ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

カンチャナブリ




カンチャナブリ


8月28日

 外の屋台でトーストとオレンジジュースを飲んで、バスを予約した旅行社に行く。

 10時30分にミニバスで出発。人も荷物もいっぱいだ。走っている途中、何かの衝撃で車のリアゲートが開き、後ろに満載だった荷物が何個か道路に落ちた。でも、幸い後ろの車に轢かれずに済んだので、それらを拾い、再び走り出す。

 約2時間半後の、午後12時50分にカンチャナブリのゲストハウス前に到着。良さそうな所なので、ここ「SUGAR CANE G..H.(コテージ風、ダブル、シャワー、トイレ、ファン、100B)」に泊まることにした。

 まずクウェー河(クワイ河)鉄橋を見に行く。宿から500m位だそうだが、暑いからか、遠く感じる。

 戦争当時のオリジナルは木造だったそうだが、今は鉄橋になっている。橋の両岸は土産物屋でいっぱいだ。

 この橋は歩いても渡ることが出来て、列車が来た時用に退避スペースがあった。

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8月29日

 朝5時半に起き、クワイ川駅に向かい、終点のナムトクまでの切符(16B)を買って、列車に乗りこむ。

 すぐにクワイ河鉄橋を渡り、少し走った所にある「チョンカイの切り通し」と呼ばれる場所に来た。ここは高さ30m程の岩山の間に線路が通っており、列車は両側の切り立った岩盤をすり抜けて進む。

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 ナムトクの手前、約10Kmのところにある「アルヒル桟道橋」は工事の際、かなりの難所だったらしく、岩壁にへばりつく様に300m程、桟道橋が続く。下は茶色いクワイ河が流れている。

 約2時間でナムトクに着いた。そこからソンテウでバス停のあるカオパンまで行き、バスに乗り換え、「ヘルファイア・パス」に向かった。

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 バスを降り、小雨が降る中、歩いて博物館まで行き、横の階段を下りしばらく行くと、岩山を切り通したところに出た。この辺りが「ヘルファイア・パス」と呼ばれるところのようだ。ここは泰緬鉄道での最大の難所だったらしく、かなりの数の犠牲者を出したらしい。ヘルファイアとは突貫工事のかがり火を地獄の送り火に見立てたものだそうだ。

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 両側は垂直の岩の壁で、道幅は3m程。数メートルだけの線路と枕木が残されていた。


8月30日

 朝、駅の近くの食堂でひき肉炒めご飯を食べてから、10時50分の列車に乗る。さすがにこの時間は観光客が多いが、意外に良い席に座れた。

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 今日は、昨日行けなかったプラサート・ムアンシン歴史公園に行くのだが、また車窓からの景色が楽しめた。

 1時間ほどでターキレンに着き、そこから歩いて歴史公園に向かった。20分ほどで着き、入場料を払い中に入った。

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 ここの仏教寺院は13世紀頃に建てられたものらしいが、残っている遺跡自体の数は少なく、ゆっくり見て回ることが出来た。


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