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ユーラシア大陸を旅する
移動・ヨルダン~トルコ
ヨルダン3 ペトラ2
5月11日
朝6時20分、ヌエバに到着。ここからヨルダンのアカバに行く船が出ている。
フェリーのチケット売り場が開くのを待って、午後1時発のスローボートのチケット(US$41)を買う。南下してきた時には出発が6時間ほど遅れたが、本当に1時に出るのだろうか・・・?
朝食にコシャリを食べ、シャーイ(お茶)とシーシャ(水パイプ)5ポンド。まだエジプトのお金が43ポンド(約800円)残っている。
ターミナルに行き、出国手続きを済ませ、バスで港に行くと、なんと昼前なのにフェリーが来てしまった!!もしかすると定刻通りに出航するかもしれない。
しかし、やっぱり遅れて、午後2時半に出航。夕方6時半にヨルダンのアカバに着いた。
船を降り、イミグレでパスポートを受け取り外に出る。バスを探すが、見つからない。今回は3人なのでタクシーで街のバスターミナルまで行く。そこでペトラかマアーン行きのバスがなかったら、この街で一泊しようと思っていたが、ちょうどマアーン生きのバスがあり、それに乗り込んだ。
1時間40分ほどでマアーンに到着。タクシーに乗り換え、ワディムーサまで行き、先回と同じ宿、VALENTINE INN(ドミ、2JD)にチェックイン。
朝、コシャリを食べたきりなので、お腹がペコペコだ。もう夜の10時半だ。急いで食べ物を探しに行き、ファラフェル(アラブのサンドイッチ)を買って帰る。
5月12日
タカシ君がペトラ観光に行っている間、本を読んだり昼寝をしたりして時間を潰す。
タカシ君もトルコから南下してきたのだが、ペトラはまだ見ていなかったらしい。だから、是非ペトラ遺跡を見るようにと、ここに来たのだ。
夜7時半から夕食が始まった。ここの夕食はうまい。種類も多く、食べ放題ですごくうれしい。
(3月20日の日記参照)
食後もすることがなく、早々に寝る。
アンマン3
5月13日
11時頃、チェックアウト。バスターミナルに行くと、丁度アンマン行きのバスがあったのでそれに乗り込む。
3時にアンマンに到着。セルビス(タクシー)でダウンタウンまで行き、ファラホテルにチェックイン。お腹が減っていたので、急いで食堂に向かう。
イラクめし屋(イラク人が働いているからそう呼ばれている)でナスの煮込みとご飯(約90円)を食べる。ここの料理は美味しい。
明日はシリアだ。早く寝よう。
シリア3 ダマスカス3
5月14日
朝9時に宿を出る。タクシーでアブダリ(長距離タクシーのターミナル)に向かう。そこでシリアのダマスカス行きのセルビス(乗り合いタクシー)に乗り換える。
残ったヨルダンのお金で水(1.5l、45円)とサンドイッチを買い、セルビス代(950円)を払い、後は出国税(5JD=750円)だけ残った。
10時に出発。11時前に国境に着き、無事出国。次は問題のシリア入国だ。僕とカリンちゃんはビザがあるので大丈夫だが(今は3人)、ビザの無いタカシ君は入れるかどうか判らない。
イミグレでやっぱりタカシ君が「アンマンに戻ってビザを取って来い」と言われている・・・。
そこへ、セルビスに同乗していた親切なヨルダン人のおっちゃんが来て、イミグレの職員に色々説明をしてくれ、その職員がアンマンにFAXを送ってくれることになった。
ただ、どれくらい時間がかかるかわからないし、ビザが取れるのかも判らないらしい。
仕方がないのでタカシ君を残してダマスカスに向かうことにした。もし、彼が今日入国出来なくても、そのうち会えるだろう。
午後1時にダマスカスに到着。さっきの親切なヨルダン人のおっちゃんが、タクシーで僕たちの泊まるホテルの近くまで連れて行ってくれた。
今日の宿「AL-HALAMAIN HOTEL(ドミ、250SP=約500円)」にチェックイン。しかし、予約が入っていて、今晩しか泊まれないと言われた。
*ホテルの中庭*
フロントに「もう一人日本人が来ると思う」と言い、部屋でゆっくりしていたら、タカシ君が入ってきた。早すぎてビックリした。
国境で20~30分待っていたらビザを出してくれたそうだ。それからすぐにダマスカスに向かったらしい。
街に出て食事をしながらトルコのイスタンブールまでのルートを話し合う。が、意見が合わない。
ここからイスタンまでの直行バスがUS$30であるが、タカシは途中、休憩がしたいと言う。チャイハネ(喫茶店)に行き、話しを続け、結果、途中の一ヶ所で泊まることになった。
どこに寄り道するかはまだ決まっていない。
5月15日
午前中、宿をすぐ近くの「AL-RABE(ドミ、250SP)」の引越し。ハンバーガーとバナナミルクで食事を済ませ、旧市街を散歩。
宿に戻って昼寝。
夜、ビールとシュワルマ(アラブのサンドイッチ)とポテチを買って、宿に戻って食べる。平凡な一日だ。
なかなか、トルコでの寄り道先が決まらない。
アレッポ~アンタクヤ(トルコ)
5月16日
朝9時に宿をチェックアウト。タクシーでハラスタ・バスターミナルへ行き、アンタクヤ(トルコ))行きを探したが、夜10時発だったので諦め、アレッポ(シリア)行きを探す。
朝10時発で150SP(約300円)だったので、そのバスに乗り込む。なぜか、3人で400SPにしてくれた。
かなり立派なバスで、途中、ドライブインでコーヒーにサービスもあった。
午後2時にアレッポに着き、トルコ方面に行くバスターミナルを探す。バスターミナルを見つけたが、トルコに行く今日のバスは無く、ちょっと高いがセルビス(乗り合いタクシー)でアンタクヤ(トルコ)に向かうことにした。
と、言うのも、シリアは日数の短いトランジット・ビザに為、今日中にシリアを出国しなくてはならないのだ。
午後3時に出発。1時間弱でシリアを抜けたが、トルコ側が混んでいて、アンタクヤに着いたのが夕方6時だった。
すぐにバス会社のオフィスに行き、各方面に行くバスに発車時間と料金を調べると、カイセリ行き(20YTL=1530円)に比べ、イスタンブール行き(30YTL=約2290円))が安く、また意見が分かれ、行き先を決めなおすことになった。よく揉めるグループだ・・・。
色々な行き先を話し合い、結局カイセリに行くことになり、切符を買うと、発車まで時間が無く、急いでバスに飛び乗った。午後8時30分発車。
トルコ3 カイセリ
5月17日
午前4時、カイセリに到着。オトガル(バスターミナル)で明るくなるのを待っていると、近くにいたトルコ人の女性が話しかけてきてくれ、「街の中心に行きたい」と言うと、「もう少ししたら、私たちもそっちに行くから一緒に行く?」と言ってくれた。
すぐに「Yes」と言って、外にあった街の地図を見ていたら、バスが来たので、彼女たちと一緒にそのバスに乗り込んだ。
すぐに街中に着いたが、まだ朝の6時前だ。多分、ホテルもまだ開いていないだろう。
どうしようかと思っていると、「家で朝食を食べていかないか?」と言ってくれた。少し迷ったが、良さそうな人達なので、おじゃますることにした。
最初に声をかけてきた女性は、カイセリで大学に通うトゥバさんで、その友達の男性と妹の三人連れだ。
トゥバさんのマンションに行き、朝食をご馳走になる。妹のセラムさんは英語の先生なので、英語が上手すぎて僕には聞き取れない。タカシ君(英語ペラペラ)がいてくれて良かった。
日本のポストガードや折り紙などをプレゼントし、お礼を言ってマンションを出た。本当に良い人達に出会えて、カイセリに来て良かった。
もうツーリスト・インフォメーションは開いていたので、地図を貰い、宿を紹介してもらい、今日の宿「HUNAT HOTEL(トリプル、7TL=約540円)」にチェックイン。
シャワーを浴びて一休みしていたが、トルコのお金が少なくなってきたので両替に行く。
両替レートの良いAK BANK(銀行)を探していたら、カイセリの大学で日本語を勉強しているという女性が声をかけてきてくれ、AK BANKまで案内してくれた。
これがインドや東南アジアなら、ほぼ胡散臭いヤツだが、トルコは親切な人が多く、僕はそういった悪いヤツ(?)には会わなかった。
5月18日
昼前に宿をチェックアウト。宿に荷物を預け、街に出る。ウル。ジャミィなどのモスクを見学する。昼間は結構暑い。
タカシ君がシーシャ(水パイプ、トルコではナギーラというらしい)を吸いたいと言うので探すが、ぜんぜん見つからない。歩き回って、人に聞いたりしてやっと見つけた。こちらではあんまり吸われていないのかもしれない。
夕方、宿に荷物を取りに戻ると、オーナー親子がチャイをご馳走してくれた。そして、バス停まで連れていってくれ、オトガル(バスターミナル)までのバス代まで出してくれた。たった一泊しただけなのに、なんでこんなに親切なんだろうって思うほど親切な人達だった。
イスタンブール行きのバスが19時30分発(20YTL=約1500円)であったのでそのチケットを買う。
8時前にバスが来たがないやら揉めている。どうも僕たち3人分の座席がない様なのだ。どうなるかと思っていたら。10分程待たされてどうにか乗ることが出来た。夜、8時10分発車。
イスタンブール
5月19日
朝8時30分、イスタンブールのトプカプ・ガラジ(ヨーロッパ側のバスターミナル)に到着。メトロとトラムを乗り継いで旧市街に向かう。
前回、2週間くらい滞在していた「ツリー・オブ・ライフ」という宿に行ったが、今日は満員で泊まれなかったので、すぐ近くの「PARIS HOTEL(ドミ、12.5YTL、ホットシャワー、トイレ)」にチェックイン。
すこしツリーに遊びに行ってから、シャワーと洗濯をする。昼寝をして、夕方、ロカンタ(大衆食堂)に行き食事を済ます。
結局、カイロから10日間、約US$160でここまで戻ってこられた。
5月20日
朝10時に宿の食堂で朝食。しかし、時間が遅かったのでサラダがもうほとんど無く、残っていたのはパンとゆで卵だけだった・・・。
昼からバス会社に行き、ソフィア(ブルガリア)行きのバスを探し、明日の夜の便のチケット(35YTL=約2700円)を買った。
今履いている靴がくたびれてきたので、グラン・バザールに靴を探しに行く。この辺りは異常に靴屋が多い。でも、造りが安っぽく、ちゃちな靴ばかりだったので、諦める。
*アダナ・ケバブ*
夕方、近くのロカンタでアダナ・ケバブを食べる。ピリ辛で美味しかった。
5月21日
朝10時に宿をチェック・アウト。しかし、雨が降っているので外に出られない。
宿のロビーで時間を潰していたが、お腹が減ってきたのでサバサンド(1.5YTL=約115円)を買いに行き、ついでに残っているトルコリラをブルガリアの通貨、レブに両替。
夕方5時過ぎにバスのオフィスに行き、荷物を預け、最後のトルコ料理を食べに行く。
イスタンブールに滞在中に何度も行った「バルカン」という安食堂に行き、ムサカ(なすとひき肉の煮込み料理)とライス、パン(3YTL=約230円)を食べる。
6時15分、セルビスに乗りバスターミナルへ。7時20分発車。が、すぐにそのバスから降ろされて、また別のバスに乗り換える。
8時30分にやっと本当に出発。3時間で国境に着き出国と入国。
国境を午前1時に出発。
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