ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

ニュー・デリー




ニューデリー


10月11日

 朝6時半に宿を出て、バスターミナルに行き、デリー行きのチケット(Rs126)を買い、バスに乗る。

 本当はアグラーに行き、夜のタージ・マハルも見たかったのだが、急に面倒になって、デリーに行くことにした。

 お昼の12時半、デリーに到着。バスターミナルから鉄道でニューデリー駅まで行き、駅前のメインバザールで宿を探す。

 目星を付けていた宿が二軒とも満室だったので、ちょっと怪しそうだが、「Hotel Payal (シングル、Rs180、ホットシャワー、トイレ)にチェック・イン。この宿に荷物を送ってもらうことになるのだが、大丈夫だろうか?

 駅のインフォメーションで地図を貰い、日本大使館などの行き方を聞き、まず、日本大使館に向かう。

 ここ、ニューデリーではいくつかの用事を片付けなくてはならない。日本からの荷物(寝袋やダウンジャケット、次のガイドブックなど)を受け取る、パキスタン、ウズベキスタン、カザフスタンのビザを取るなど、結構面倒な仕事だ。

 日本大使館でパキスタンのビザを取るために必要なレターを作ってもらい、ついでに、カザフとウズベクの大使館の場所を聞く。ここの大使館の人は親切で、住所と地図のコピーをくれた。

 郵便事情を聞くと、「メインバザール周辺のホテルでは届く可能性は低い」と言われた。

 ネット屋で、今泊まっている宿の住所をメールで日本の家族に送った。荷物は無事届くだろうか・・・。



10月12日

 朝7時過ぎに起き、駅のほうに向かう。駅前でプリーとカレーで朝食を済ませ、駅の裏側のバスターミナルに行く。

 しかし、いくら待っても604番のバス(パキスタン大使館方面)のバスが来ない。30~40分待っても来ないので、別のバスターミナルがあるコンノートに行こうと、適当なバスに乗ったら、途中で曲がり、違う方向に行ってしまった。

 あわてて降りて、反対方向のバスに乗ったが、これもコンノートには行かず、途中で降りた。もう9時前だ、パキ大使館のビザの受付が始まってしまう。早く行かないと今日中に受付が出来ない。

 やっとコンノート行きのバスを見つけ乗り、どこまでターミナルに近づけるかと思っていたら、ちょうどコンノートの外周で620番(これもパキ大使館方面)のバスを見つけたので、すぐそれに乗り換えた。


 パキスタン大使館の前にはウジャウジャとインド人(パキ人?)がいる。ちょっとひるんだが、近くにいた警官に聞くと、別の窓口を教えてくれ、ちょっと離れた窓口に並ぶ。

 申請用紙を貰い、それに記入し、写真と昨日日本大使館で作ってもらったレターを添えて窓口に出したら、無事、受け付けてくれた。2日後の午後4時に取りに来るように言われた。

 しかし、あの人だらけの窓口は何だったんだ??

 その足で、ウズベキスタン大使館を探しに行く。結構遠くて、2~3Km歩いた。ここは、10時から12時が受付時間のようだ。

 かなり疲れた。これで今日の仕事は終わりだ。



10月13日

 今日はデリーを観光する。 

 まずラール・キラー(赤い城という意味)に向かう。すごく大きなお城だ。

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 入場券を買い、中に入ろうとしていると、インド人の女性が寄ってきて「私は学校の教師で、子供のために寄付を集めている」と言ってきたので、ポケットに入っていたコインを差し出すと、嫌な顔をして、100ルピー札を見せられた。寄付の金額を指定してくるとは・・・。

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 次はジャマー・マスジットに行く。門前のマーケットを通り抜け、モスクに着いた。布を借り、腰に巻く(半ズボンなので)。中は思ったほど広くは無かったが、ミナレットに登ることが出来た。ミナレットとはモスクにある塔のことで、ここからアザーン(一日五回のお祈りの呼びかけ)が流れる。

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 塔の中の暗い階段を登ったら、急に景色が広がった。なかなかの眺めだ。

 最後はラージ・ガートに行った。ここはマハトマ・ガンジーさんが火葬された場所らしい。周りは公園で、綺麗に整備されていた。

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10月14日

 夕方、パキスタン大使館に行く。

 今日の4時に来いと言われていたが、まだ窓口が閉まっている。4時30分にやっと窓口が開いた。後はすぐにビザにシールの貼られたパスポートを返してくれた。


10月15日

 今日はウズベキスタンのビザを申請に行く。

 朝8時に宿を出て、マクドナルドで朝ごはんを食べて、バスに乗って大使館に向かう。

 10時前に着き、少し待つ。受付で申請用紙を貰い、書き込む。また少し待って、中に入れてもらった。

 小部屋に女性の係員が居て、すこし質問をされ、用紙を受け付けてくれた。次は一週間後に来るように言われた。

 その足でカザフスタン大使館を捜しに行く。先日、日本大使館で貰った地図のコピーを頼りに、バスを乗り継ぎバサント・ビハールという所に向かった。

 バスを降り、地図を見ながら探すが、見つからない。歩いている人に聞いても誰も知らないようだ。

 コロンビア大使館があったので、そこの人に聞くと、詳しく教えてくれた。流石に大使館の人は、よその大使館のことも良く知っている。

 教えられた通りに歩く。かなり歩いて、やっとカザフ大使館が出てきた。どうも、地図に載っていた所から引越しをしていたようだ。

 入り口でビザの受付を聞くと、月水金の9~12時らしい。今日は金曜日だが、もう12時だ。また来週、来なくてはならない。

 宿に戻ると、無事、日本からの荷物が届いていた。あ~、良かった。


10月16日

 体調不良の為、休養。


10月17日

 体調不良の為、休養。


10月18日

 少し回復してきたが、カザフ大使館には行けなかった。


10月19日

 昨日までの3日間、体調を崩して寝込んでいたが、だいぶ良くなったので観光に出る。 

駅のバスターミナルからロータス・テンプルに向かう。

 1時間くらい走り、降りた所から教えられた方向に歩くがよく判らない。すると、デリー駅から一緒のバスに乗っていた、自称“ロータス・テンプルの職員”という怪しいおっさんが道案内してくれた。

 3Kmほど歩いて、やっと着いた。広い敷地内には、インド人観光客でいっぱいだった。

 ここロータス・テンプルは正式名称をバハーイー・ハウス・オブ・ワーシップという、バハーイー教の寺院で、イラン起源のイスラム教系の新宗教らしい。

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 中を見学中も、さっきのおっさんはずっとついて来て、帰ろうとバス停に向かっている時、「ガイドをしたからRs50くれ」と言ってきた。

 も~、インド人はすぐこれやから・・・。


10月20日

 朝7時に起き、カザフ大使館に向かう。駅前からバスで約1時間。9時前に着いたのでしばらく待つ。  

 9時に受付で申請用紙を貰い、記入してまた少し待つ。9時半頃、中に入って係員と面接して申請。

 その後、別室でビザ代$25を支払い、待っていると、白紙の紙を渡された。なにかなと面っていると、さっきの申請用紙とは別に、英文で「ビザを申請したい」旨を書くように言われた。

 これは困った。ちゃんとした英文なんか書けないし、スペルもうろ覚えだ。どうしようかと困っていたら、隣に居た外人(彼もビザの申請に来ていた)が困っている僕を見て、親切に自分の書いた内容を見せてくれたので、それを写させてもらった。本当に助かった。

 またしばらく待たされ、12時すぎにパスポートを返してくれた。それにはビザのシール貼ってあった。なんと、即日発給だ。よかった。

 外に出たら、屋台の散髪屋があった。結構髪の毛が伸びてきているので切っていこう。

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 もちろん、言葉は通じないので何も注文しなかったら、インド人みたいな髪型になってしまった・・・。

 コンノート・プレイスまで戻り、写真のデータを焼いたCDと、いらなくなった荷物を日本に送った。



10月21日

 もう一枚フトCDを焼き、ビーサン(Rs25)とフリース(Rs90)を買った。


10月22日

 朝8時に起き、ウズベキスタン大使館に向かう。今日はインドの休日だが、大使館は開いているのだろうか?

 10時過ぎに着くと、もう何人かの人が前に並んでいた。良かった、開いているようだ。

 メモに名前とパスポートナンバーを書いて、受付に渡して待っていると、中に入れてくれた。

 前回と同じ係員が対応してくれ、パスポートとビザ代、$15を払うと、今日の午後5時にパスポートを取りに来るように言われた。これでビザが揃う。

 ニューデリー駅に戻り、予約窓口でアムリトサル行きのチケット(Rs133)を予約する。予約に2時間かかった。

 夕方5時にウズベク大使館に行き、無事、ビザのあるパスポートを返してもらった。

 明日はやっと出発だ。宿に戻り、荷造りをする。


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