2007年03月28日
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カテゴリ: 日本の絵本
 今日は、ポカポカ陽気の暖かい一日です。

 桜のつぼみもちょっと、気をゆるした感じ…。

 こちらの小中学校の入学式は、4月5日。

 まだ、少しゆっくり出来そう…なんて思っていましたが、

 今週末は、小学生最後のアイスホッケーの大会です。

 母もこれまでどれほど楽しませもらえたでしょうか。


 プレー自体は、金管のコルネットほど思うようにはいかず、

 それが彼のこれからの人生で天狗にならずにすんだと思い、

 本当に良かったと思います。



 かわりに年下の友達が大勢選ばれたけれど、

 腐ることなくむしろ、4年生を引っ張って、その後の練習にも変わりなく参加し、

 精神的にますます強くなれました。


 そりゃあ、金管では県からたった1校しか選ばれなかったという「県代表」と

 「金管バンド部77名の祈りの詰まった学校代表」の看板を背負って、

 卒業を控え、ますます磨きのかかった音を出す6年生を差し置いて

 ヤマハの楽団やコンサートをしている音楽学部の大学生のセミプロ相手に

 コンサートホール満席の何百人もの前で拍手喝采の演奏(これは甘いかな?)を、

 たった5人の5年生のアンサンブルでやってのけたてきたのだから、

 並みの心臓じゃあない…。

 ほかの4人は家で、もう特訓してるのに、うちのチビはまったく練習しないし…。



 メロディーまかされて、良くも悪くもすべての責任は君にある…といわれて…。

 あたしなら、プレッシャーに完全に潰されている…。


 そんな私への一冊…かな?


    「もう よわむしじゃない」

   著者:西本鶏介/作  宮西達也/絵



 いっちゃんはぼくにとって、あこがれのおにいちゃんだ。

 もうあそんでもらえない…つよくなれっていわれたような気がするんだ。

 でもどうしたら、いっちゃんのように強くなれるんだろう…ぼくにはムリだ。

 砂場で、みよちゃんが、たいち達にいじめられていた。

 みよちゃんは泣きだした。

 そしたら、たいちが「きよしが泣かせた」とおれのせいにした。

 「ちがう…」といったけど、声にならない。

 ポケットに手を突っ込んだら、

 いっちゃんからもらった“ウルトラマン”の人形が手に触れた。

 (…いけっ!ずっとよわむしじゃだめ!…)

 ウルトラマンといっちゃんのこえがきこえた。

 ぼくはたいちにとびかかった。

 なにがなんだか、もうわけがわからなかった…。

 気がつくと、よしこ先生にだきあげらられていた。


 ぼくはこんどいっちゃんにあったら、 

 もういちど遊んでと言うつもりだったけれど、

 いわないことにきめた。

 ぼくもいっちゃんみたいに、強くてやさしい子になるんだ。

 もう、園にウルトラマンはもっていかない。





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最終更新日  2007年05月24日 13時04分04秒
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