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2006年12月01日
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カテゴリ: 投資

トレードと精神状態

昨日は 松下誠さんの無料投資セミナー&懇親会で西宮北口へ。 http://www.archemistm.com/

テーマは投資の目的、他 だったんだけど、面白かったのは彼の一言:「精神状態がいいと理屈ぬきにトレードもいいんですよ。」

そこで早速 浮かんできた。 あのマズローの5段階の最上階のところが、そう 自己実現あるいは自我の解放 といった状況である。 http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200611170002/

ついでにフロー体験やら 至福やら が浮かんできた。心の安定あるいは楽しいとき また解放されていると すべてが よく回り出す、と言うアレである。

ところで トレードというのは 2割が勝って 8割が負けると言われている。

さまざまな方が分析しているが 一般的に下記のようである;

8割の人 2割の人

まず考えること   :       儲けること               損失先決め

タイミング          :         即入る                     待つ

相場柔軟性       :        執着強し                  フワフワ

マっ、ザックリ書いたが はっきりって テクニックの問題では ない。

経験や知識もあるかもしれないが 圧倒的に 自己コントロールの世界である。

トレードのノウハウは学べば ソコソコ身につく。 しかし 問題はその先だ。

いかに自我から解放された状態で トレードができるか、この一点にかかっているといっても過言ではないと思う。  

だから 彼が 「精神状態がいいと理屈ぬきにトレードもいいんですよ。」 と言ったのは納得である。  これを逆手に捉えて、 人生を見れる人は 幸いだと思う。

即ち

いいトレードができると幸せ、から

幸せなので いいトレードができる 、へ。

サイクル理論/ダウ理論もいいが それ以上の何かがトレードを支配している。

もう一度、上の右側の項目を見てほしい。

たとえば 「損失先決め」    ---->  ナンじゃこれは!!

こんな面白くもナイことやってまで投資なんかできるかよ、 と言うのであればそれは正しい。投資は限りなくつまらないことがわかると、後は比較的理解が早い。

問題は 投資を目的にして 儲けを追っかけている人たちだ。

かわいそうだが 餌食でしかない。

以前 書いたが、 幸せ 、も 儲け も 単独では存在し得ない、と言うことを。

両者とも By Product、 副産物でしかないのだ。

では 何の副産物か。 各々考えてほしい。

サンプルを少しだけ。  試しに 以下の決断をする。 

      「さて、 この3万円を損をさせるぞ。」

既に 儲けの発想はない。 あるのは 損失確定 だけである。

彼が選ぶのは いつ、何の銘柄で 損をさせるかである。

そして このような時は 冷静に いかに 損失を最小にするかを考えながら  タイミングと 銘柄を 選ぶだろう ーー。

By Product(副産物) 即ち 儲け とはこのような状況から生まれるものである。






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最終更新日  2006年12月11日 21時09分32秒 コメント(2) | コメントを書く
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