ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

クアラ・ルンプール




クアラ・ルンプール

8月18日

 朝8時に起き、宿を出る。途中、朝ごはんにロティを食べ、バス停に向かった。

 バス会社の人がいたので、空港行きのバスを確認すると「8時40分発なのでもうすぐ来るだろう」と言われたので待っていたが、時間を過ぎてもなかなか来ない。しばらくすると、さっきの人が来て、「何時の飛行機か?」と聞かれ「11時」と答えるとどこかに電話をし、「8時40分のバスは変更になって、10時40分にしか来ない」と言われた。そんなアホな!!それでは飛行機に間に合わない。

 近くに別のバス会社があったはずなのでそちらに行こうとしたら、さっきの人が来て、近道を案内してくれた。

 次のバス停では無事バスに乗れて、40分ほどで空港に着いた。

 飛行機は11時に出発。さすがマレーシア航空だ、国内線なのに立派な機内食が出てきた。ナシゴレン&ビーフ、パン、サラダ、ゼリー、水、コーヒーとオレンジジュース。なかなか美味しかった。

 1時間30分でクアラ・ルンプール国際空港に到着。空港から市バスに乗り、KTMニライ駅というところまで行き、そこから鉄道でクアラ・ルンプール市内まで行った。

 7年ぶりのK.L.は一段と大都会になっていた。



8月19日

 今日は、同じ宿に泊まっている日本人の女の子と観光に行くことにした。彼女はワーキングホリデーで1年間、オーストラリアに住んでいて、その帰りに東南アジアを回っているそうだ。

 まず、イスラム教美術館に行く。すごく綺麗な美術館で、アラビア語の書物や刀、壷など多くの展示品があったが、面白かったのは世界中のモスクなどのイスラム建築の模型だった。

 イランのイマーム・モスクやインドのタージ・マハル、イスラエルの岩のモスク、メッカやメディナの巨大なモスク、サマルカンドのマドラサなど、数多くの模型があり、どれもすごく細かく作られているし、小さい人形がイスに座っていたりして、見ていて楽しかった。でも、残念ながら写真は撮れなかった。

 すぐ近くの国立モスクを見学した後、クアラ・ルンプール駅の裏手を歩いていたら、欧米人の観光客が「写真を撮って」と言ってきたので、気軽にカメラを受け取り、撮ろうとしていたら、一人の男が近づいてきて、「ツーリスト・ポリスだ、パスポートを見せてください」と言ってきた。

 「ん?」と思ったが、素直にパスポートを見せる(勿論、手渡しはしない)。次に「お金を見せろ」と言ってきたので、ポケットに入っていた小銭(マレーシアのお金)を見せたら「US$を見せろ」と言ってきた。

 カメラの欧米人と僕に交互に言い、欧米人は素直に見せていたが、この時にニセ警官だと確信出来たので、「こっちで話をしよう」と言いながら、大きなビルの方へ歩き出したら、もう着いて来なかった。

 最初の欧米人もグルで、彼がニセ警官に素直に従うふりをすれば、我々、“カモ”もついお金を出してしまうかもしれない。東南アジアではつい、白人に気を許し勝ちになるので、気をつけなくてはいけない。


8月21日

 今日はペトロナス・ツインタワーの見学に行くことにした。ここの見学は人数制限があり、事前にチケットを入手しなければいけないらしい。

 地下鉄でKLCC駅まで行き、タワーの中のチケットカウンターに着いたのが午前9時、もう人だらけだった。

 列に並んで15分程したら僕の後、60~70人位のところで今日の分は終わりになった。毎日1万4000~5000人の見学者が来るらしい。

 1時間並んで、午後2時15分(に入れる)のチケットをもらった。あと4時間後という中途半端な時間なので、今日はKLCCの辺りを見ることにしよう。

 まず、スリアKLCCの中をゆっくり見る。ここはツインタワーの下、6フロアーを使った巨大なショッピングモールだ。伊勢丹や紀の国屋も入っている。

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 4Fにギャラリーがあったので、中に入ってゆっくり見て回る。

 お昼ごはんを食べて、午後2時にタワーに行くと、すぐに入れてくれた。まず小さなホールに案内され、ツインタワーを紹介する映画を見る。それからセキュリティ・チェックを受け、エレベーターでタワーとタワーをつなぐ橋の所まで上がった。さすがに見晴らしが良かった。

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 次は何を見せてくれるのだろうかと思っていたら、エレベーターで下に降り、終わってしまった。あっという間だったので、ちょっと拍子抜けだったが、まあ楽しかった。



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