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2013.10.31
テーマ： 最近観た映画。(41060)
カテゴリ： 映画
では、「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」の後ろ四分の一について書くよ。
[DVD] 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ［新編］叛逆の物語（通常版）
以下ネタバレ
ついにアルティメットまどかが、ほむらの前に現れた。
やっと会えたね。
よかったね。
よかったね(>_<)。
ってとこで、
ほむらがまどかの手をつかんだ！Σ（ﾟдﾟlll）
はあ⁈
人間としてのまどかが存在する世界に。
（ついでにさやかとベベも復活）
TV版ラストが、インチキなしの、死んだものは復活しない、ただ魔女化しない（魔女化する分の絶望をまどかが引き受ける）、その代償としてまどかは人間としての存在を消す、という筋の通ったラストなら、
今回の結末は正にインチキ。
まどかいなくなっちゃイヤ！みんな死んじゃイヤ！ハッピーエンド以外許さない！
というほむらのワガママを押し通したもの。
（ある種のファン心理と近いのでは？）
インチキだから、歪んでる。
歪んでるようにちゃんと表現されてる。
中二病というか、ヤンデレというか、ほむらヤバイ、と表現されてるから、作り手も確信犯というか。
でもハッピーエンドっちゃハッピーエンドなんじゃない？
私は、別にこれでいいんじゃないかと思う。
でも引っかかる気持ちもわかる。
ほむらがヤンデレなのは、前から知ってた(^_^;)。
だからまあそれはいいじゃん(^_^;)。
ほむらの世界で、まどかの「みんなと離れたくない」という本音を聞いて、ちゃんとネタふりされてる。
つまり、犯行動機は充分ですよ！
しかし、犯行方法は？
ん？ なんで急にほむら強くなったん？
それこそ、インチキ、ご都合主義じゃない？
「愛」なんて言っちゃってるけど、愛にそんな力ないのみんな知ってるで(^_^;)。
さやかが上条君の腕を治したように、「愛」は魔法少女システムに組み込める感情でないかい？
まどかのこと好き過ぎるほむらの気持ちは、もう充分にわかってるけど、好きなだけで魔法少女システム以上の奇跡起こせるものなの？
まどマギの世界は、想いの強さだけで代償のない奇跡なんて起こらない、という非常にシビアな冷たい世界、理屈の世界、それが持ち味なんでないかい。
そこで、ほむらの世界でキュウベーが言ってた台詞を思い出してほしい。
曰く、
「円環の理」は観察できない（偏在してるから）。
ソウルジェムの浄化の瞬間だけ顕現するらしい。
顕現した「円環の理」を観察したい。
観察して、解析できれば、コントロールできるかも。
コントロールして、感情エネルギー分けてほしいなあ。
はい、来た！
キュウベーさん、アルティメットまどかをコントロールするヒント、言っちゃってました！
キュウベーがしようとしていたことを、代わりにほむらがしてあげる。
顕現する瞬間がチャンス！
その瞬間になんとかコントロールできれば、勝機はある！
それから、このほむらが、どうして魔法少女になったかも問題。
魔獣世界にまどかはいない。
ほむらの魔法少女になった願いは「まどかを救える自分になりたい」だよね。
まどかがいない世界で、どうやってほむらは魔法少女になったのか。
ひょっとして、このほむらは、まだ願いを叶えてもらってなかったのでは？
奇跡の前借りというか、後払いというか。
ちょっと「Fate」思い出したり。
願いを叶える瞬間は「今でしょ！」
アルティメットまどかが顕現した瞬間に、願いを叶える！
魔法少女は、因果係数が高いほど、魔力が高いんよね？
主人公補正にうまく理屈をつけたなあ。
要するに、世界の命運に関わるような人間ほど、強い。
うん、ほむらは因果係数高いでー。
だから世界を再び改変できるほどの奇跡を起こしても、そんなにおかしくはないんじゃないかな。
これで、犯行動機、犯行のチャンス、犯行の手口、犯行するためのパワーは、全部説明できると思うんだが、どうでしょうか。
かなり脳内補完ですが、辻褄合わないこともないので、許してやって下さい。
今まで、人間の気持ちを散々コケにしてくれたキュウベーに、鮮やかなカウンターを喰らわしてスッキリだしさ！
「魔法騎士レイアース」のエメロード姫を助けたい神官ザガート、を思い出したり。
CLAMPによくいるキャラだよなー。
世界より、相手の気持ちより、何より自分のラブが大事。
「Ｘ」もこんな話だったなあ。
案外と既視感あったので、そんなにビックリはしなかった。
「バックトゥザフューチャー2」と「バックトゥザフューチャー3」をいっぺんにやったような映画だと思った。
「エイリアン2」も「ターミネーター2」も、前の話観てなくても面白かったよ。
そりゃ観てたらもっと面白かっただろうけど、前のあらすじ聞いた程度でもちゃんと楽しめた。
ちゃんと「2」の中にドラマがあるからね。
でも「バックトゥザフューチャー2」は「バックトゥザフューチャー」観てないと無理でしょ。
前のあらすじだけじゃ楽しめない。わけわからん。
ほんとにパロディだからなあ。
だから「2」の中にあんまりドラマがない。
で、これじゃ映画としてあんまりだ、ってことで、「バックトゥザフューチャー3」を作ったのではないか。
「叛逆の物語」の前四分の三は、TV版のパロディに終始してる。
確かにこのまま終われば、ええ話で終わるけど。
これじゃあまりに一つの映画としてのドラマがない。
ただの後日譚。オマケ。
TV版の設定を踏襲するあまり、TV版の世界から抜け出てない。
わざわざ映画として作るんだから、新しい一つの映画としてのドラマ、展開がないとあかんのではないか。
だから、ほむらは叛逆する。
それは、映画作りとして、私は「あり」だと思う。
（続編作るため、じゃないと思うよ。）
デビルほむらが改変した世界、これは蛇足かなっとちょっと思った。
でも転校生まどかのオドオドぶりと、ほむらのドヤ顔は一見の価値あり。
まどかの「ルールを破るのはよくない」という正論も聞けたし。
これからほむらは、まどかが老衰で死ぬまで見守っていくんだろうか。
まどかが死んだら解放してあげるんだろうか。
それとも、まどかが死んだらまたループして、何度もまどかのいる世界を楽しむんだろうか。
いつか、狂気に落ちて崩壊するんだろうか。
もう既に狂気に落ちてるんだろうか。
アルティメットまどかから中学生まどかを分離して、何か不具合は生じないのか。
ソウルジェムの救済は滞りなく行なわれるのか。
この先の展開が気になる〜けど、続編は作らないでほしい(^_^;)。
それこそ蛇足だ。
TV版が、プリ○ュアとかの、魔法少女が傷つかないご都合主義世界の創造譚、ならば、「叛逆の物語」は、悪のラスボス誕生譚。
神ができて、悪魔ができて、これでやっとバランスが取れた。
仮面ライダーは、悪の軍団から正義の味方が現れるけど、ほむらは、正義側から闇落ちした悪魔。
堕天したルシファーなんだなあ。
ルシファーは、神のために、悪いモノを閉じ込める地獄を作るために堕天したって説もあるし。
うーん、中二(^_^;)。
----追記（関連項目を追加しました）----
関連項目
【ネタバレ】「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」観た！その１
[DVD] 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ［新編］叛逆の物語（通常版）
以下ネタバレ
ついにアルティメットまどかが、ほむらの前に現れた。
やっと会えたね。
よかったね。
よかったね(>_<)。
ってとこで、
ほむらがまどかの手をつかんだ！Σ（ﾟдﾟlll）
はあ⁈
人間としてのまどかが存在する世界に。
（ついでにさやかとベベも復活）
TV版ラストが、インチキなしの、死んだものは復活しない、ただ魔女化しない（魔女化する分の絶望をまどかが引き受ける）、その代償としてまどかは人間としての存在を消す、という筋の通ったラストなら、
今回の結末は正にインチキ。
まどかいなくなっちゃイヤ！みんな死んじゃイヤ！ハッピーエンド以外許さない！
というほむらのワガママを押し通したもの。
（ある種のファン心理と近いのでは？）
インチキだから、歪んでる。
歪んでるようにちゃんと表現されてる。
中二病というか、ヤンデレというか、ほむらヤバイ、と表現されてるから、作り手も確信犯というか。
でもハッピーエンドっちゃハッピーエンドなんじゃない？
私は、別にこれでいいんじゃないかと思う。
でも引っかかる気持ちもわかる。
ほむらがヤンデレなのは、前から知ってた(^_^;)。
だからまあそれはいいじゃん(^_^;)。
ほむらの世界で、まどかの「みんなと離れたくない」という本音を聞いて、ちゃんとネタふりされてる。
つまり、犯行動機は充分ですよ！
しかし、犯行方法は？
ん？ なんで急にほむら強くなったん？
それこそ、インチキ、ご都合主義じゃない？
「愛」なんて言っちゃってるけど、愛にそんな力ないのみんな知ってるで(^_^;)。
さやかが上条君の腕を治したように、「愛」は魔法少女システムに組み込める感情でないかい？
まどかのこと好き過ぎるほむらの気持ちは、もう充分にわかってるけど、好きなだけで魔法少女システム以上の奇跡起こせるものなの？
まどマギの世界は、想いの強さだけで代償のない奇跡なんて起こらない、という非常にシビアな冷たい世界、理屈の世界、それが持ち味なんでないかい。
そこで、ほむらの世界でキュウベーが言ってた台詞を思い出してほしい。
曰く、
「円環の理」は観察できない（偏在してるから）。
ソウルジェムの浄化の瞬間だけ顕現するらしい。
顕現した「円環の理」を観察したい。
観察して、解析できれば、コントロールできるかも。
コントロールして、感情エネルギー分けてほしいなあ。
はい、来た！
キュウベーさん、アルティメットまどかをコントロールするヒント、言っちゃってました！
キュウベーがしようとしていたことを、代わりにほむらがしてあげる。
顕現する瞬間がチャンス！
その瞬間になんとかコントロールできれば、勝機はある！
それから、このほむらが、どうして魔法少女になったかも問題。
魔獣世界にまどかはいない。
ほむらの魔法少女になった願いは「まどかを救える自分になりたい」だよね。
まどかがいない世界で、どうやってほむらは魔法少女になったのか。
ひょっとして、このほむらは、まだ願いを叶えてもらってなかったのでは？
奇跡の前借りというか、後払いというか。
ちょっと「Fate」思い出したり。
願いを叶える瞬間は「今でしょ！」
アルティメットまどかが顕現した瞬間に、願いを叶える！
魔法少女は、因果係数が高いほど、魔力が高いんよね？
主人公補正にうまく理屈をつけたなあ。
要するに、世界の命運に関わるような人間ほど、強い。
うん、ほむらは因果係数高いでー。
だから世界を再び改変できるほどの奇跡を起こしても、そんなにおかしくはないんじゃないかな。
これで、犯行動機、犯行のチャンス、犯行の手口、犯行するためのパワーは、全部説明できると思うんだが、どうでしょうか。
かなり脳内補完ですが、辻褄合わないこともないので、許してやって下さい。
今まで、人間の気持ちを散々コケにしてくれたキュウベーに、鮮やかなカウンターを喰らわしてスッキリだしさ！
「魔法騎士レイアース」のエメロード姫を助けたい神官ザガート、を思い出したり。
CLAMPによくいるキャラだよなー。
世界より、相手の気持ちより、何より自分のラブが大事。
「Ｘ」もこんな話だったなあ。
案外と既視感あったので、そんなにビックリはしなかった。
「バックトゥザフューチャー2」と「バックトゥザフューチャー3」をいっぺんにやったような映画だと思った。
「エイリアン2」も「ターミネーター2」も、前の話観てなくても面白かったよ。
そりゃ観てたらもっと面白かっただろうけど、前のあらすじ聞いた程度でもちゃんと楽しめた。
ちゃんと「2」の中にドラマがあるからね。
でも「バックトゥザフューチャー2」は「バックトゥザフューチャー」観てないと無理でしょ。
前のあらすじだけじゃ楽しめない。わけわからん。
ほんとにパロディだからなあ。
だから「2」の中にあんまりドラマがない。
で、これじゃ映画としてあんまりだ、ってことで、「バックトゥザフューチャー3」を作ったのではないか。
「叛逆の物語」の前四分の三は、TV版のパロディに終始してる。
確かにこのまま終われば、ええ話で終わるけど。
これじゃあまりに一つの映画としてのドラマがない。
ただの後日譚。オマケ。
TV版の設定を踏襲するあまり、TV版の世界から抜け出てない。
わざわざ映画として作るんだから、新しい一つの映画としてのドラマ、展開がないとあかんのではないか。
だから、ほむらは叛逆する。
それは、映画作りとして、私は「あり」だと思う。
（続編作るため、じゃないと思うよ。）
デビルほむらが改変した世界、これは蛇足かなっとちょっと思った。
でも転校生まどかのオドオドぶりと、ほむらのドヤ顔は一見の価値あり。
まどかの「ルールを破るのはよくない」という正論も聞けたし。
これからほむらは、まどかが老衰で死ぬまで見守っていくんだろうか。
まどかが死んだら解放してあげるんだろうか。
それとも、まどかが死んだらまたループして、何度もまどかのいる世界を楽しむんだろうか。
いつか、狂気に落ちて崩壊するんだろうか。
もう既に狂気に落ちてるんだろうか。
アルティメットまどかから中学生まどかを分離して、何か不具合は生じないのか。
ソウルジェムの救済は滞りなく行なわれるのか。
この先の展開が気になる〜けど、続編は作らないでほしい(^_^;)。
それこそ蛇足だ。
TV版が、プリ○ュアとかの、魔法少女が傷つかないご都合主義世界の創造譚、ならば、「叛逆の物語」は、悪のラスボス誕生譚。
神ができて、悪魔ができて、これでやっとバランスが取れた。
仮面ライダーは、悪の軍団から正義の味方が現れるけど、ほむらは、正義側から闇落ちした悪魔。
堕天したルシファーなんだなあ。
ルシファーは、神のために、悪いモノを閉じ込める地獄を作るために堕天したって説もあるし。
うーん、中二(^_^;)。
----追記（関連項目を追加しました）----
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