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torres8 @ Re:帰ってきたトレス8(11/10) ドイツからスペインには7月末くらいに飛ぶ…
torres8 @ Re:帰ってきたトレス8(11/10) 今 ドイツにいます。 雨ばかり、早くスペ…
torres8 @ Re[1]:帰ってきたトレス8(11/10) アラネアさんへ 覚えてますよ。今東京の自…
torres8 @ Re[1]:帰ってきたトレス8(11/10) ビーニャさんへ 浦島太郎です。懐かしいな…
2006/10/30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
画像は、トルコにある、レト~ニア、Letooniaという、一つの湾すべてが、

巨大リゾートになっていて、部外者は入ってこれないクラブ



大昔の海難事故

1890年 、トルコの特使一行を乗せた

エルトゥール号は、日本からの帰路、暴風雨に遭い、

和歌山県沖合で岩礁に衝突し遭難した。



518名は死亡したが、生存者69名は、和歌山県沖の大島の村民の手厚い救護により、

一命を取り留めた。


台風のため本土からの定期便も無く、村民の食べ物も十分になかったが、



人々は、看護に、全力を尽くした。


現代とちがって、自衛隊のヘリコプターが、

救援物資を運ぶなんてこともなかったんですね。

そういや~あ、ヘリコプターもなかったか。笑


その頃の日本は貧しくて、村には電燈もなく、

子供たちは、裸足で学校にかよっていた。

『赤貧洗うが如し』それが明治の日本だった。




1985年 、なぜ、

トルコ航空機が来てくれたのか、最初、日本政府もマスコミも、

かいもく見当もつかなかった。

どっかの国の飛行機が、一人二人の邦人を空き座席に収容してくれたなんて



大騒ぎになった!

『日本政府もマスコミも動転、トルコ航空機飛来の理由は不明!』


これは、別に不思議じゃないと思いますよね、

100年前の出来事に結びつけることの方が常識はずれだよ。





それにしても、空港にいた、日本人は驚愕しただろう。



飛行機が二機も彼らのために、飛んで来たのだ。

でも、きっと、そこには、 昨日のような笑顔 があったに違いない。

毛深い男と

黒い髪で、黒い瞳の女、

その優しい笑顔!





『1890年、エルトゥール号の事故に際して、日本人が、

してくださった献身的な救助活動を、今もトルコの人たちは忘れていません。

私も小学生の頃、歴史教科書で学びました。

トルコでは子どもたちでさえ、エルトゥール号の事を知っています。

今の日本人が知らないだけです。

それで、テヘランで困っている日本人を助けようと、

トルコ航空機が飛んだのです。』

元駐日トルコ大使のネジアティ・ウトカン氏




1985年といえば、もちろん、トルコは日本のような民主主義国家でしょう。




日本政府よりも早く、トルコが普段あまりお付き合いもない、

極東の国、日本のために、トルコ人の乗務員を生命の危険にさらして、

航空機を派遣する。


なんて決定をくだすということは、

我々日本人の常識をはるかに越えていますよね。


なんとなれば、ナショナルキャリアの日航でさえ、

乗務員の安全を主張して、 自国民の救出を拒否

したくらいなのですから。



たとえ、トルコの一部の議員が、そんなばかげた、とっぴょうしもないことを、

言ったって、それがそのまま、閣議を通ること自体が、考えられないですよね。



でも、事実は、それは、あっという間に、トルコ政府最高機関で決定され、

実行に移された。



突然のサダム・フセイン声明から、48時間しかなかったんです!



飛行機、パイロット、乗務員の準備も考えたら、

数時間で決定しないと間に合わないですよ!



日本政府でなら、『あ~ぁ~、う~~ぃ~、・・・善処しま~す。』で、

根回ししたりして、結論出るまでに、何ヶ月もかかるんだから。



つまり、大多数のトルコ人の日本人に対する、ある種の考え方(コンセンサス)が、

そこにあったとしか考えようがない。


その行為は、ボランティア活動なんかの範疇を超えているんです。




アンダルシア、Andaluciaのtorres8の常識では、

それは、冷静な判断ではないし、ばかげてると思います。

(と言いながら、そんなことを考える打算的自分に

自己嫌悪していることも事実なのですが)





ある日、アンダルシア、Andaluciaのtorres8は、

トルコでの夏のバケーションの申し込みにドイツの旅行社に行った。


『日本人のビザ、どうなるんだろう?日本は、カテゴリーがアジア諸国だから、

事前に観光ビザの申請をしないといけないと思いますが』旅行社のドイツ人の担当者


彼は、インターネットを、チェックしたが、答えを見つけることはできなかった。

わたしは、翌日トルコ領事館に電話した。



『観光ビザをその場で交付します。ただし、ビザ代金(20~40ドル)は、

その場で係官の指示に従ってください』

トルコ領事館のドイツ人の担当者





アンダルシア、Andaluciaのtorres8のチャーター機は、

トルコのリゾート地(Fethiye)に着き、我々は入国審査窓口に長々と、

行列を作った。(日本人は私1人だけでした)


前方を、見るとビゲづらの グアディア・シビル よりも、

恐ろしい形相の無愛想な係官が、ツーリストのパスポートを確認し、

悪役面をキープしながら、無言で、パスポートに、

スタンプを叩きつけている。

もちろん、ぶっきらぼうで、挨拶なんかだれにも、してない。

アンダルシア、Andaluciaのtorres8はパスポートを出した。



係官の目が、日本国パスポート『菊の御紋章』に釘付けになった。



係官は、アンダルシア、Andaluciaのtorres8をにらみ付けて、

懸命に、何かを思い出そうとしていた。



制服の鬼が笑った!


さよらら

トルコ!日本人?』係官は叫んだ!


『えっ?、何ぃ、? 俺~ゃ、日本人だよ。』アンダルシア、Andaluciaのtorres8


『さよらら、じゃ~ぁないんだよ、

ようこそ!トルコへ! って言うの。

わかる?』アンダルシア、Andaluciaのtorres8



係官は、ローマ字で『ようこそ!トルコへ!』と書いてくれと私に頼んだ。


『滞在ビザ代金いくら?』アンダルシア、Andaluciaのtorres8


『ノー、ノーチャージ!、、、ようこそ!トルコへ!』係官


すぐにわかったことだが、彼は、『こんにちわ』、『さようなら』、

『ありがとうございます』、などという言葉をすでに、

暗記していたのだが、使う機会がなく、

突然日本人が目の前に出現したために、

うれしくて、混乱して、しまったのだ。



明らかに、彼は、地方の小さな空港で、

自分の覚えた日本語をいつか使ってみる日を、

待っていたにちがいなかった。


気がつくと、私の後ろには、当惑し、

怒った顔のドイツ人の赤ら顔の長い列ができていた。



でもだれも、咳払い一つできなかった。 


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Last updated  2010/07/11 09:27:35 PM
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