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8/22に郵送で申し立てをして、第一回は9/28に行われました。私の場合、開催される家裁が遠方だったので、あらかじめ家裁から都合の良い日時の問い合わせが電話でありました。子供を実家の両親に預け、子供が眠ってから夜行バスで前日から関西へ向かい、当日飛行機でトンボ帰りという強行スケジュールでした。さて、スーツに身をつつみ、いざ家裁へ向かいます。持って行くものは「期日通知書」「認め印」だけでいいのですが、もちろん筆記用具や郵送した主張著面、資料、不動産関係の書類ほかすべて1冊のファイルにして持って行きました。まずは受付で名前を言うと、係の人が予定表をチェックして待合室へ案内してくれました。本には期日通知書の提出を求められたり、名前を記入したりということが書いてありましたが、そういう手続きは一切ありませんでした。おどろいたのは待合室は相部屋です。狭い部屋には私のほかに一人でイライラしている中年男性、弁護士さんと何やら話している若奥様がいました。プライバシーだだ漏れ状態でした。10時からときいていましたが、けっこう待たされます。さて、いざ名前を呼ばれ、小さな部屋に入ると、中には男性と女性の2名の調停員さんが座っておられました。結局このおふたりは名前を名乗らないので、私は仕方なくお二人を「先生」と呼ぶことにしました。最後の調停調書が完成するまで、名前を知りませんでした。まず聞かれたことは、私の生活の現状だったと記憶しています。それから子供のこと、次に相手の年収のこととか。離婚には合意をみているのでこの事件は楽勝と判断されたようです。しかし、そうはいかなかったのです。
2008.01.15
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さて、調停期日通知書が届き、照会書面(アンケート)も家裁へ郵送を済ませました。次にすることは何でしょう?調停は、原則1ケ月に1回しか開かれません。混み合っていればもっと間隔が空くこともあるようです。つまり、3回調停をすれば最低3ケ月、あなたは離婚できないことになります。でも1ケ月待って、実際の調停時間は30分から1時間。この少ない時間をどれだけ有効に使えるか?がとても大切になります。私はあらかじめこれまでの経緯や今後の方針、相手に対する思いなどを書面にまとめることにしました。家裁に問い合わせしたところ、郵送してくれれば受け付けるとのこと。(電話では「主張書面」と呼ばれていました。)郵送する際、期日通知書に書かれた事件番号(家(イ)第●●●号とかいうやつです)と、連絡先を書いたメモを同封すると係の人にすぐにわかるので良いと思います。私はまず、買った本を参考にして結婚から破綻までの経緯を時系列表にまとめることにしました。縦軸に結婚、妊娠・出産、子供0歳 1歳 3歳と書き、横軸に左から年月 問題点、自分の気持ち、相手の態度 とこれまでの想いをつせつと書きました。A4にして5~6枚くらいでしょうか。何度も何度も推敲して書き上げ、そして、別紙に相手に対する自分の要望をまとめました。それから私の場合、調停の申し立ての趣旨に養育費のことがありましたので、この主張書面とは別に添付資料として別居前に持ち出した3年分の相手の源泉徴収票のコピーと長年つけていた家計簿を参考に、1ケ月分でまとめた家計収支表も同封して郵送しました。しかしいざ調停になって、この資料で失敗することになってしまいます。続きはまた書きますね。
2008.01.15
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日本ではどんな争いごとやもめ事も、いきなり裁判(訴訟)を起こすことはできません。まずは調停(お話し合い)をして解決までの努力をしましょうという決まりがあります。(難しい言葉では「調停前置主義」と呼ぶそうです。)調停は、小さな非公開のお部屋で調停員さん(通常男女2人)とお話し合いをします。TVニュースで見るようないかめしい裁判風景ではありません。また調停では 被告・原告という呼び方をせず、相手方・申立人という呼び方をします。夫婦同室での話し合いが嫌なら、その旨お願いすれば、交代で呼び出して顔をあわさないように配慮してくれます。さて、無事に申し立てが受理され、期日通知書が届いた私。通知書には事件番号・事件名 平成19年(家イ)第○○○号夫婦関係調整調停申立事件といういかめしい名前がついています。次に家裁から、「申立書付票」というA3二つ折りの紙が同封されてきました。電話では家裁の方は「照会書面」と呼ばれていました。より具体的なことを事前にお伺いしましょうといういわば、アンケートです。家裁によって内容は違うかも知れませんが、私の場合はこんなかんじでした。↓1.この問題で前にどちらかが家庭裁判所に申し立てをしたことがありますか?2.相手方はあなたがこの申し立てをすることを知っていますか?3.今まであなたがたの間で話し合いがつかなかったのは? (選択式)4.相手方は裁判所の呼び出しに応じると思いますか?5.調停の話し合いはうまく進められると思いますか?6.あなたが今一番困っていることや心配していることは何ですか?7.今回の争いの原因はどのようなことですか?8.相手方が裁判所で暴力をふるうおそれがありますか?9.相手方はどんな人ですか?(人柄・長所・短所などについて)10.あなたの人柄・長所・短所などについて記入してください11.あなたは相手方と同居していますか、別居していますか? (別居の場合) 未成年の子供はいますか?どちらと同居していますか?12.裁判所からあなたへ電話連絡する場合に裁判署名をだしてもいいですか?13.当裁判所の調停期日は○・○曜日ですが、ご都合の良い曜日と時間帯を記入してください。14.この申し立て時から2ヶ月以内で都合の悪い日があれば記入してください。15.調停を進めるうえで裁判所に注意して欲しいことがあれば書いてください。記入年月日 およびあなたの氏名 印ざっとこんなかんじです。15.については、「調停での話し合いは別々に行ってください」と書きました。私の場合、元夫が暴力をふるうおそれは無かったのですが、彼は激高しやすい性格で、冷静に話し合いをすることができそうになかったので、そう書きました。調停申立書の(特に希望したいことがあったら書いてください)という欄もその旨を書きました。でも結局最後に調停が成立したときには、裁判官の前で書記官が読み上げる間、夫婦が同室する必要がありました。
2008.01.07
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話が少しそれました。調停の申立書の書き方に戻します。養育費は、申立書に記入欄があるので簡単に書けました。でも不動産のことはどうやって書けば???裁判所のHPの記入例じゃあ、まったくあてはまりません。そもそも、”離婚後の財産分与として、名義をすべて相手に譲渡する変わりに、私の債務責任を外して欲しい”という旨を申立書に書くことができるのか、申立てとして認められるのか?すごく悩みました。行政書士さんとは、協議離婚合意書の相談はできても、調停の関係の相談は「弁護士法」というもので制限されており、弁護士さんじゃないと答えられないんだそうです。調停申立書を有料で作成してくれる弁護士事務所もありましたが、行政書士さんにかなりの報酬を支払ってしまっていたので、もうあまりお金をかけたくありませんでした。そこで、1000円でメール相談できるところに相談したところ、シンプルに「不動産の財産分与と書いたらどうですか?」との回答。結局【申立ての趣旨】の空欄に「不動産の財産分与」と書くことにしました。具体的には以下のかんじです。緑文字部分が手書きしたところです。【申立ての趣旨】付随申し立て(1)親権(2)養育費 (6)不動産(マンション)の財産分与【申立ての実情】1.~の経緯で離婚に合意するに至りました。2.養育費の支払いで互いの意見があわないので、調停にて話し合いたいと思います。3.共有するマンションの所有権や残ローンの債務責任について取り決めをしておきたいと思います。【申立ての動機】14その他 養育費・不動産の財産分与できあがった申立書と収入印紙、切手と、こちらの連絡先(携帯電話の番号など)のメモをつけ、簡易書留で関西の相手方の住所管轄の家裁へ郵送しました。書類に不備があったり内容が受理されない場合もあるそうですが、無事約1週間後に受理され、私と相手に「調停期日通知書」が届きました。用紙のどこにもあてはまらない、わからない場合は、まずそのいいぶんが調停の話し合いとして認められるか確認したうえで、【申立ての趣旨】の(6)のところと、【申立ての動機】欄の”14その他”に用件を書き、その簡単な説明を【申立ての実情】に書けばいいと思います。申立て書の記入例はこちら↓夫婦関係調整(離婚)調停 申立書http://www.courts.go.jp/saiban/tetuzuki/syosiki/syosiki_01_23.html1000円でメール相談できるところは、こちらの本の事務所です↓ほかにも、いろいろ参考になると思います。マンガでわかる離婚 金森重樹/金森信二郎 著
2008.01.07
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夫婦で共有する不動産(家)を所有し、離婚する場合はちょっと大変かも知れません。私たちは結婚するときに分譲マンションを購入し共有の名義にしました。ローンは住宅金融公庫(当時)から2年前に地銀に借り換えをしています。当時の審査のとき、私は無職で収入0円の状態。しかしマンションは共有名義だったのでローンの借り主は元夫でも、私が連帯保証人となる必要がありました。行政書士さんに相談する前には漠然と、夫がマンションを売ったり、借金の担保にしないのであれば、別にそのまま私の名義は残してもいいし、私の持ち分相当の金額を元夫に支払ってもらって夫にすべて譲渡してもいいかな、という認識しかありませんでした。しかし、行政書士さんに相談してわかったのは、私がその住宅ローンの連帯保証人になっているということは、とても問題だということでした。つまり今このままの状態でもし、元夫が会社を辞め、行方不明になった場合、最悪の場合、残ローンの債務を私が負うことになるかも知れない..ということです。(ただ、私は「連帯債務者」では無いので、不動産登記簿上、名前は載っていないのですが。)行政書士さんによると、一番シンプルな解決方法は、不動産を売却してしまい、お金を分けることだそうです。ローン残額<売却額の場合はその方法が一番だと思います。しかし私たちのマンションの資産価値※は、購入時の1/4程度にまで下がっており、残ローン額も大きいので、売却は現実的ではありませんでした。どうやったら、私の連帯保証人を外してもらえるのか..そこでまず、融資してもらった銀行に相談しました。最初は、単独借り換えか、別の連帯保証人をたてるかという方向で進めていたのですが、単独借り換えにはまた色々面倒な手続きがありそうだし、若干でも借り換えで金利が上がれば文句言われそうだし、また別の連帯保証人をたてるなんて、相手の両親は多重債務者でその資格をもたないし、相手が納得しないかもしれない..私は困りました。相手に電話したところ、「ふざけるな、俺がこれから残ローンを支払っていくのだから、マンションは俺の物。お前の持ち分のお金を俺が支払うなんてナンセンス。連帯保証人なんて知るか」との答え。それで何度も何度も銀行へ電話して、事情を説明し、結局最後は、私の持ち分を全部相手に譲渡することを条件に、別の保証人をたてることも無く、外してもらえることになりました。幸いなことに、私の場合、離婚前も離婚後も元夫の収入100%でローンを支払うことに変わりはないというのが許可してもらえた大きな理由です。もちろん、元夫の収入から、養育費+住宅ローン+(あればそのほかの借金)を支払う能力があるかどうかは審査されます。実は信用保証会社からこの許可がでたのは、去年の暮れも押し迫ってのことです。仮審査の申し込み書類に相手がなかなかサインしてくれなかったからです。夏から相談して実に半年近くかかってしまいました。最終的には「保証委託条件変更依頼書」に連名でサイン、捺印し、保証会社→銀行へ承認書をもらっうことになりますが今の段階でもなおまだそこまでは終わっていません。※不動産の資産価値の調べ方市役所の税務課で申し込めば300円で「固定資産税評価証明書」というものを発行してもらえます。私の場合は別居していたので、市役所のHPから申込書を印刷して、300円の定額小為替と切手を貼った返信用封筒を同封して入手しました。ただし、評価証明をもらうには、地番が必要になりますので、あらかじめマンションの権利書などで調べておく必要があります。(地番=郵便の1丁目2番地とかでは無く、登記簿上の番号です)ちなみに、評価証明書の金額は、一般的に売価額の8割くらいになるそうです。もし「固定資産税」の納税通知書がお手元にあれば、その中にも評価額を書いてありますので、読み方を市役所で教えてもらってもいいと思います。土地家屋調査士に依頼するか、自分で路線価を調べる方法もありますが前者はお金がかかりますし、後者はややこしくてシロウトでは全然わかりませんでした。
2008.01.06
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あけましておめでとうございます。今年も続きを書いていきたいと思います。さて、調停を家裁に申し立てるのには費用も2千円くらいで、書類も裁判所のHPからとりだせるし、郵送で簡単に申請できることが判りました。でも申立書の書き方でけっこう悩みました。調停の申立書の書き方については、裁判所のHPに記入例があります。(書式のダウンロードもこちら)http://www.courts.go.jp/saiban/tetuzuki/syosiki/syosiki_01_23.htmlこの記入例の場合は夫が浮気して家庭をかえりみないので妻が申立人となり、相手方(夫)と離婚したいという趣旨です。しかし、私たちの場合は全然違っていました。私たちの場合、離婚することは夫婦間ですでに合意をみており、調停の目的は 1.養育費の金額 2.共有する不動産(マンション)の住宅ローンやそれに関わる財産分与このふたつでした。ちなみに、有責配偶者(離婚原因を作ったほう)は、社会的通念上、私なのですが、申立人のほうが有責配偶者でも調停の申し立てはできます。続きはまた書きますね。
2008.01.06
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