ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

麗江




麗江


6月11日

 今日も朝から雨だ。トーストとネスカフェ(9元)を飲んで、近くにあった、中国銀行に両替に行く(US$100→820.23元)。

china3


 麗江(リージャン)まで3時間位らしいので、午前中、この辺りを見学しようと思っていたが、雨が止まないので、あきらめて出発することにした。

 宿の隣の店でバスのチケット(35元)を買った。そこに9時30分にバスが来るようだ。

 9時40分に発車。このバスのドライバーはガンガン飛ばす。30分程走り、山のかなり高い所にさしかかった時、突然、道の側溝に突っ込んでいるバスが現れた。その次の瞬間、辺りが真っ白になった。霧だ。それもかなり深い霧で、視界は10~20m位しかない。前に車が詰まってきたので、流石にこのバスもスピードを落としたが、スキあらば追い越しをするのだ。かなり怖い。

 しばらく走ると、今度は横転したバスがあった。それでもこのバスは追い越しを止めない。本気で身の危険を感じた。

 今まで色んなバスに乗ったし、ネパールでは横転したバスや、焼け落ちたバスも見たが、あまり怖いとは思わなかったが、今回は違う。霧で前が見えないのに、バンバン反対車線に出て、追い越しをかける。

 そう言えば、シンピンで会った観光客が以前、中国でバスでの移動中、事故に遭い大けがをしたので、バスには乗りたくないと言っていたのを思い出した。

 胃が痛む思いの中、午後1時50分、麗江バスターミナルに到着。心底、ほっとした。

 雨の中を歩き、古城地区に向かう。今日の宿は、香港で教えてもらった「興仁G.H.(ドミトリー、10元)」だ。ここには、白石さんという日本人が住んでいるらしい。

 雨が降っているので出かけられない。夕食(8元)のあと、雨が小降りになったので、白石さんが町を散歩がてら案内してくれた。入り組んだ、迷路の様な道。ネパールのカトマンズを思い出す。

 雨がきつくなってきたので、彼のなじみ?の宿、シャングリラ・インで一休み。ここにバスターミナルで客引きに来た、かわいい女の子が居た。僕を見て、「バス、バス」と言ったので思い出した。なかなか良さそうな宿だが、人が多すぎる。

 宿の戻り、「火爆」という酒(一瓶4元!)を飲んで寝た。



6月12日

 朝からシャワーと洗濯。ここのシャワーはソーラーシステムの給湯機なので、しばらく雨や曇り続きだったらしく、熱いお湯が出なかった。

 今は雨が止んでいるので、散歩に出かける。まず、バスターミナルへ行き、次の目的地、昆明までの時間と料金を調べてから、旧市街へ行った。

 しかし、すごい観光客の数だ。しかも、ほとんで中国人。今日は日本人を一組見ただけで、欧米人もあまり見かけなかった。白石さんの話では、「今、日本人は10~20人位かな?」と言っていた。

 日本に絵はがき(切手4元)を出し、朝ご飯を食べに行く。日本の塩ラーメンにそっくりな麺(7元)を食べる。かなり美味しかった。


china5


 お昼に土鍋で米とハム、ソーセージなどが入った炊き込みご飯(7元)を食べていると、雨が降り出しそうになってきたので、宿に戻った。

 部屋で「金井重の地球ほいほい見聞録」を読みながら昼寝。

 夕食後(この宿の食事のおかずは、ほとんど野菜だが美味しい)、カフェに雲南コーヒーを飲みに行ったが、コクもなく、あまり美味しくなかった。


6月13日


china6


 朝、宿のあばちゃんが起こしに来た。昨日、「明日の夕方の7時に出発する」と言ったのを、朝と勘違いしていたらしい。筆談で説明すると、間違いに気づいて、モジモジして出ていった。かわいいおばちゃんだ。

 カメラのバッテリーを充電しておく。約200枚撮れたが、まだいけそうだ。

 昼にお好み焼きの様な物(4元)を食べたが、かなり油っこく、あまり美味しくなかった。宿で夕食を食べ、清算(2泊、3食で35元、約450円)して出発。

 バスターミナルでチケット(119元)を買い、午後7時のバスに乗り込む。寝台バスは初めてだが、これは窮屈だ。二段ベッドが縦に3列、後ろまで並んでいて、一人分の長さが短い。まあ、寝ころんでいられるので、イスよりは楽だが。


昆明 へ進む   大理 に戻る





© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: