ユーラシア大陸を旅する

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ドイツ1 フュッセン




ドイツ フュッセン


7月3日

 朝7時半に朝食を摂り、宿を出る。鉄道駅まで行き、8時35分発の列車に乗り込む。途中、一回乗りかえして11時にロイテ着。

 ここでバスに乗り換える。駅前はがらんとしていて、何もないところだ。

 駅前のバス停で1時間待って、来たバスに乗ろうとしたら、バスのドライバーに「日曜日は、フュッセン行きはないよ」と言われ、愕然とする。

 彼にどうしたらフュッセンに行けるかを聞いたら、「鉄道で別に駅に行き、そこからバスに乗る」と言われたが、かなり遠回りにようだ。 

 男でも、やはり一人でヒッチハイクは危険なので、自分の中で禁じ手にしていたが、仕方がない、思い切って「ヒッチハイクはできるか?」と聞くと、あっさり「ノープロブレム」と言われた。

 と言うのも、バス停で座って待っている間、前を通る車がちらちらこちらを見るのだ。手を上げたら停まってくれそうな感じで。 

 バスのドライバーが「すぐそこの大通りを右方向だ」と教えてくれたので、大通りに出て、生まれて初めて例のポーズで手を出したら、なんと一台目の車がすぐに停まってくれた。

 FUSSENと書いた紙を見せると、ちょっと何か言って(ドイツ語)車に乗せてくれた。

 フュッセンの手前4Kmの分岐点の所で降ろしてくれた。親切な老夫婦にお礼を言い、次の車を捜すと、また一発で停まってくれ、フュッセンに市街まで連れて行ってくれた。

 他の国ではこう簡単には行かないだろうし、危険もあるだろう。ドイツ圏ならではだろうと思う。

 ここフュッセンはドイツの南部、オーストリアとの国境近くにあり、ディズニーの「眠れる森の美女の城」のモデルとして有名な「ノイシュバンシュタイン城」観光の拠点になる町だ。

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*フュッセン市街*


 まずインフォメーションで地図を貰い、ユースホステルに向かったが、ロックアウトの時間で(ユースホステルは昼の一定時間、部屋に入れないところがある)誰もいない。

 仕方がないので予約カードを書いて、勝手に荷物を置き、観光に行くことにした。

 バスで約5Km、ノイシュバンシュタイン城の麓に着いた。まず、バス停近くの切符売り場で午後3時20分(時間指定)に入場券を買う。

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 小高い山の上に建つ城に向かって山を30分ほど登る。指定時間までは外から見学。綺麗なお城だ。

 中は50人くらいのグループで、オーディオガイドを聞きながらの見学のようだ。ここのオーディオガイドは日本語も用意されていたので助かる。

 このお城は凄い。びっくりするくらいお金をかけていると思う。でも、思っていたより新しいようだ。まだ建てられてから150年ほどしか経っていないらしい。

 40分ほどで見学ツアー終了。外に出て、城がよく見えるというマリエン橋まで行き、写真を撮る。ここからだと凄くきれいに見られる。本当に綺麗なお城だ。

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*マリエン橋から見たノイシュバンシュタイン城*


 急いで山を降りると、丁度帰りのバスに間に合った(1時間に1本)。

 フュッセン駅まで戻り、中華のファストフード店があったので、野菜炒めとライス(4.3ユーロ)を食べて、宿に向かう。

 夏は混むと聞いていたので心配だったが、無事チェックイン出来た。「JH Fussen(ドミ、18.55ユーロ)」。

 今日はまだ、そんなに混んでいないようだ。


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