2009/09/10(Thu) 09:24

『韓国の美をたどる旅-ペ・ヨンジュン』で{ペ・ヨンジュン}が、チョン・ハンボン氏に会って汗を流した由縁を紹介し、話題になっている。

韓国の代表的な無形文化財として知られ、名実共に最高の陶芸名人であるチョン・ハンボン氏が、何日もかけた土探しから土の足踏み、ろくろ回し、焼き処理、下塗りなど、ペ・ヨンジュンに直接陶磁器を焼く過程を教えた。その後で最後に課題を与えたが、それは良い陶磁器を選ぶというもの。非常にいつくしみ深く温かいチョン・ハンボン氏だが、初めは陶磁器を習うペ・ヨンジュンにとって限りなく接するのが難しい師匠であり、容易くは課題を行なえなかったという。

チョン・ハンボン氏は1933年、日本で生まれ、現在聞慶(ムンギョン)大学陶磁器工芸科の名誉教授で、無形文化財に指定された陶芸家だ。14歳の時、陶芸の世界に入門し、日本だけでも150回以上もの展示を行なうなど、伝統陶磁器の流れを引き継いでいる陶芸家として国内だけでなく海外でも有名な代表的な匠である。

ペ・ヨンジュンは旅行エッセイ『韓国の美をたどる旅-ペ・ヨンジュン』でチョン・ハンボン氏に会った後、家で陶磁器を作り始めたと明かした。名人になるためには非情に長い時間と大変な過程が必要で、名人による完璧な過程を通じても本物が誕生するのはとても難しいことだと真心のこもった尊敬の気持ちを伝えた。

韓国の読者にはよく知られていない韓国の美しい文化について伝え、海外の読者には韓国に来た時、必ず見てほしい韓国の文化や旅行地を紹介するペ・ヨンジュンの旅行エッセイ『韓国の美をたどる旅-ペ・ヨンジュン』には、無形文化財の陶芸家チョン・ハンボン氏との様々なエピソードや、それ以外にも陶磁器を焼く過程の紹介や陶磁器の文化史などが率直な口調で紹介されている。[写真=映画社スプ]