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先日、あるワインを扱っている友人と話をしました。内容はワイン価格の高騰。未曾有の原油高、新富裕層の誕生は、急激なワインの価格上昇を招いているそうです。
特に銘醸地でのワインの取引はアジアでは日本より中国、中近東、ロシアが優先されはじめた・・・ということでした。うーん。なるほどですね。高くなるわけです。

Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記 です 。
今宵のワインはフランス南部、ランドックから。カリニャン種のワイン。再評価です。 フランスで一番収穫量の多いカリニャン。あまりいいイメージはないかもしれません。
ただし、、 南仏で最も古い家族経営 のワイン生産者、さらに 樹齢75年のオールドカリニャン100%のワイン ・・・とくればどうでしょう?

今日取り上げるのは、 カリニャン種 のワインです。 樹齢75年、驚異のV・Vの葡萄樹から オールド・カリニャン種100% で年産4000ケース。ちなみに、元詰のダニエル・ベシエールはフランス ワイン評価本”アシェット・ガイド”で二つ星をもらっています。
南仏の老木のワイン、いかがでしょう?
葡萄の樹齢75年。遡ると、1933年。厳密ではないにせよ、第二次世界大戦前の葡萄の樹である。第二次大戦中、フランスはどういう状況にあったかは世界史に譲りましょう。
そう考えると、なんとも感慨深いものを感じませんか?

このワインは、けして現代風のワインではありません。たとえるなら、癒し系のノスタルジック な味わい。
老木のカリニャン100%のワインが1000円くらいで楽しめる・・・それだけでも素晴しいと思います。ライト~ミディアム。
樹齢のもたらす複雑味がいいですね
。

フランス南部 、ラングドック・ルーション地方は、世界で最大規模のワインの産地です。ローヌ川からスペイン国境まで、オーストラリアのワイン生産地全体の5倍の大きさを 占めます。地理的および地質学上の多様性が、広範囲の ユニークなテロワールをもたらします。
1970年代のワイン生産危機で、ぶどう園は徹底的に整備し直され、多数の輸出品とともに国際市場に進出し、低価格でありながら、高品質ということで、フランスの新たなるワイン生産成功物語となりました。
しかし…昨今、ワイン生産危機を超える荒波がフランスを襲っているのも事実です。農業政策の転換、ワイン最大消費国でありながら、実に6割もの国民がワインを飲まなくなっているというデータも出ています。
新たなる富裕層の出現や原油高騰のあおりを受け、現在ワインの価格は高騰を続けています。特に顕著なのはボルドー、ブルゴーニュなどの銘醸地のワイン。vt2005よりvt2006が2割以上高値(それ以上?)はざらです。グレート・ヴィンテージのワインを欲しい方はいまのうちに買っておいたほうがいいでしょうね…。
インポーターによると、南仏で最も古い家族経営のワイナリーのひとつ、 ドロンファミリーの造り出す上質のオールド・カリニャンのワインです。
伝統的、ラングドック地方のぶどう品種特有の豊かさを表現しています。樹齢75年の老樹からできるぶどうは、生産量が非常に少なく、より複雑で、甘く濃厚なワインを生みます。
醸造、熟成は伝統的醸造法により行っております。ワインは柔らかく順応性のあるタンニンとともに、情熱的で生き生きとした赤い果実の風味に溢れています。
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