た珊瑚の記憶から夢でジュゴンに会いに行く
May 8, 2014
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