ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

イスラエル エルサレム




イスラエル エルサレム   1NIS(イスラエル・シェケル)=約24.2円


3月16日

 朝6時に起き、宿を出る。タクシーでバスターミナルまで行き、キング・フセイン橋行き(国境)に乗る。

 1時間ほどで着き、出国手続きをする。そこからジェットバス(国境バス)でイスラエル側の国境(アレンビー橋)まで約10分。

 入り口で手荷物を預け、セキュリティ・チェックを受けたら、ブザーが鳴った。ポケットの物やベルトなども全部外しても鳴る。そのまま別室へ連れて行かれ、ボディ・チェックを受け、靴の中も調べられた。もちろん、怪しいものなど持っていないので、やっと通してもらえた。

 次はイミグレだ。かなり色々質問をされた挙句、1時間半ほど、ほったらかしにされる。これがうわさに聞く、イスラエルの「放置プレイ」だ。

 それから、もう一度サイフなどの小物を入念に調べられ、やっと入国完了。イスラエル側で3時間半もかかってしまった。噂通りの厳しさだった。

israel01

*ダマスカス門*


 セルビスでエルサレムのダマスカス門まで行き、今日の宿、「FAISAL YOUTH HOSTEL(ドミ、25NIS=約610円)」にチェックイン。

 旧市街を歩き、「最後の晩餐」の部屋がある教会や、ダビデ王の墓、シンドラーの墓などを見学した。

 エルサレムはテロさえ無ければ、観光地としてはかなりのレベルだと思う。


3月17日

 朝7時過ぎに起きて観光に出る。「神殿の丘」は朝7時半から10時までしか入れないらしい。

 旧市街のスーク(市場)を歩き、「嘆きの壁」に着いた。セキュリティ・チェックを受け、紙製のチビ帽を被って壁の方に歩いていく。ユダヤ教の人たちが壁に向かって嘆いている。

 次は、「嘆きの壁」の向こう側(裏側??)にある、「神殿の丘」に向かうと、またもセキュリティ・チェックがある。かなり厳重だ。

israel02

*岩のモスク*


 中にある「岩のモスク」はすごかった。青空をバックにした、金色のドームと青いタイルが息を呑むほど美しかった。

 広場を歩いていると、モスクの近くの階段のところにカバンがポツンと置かれている。ビックリして、急いで大きな石の柱の後ろまで逃げて様子を見ていると、近くに居た団体さんの一人が置き忘れていたようで、取りに戻ってきた。まったく、人騒がせな・・・。ポリス達もピリピリしていた。

 次は、オリーブ山の方に行き、「マリアの墓の教会」や「主の泣かれた教会」、「主の祈りの教会」などを見学。本当に見所の多い街だ。

 昼からベツレヘムに向かう。ベツレヘムはエルサレムの南、10Kmほどにある、イエス・キリストが生まれたと云われている町だ。

israel03

*ミルク・グロット*


 「聖誕教会」や「聖マリア教会」、「ミルク・グロット」などを見学。ミルク・グロットはやたら人形がたくさんあり、テーマパークのような、かわいい教会だった。


3月18日

 今日は、イエス・キリストが最後に歩いた道、「ヴィア・ドロローサ」を歩くことにした。

 まず、出発地点の「第一留」からスタートする。「第一留」は、イエスが死刑判決を受けたところで、「第二」は十字架を背負わされ、鞭で打たれた場所、というふうに、14箇所あるらしい。

israel04

*イエスが十字架を背負って登った道(らしい)*


「第二」、「第三」と順番に見学。「第八」と「第九」が少し判りにくかったが、無事見つけられて、ゴルゴダの丘にある、「聖墳墓教会」にたどり着いた。

 この教会の中に「第十」から最後の「第十四」までがある。「第十四留」はイエスが墓に収められたところらしい。

israel05

*聖墳墓教会の中*


 イエスの棺があるところまで見学ができ、多くのキリスト教徒が涙を流してお祈りをしていた。

 この道は全長1Kmほどだが、見学しながら歩くと3時間くらいかかってしまった。聖墳墓教会だけでも1時間は必要だった。

 エルサレムは見所満載で、見ごたえも十分だ。テロや犯罪の心配が無ければ、観光地として素晴らしい街だろう・・・。


3月19日

 朝6時に起き、コーヒーを飲んでから出発。バス乗り場に行ったがバスが居ない。近くに居た人に聞くと、そのままセルビス乗り場に案内されてしまった。

 今日は土曜日なので、国境が午前中しか開いていないらしいので、「まぁ、ええか」と思ってセルビス(タクシー)に乗って国境に向かった。

 30分くらいで到着。せっかく早起きして出てきたが、まだ国境が開いていなくて、その庫で30分待つ。

 8時すぎに手続きが始まり、あっという間に出国手続きが完了してしまった。あの入国の時の厳しさがウソのようだ。

 次のヨルダン側に行く国境バスもまだ走っておらず、また1時間待つ。

 9時のバスでヨルダン側に行き、入国。そこからセルビスでクリフホテル(イスラエルに行く前に泊まっていた宿)に帰り、チェックイン。あー、疲れた。

 宿でくつろいでいたら、明日からイスラエルに行く旅行者が居たので、残ったイスラエルのお金を両替した。

 明日はペトラに行くので、ペトラでロケを行った「インディ・ジョーンズ」をDVDで見て予習でもしよう。



ペトラ へ進む  アンマン に戻る




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: