ハイネの森

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2012.05.16
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カテゴリ: 紀州街道
先日歩いた紀州街道


“堺は刃物の町”
それを実感できるエリアに入ってくる。

総務省の一般戦災ホームページ によると、堺市は一大軍需工業都市だったため空襲を受け、旧市域の62%が焦土と化したそうだ。

その中で戦災を免れたのが旧市北部地域で、紀州街道沿いにも古い建物がぽつぽつと見られるようになってくる。


堺

手前右は 「堺刀司」 という刃物製作所。

こちらの刃物は「ビストロSMAP」などの番組でも使われていて、「堺刀司」と銘がある包丁を見たことがある人は多いと思う。

家庭で使うのなら1万円くらいのもあるが、プロの使う刺身包丁は10万以上する。






大規模古墳造成に必要な鋤(すき)や鍬を作る鍛冶職人が住むことにより基礎ができ、16世紀半ばの鉄砲、タバコの伝来で、タバコの葉を刻む「タバコ包丁」が堺で初めて製造され、鍛冶技術が活かされた鉄砲製造へとつながる。



紀州街道から少し中に入った通りにある 山口家住宅 堺

主屋は大阪夏の陣で市街地全焼直後に建てたられた江戸時代初期の町家で、重要文化財に指定されている。

見学できるが、ここに来たのが閉館の16時を過ぎていてアウト
近いからいつでも来れるが、近いと意外に来ないのね~



阪堺電車綾ノ町駅からは、道幅の狭い通りになる。


法隆寺
(昨秋撮影)

法隆寺五重塔の九輪にささっている鎌を鋳造奉納した水野鍛錬所の前を通り、阪堺電車高須神社駅付近で今回の紀州街道歩きは終了。


そこから街道の2本西よりの道沿いにあるのが 鉄砲鍛冶屋敷 堺

江戸時代の鉄砲鍛冶屋敷の面影を残す唯一の建築物で、現在も住居として使われているので非公開。
去年の秋季堺文化財特別公開では1日だけ公開されたようだ。




薫主堂 堺
明治20年創業の線香の老舗。

“線香の発祥の地は堺” で、鉄砲伝来の少し後の16世紀末ごろ、朝鮮半島から線香の製造法が伝わり、海外からの原料の原木が集まりやすかった貿易港の堺で生産が広まった。
第二次世界大戦前は全国シェア60%だったそうだ。

現在の線香生産量日本一は淡路島の淡路市で、70%を占めている。



今回歩いた距離は2.5km。




紀州街道








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Last updated  2012.05.16 11:59:04 コメント(4) | コメントを書く


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