─ 灼熱 ─

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2005年05月23日
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テーマ: ニュース(100337)
カテゴリ: カテゴリ未分類


呉儀・副首相 が来日している。呉儀は女性としては最高位の閣僚で、中国共産党指導部の政治局でも唯一の女性委員。



【呉儀の略歴】


呉儀、女性、漢民族。1938年11月生まれ、湖北省武漢市出身。1962年4月、中国共産党に入党。1962年8月就職。北京石油学院石油精錬学部卒業。高級エンジニア。
現職、中国共産党中央政治局委員、国務院副総理。

1956年―1962年、西北工学院国防学部、北京石油学院石油精錬学部に在学。
1962年―1965年、蘭州石油精錬工場エンジニア、政治部弁公室担当責任者。
1965年―1967年、石油工業部生産技術司生産処エンジニア。
1967年―1983年、北京東方紅石油精錬工場エンジニア、技術課副課長、課長、副総エンジニア、副工場長。

1988年―1991年、北京市副市長。
1991年―1993年、対外経済貿易部副部長、党グループ書記。
1993年―1997年、対外貿易経済合作部部長、党グループ書記。
1997年―1998年、中央政治局委員候補、対外貿易経済合作部部長、党グループ書記。
1998年―2002年、中央政治局委員候補、国務委員、国務院党グループメンバー。
2002年―2003年3月、中央政治局委員、国務委員、国務院党グループメンバー。
2003年3月、中央政治局委員、国務院副総理に選出。

第13期中央委員候補、14期、15期、16期中央委員、15期中央政治局委員候補、16期中央政治局委員。



5月17日の中国外交部孔泉・報道官の 定例記者会見 によると、「呉副首相の日本での活動は2つの部分に分かれる。第1は愛知万博への出席で、21世紀都市発展フォーラムに出席し、フォーラムに出席の主要なメンバーと会見する。愛知万博の日本側責任者と会見し、中国館ナショナルデーの開幕式に出席する。また中国館、韓国館、日本館およびその他一部の国、企業の展示館を見学する」、「第2は日本訪問で、・・・現在のところ小泉首相、中川経済産業相との会見が決まっている。このほか、日中貿易センター創立50周年の記念式典に出席し、日本経済新聞社主催の国際会議「アジアの未来」に出席して講演する」……となっていた。



20日から北海道入りしていた(22日は王毅駐日大使などと一緒に釧路管内の観光地を視察、夜には日中経済協会と日本国際貿易促進協会が都内で開いた夕食会に出席した)呉儀は、本日23日午前、都内で開いた国際交流会議「アジアの未来」特別セッションで講演し、中国経済について「2020年までにGDPは4兆ドル余り、輸出入総額も2兆ドル余りに達する」との見通しを示した 「アジアの未来」2005


講演する中国の呉儀副首相
=23日午前、東京・大手町の日経ホール

22日には自民党の武部勤、公明党の冬柴鉄三両幹事長が訪問中の北京市内の人民大会堂で胡錦濤国家主席と会談しているが、日本では呉儀・副首相が本日23日午後に小泉純一郎首相、民主党の岡田克也代表と会談する予定である。



会談要旨 両幹事長と胡錦濤国家主席

【北京22日共同】自民党の武部勤、公明党の冬柴鉄三両幹事長と中国の胡錦濤国家主席の会談要旨は次の通り。



胡主席 目にしたくない動きが日本にある。A級戦犯がまつられている靖国神社への日本指導者層の参拝、歴史を美化した教科書、台湾に言及した日米両政府の共通戦略目標などだ。

武部氏 過去の過ちを二度と繰り返してはならず、歴史を風化させてはならない。若い人たちに伝えたい。台湾問題については日本政府の「一つの中国」という認識にみじんも変わりない。

冬柴氏 過去に中国を侵略し、多大な迷惑を掛けた。歴史をかがみとして日中友好を築いてきた先人に恥じない努力をしたい。

▽胡主席の提案

胡主席 先の日中首脳会談で示した(歴史への反省など)5提案を政党間交流を通じ、具体化へ努力したい。

武部氏 小泉純一郎首相の「主席の5提案に対応したい」との言葉をここで伝えたい。

▽日中関係

胡主席 中日関係が困難に直面している時に両国の政権与党が対話を強化することは、中日関係を発展の方向に推し進める上で積極的な意味を持つ。中日関係の友好発展は両国の根本的な利益にかなう。中日関係というビルの建設は、れんがを一つ一つ積み上げないとできないが、そのビルは一瞬にして壊すことができる。一部の人が中日関係の発展を阻害しようとしていることを憂慮する。

武部氏 戦後日本は平和国家の道を歩んだことを自負している。そこを評価してもらいたい。

▽ビザ発給問題

武部氏 中国人団体旅行客のビザ発給対象地域拡大について、小泉首相が(来日中の)呉儀副首相との会談で合意するだろう。

First upload: 5月22日20時47分

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005052201004513_Detail.html



来日中の呉儀・副首相は、2004年8月に 『フォーブス』 が発表した「世界で最も影響力のある女性トップ100(The World's 100 Most Powerful Women)」で コンドリーザ・ライス大統領補佐官 (現・国務長官)に次いで2位にランクインしているほどの人物であり、「中国で最も強力な女性」と書かれている。石油技師出身の呉儀は20年にわたって石油畑を歩んだ後、北京副市長就任、対外貿易相(対外経済貿易部長)、国務委員、副総理という要職を務めてきた。

ローラ・ウェルチ・ブッシュやヒラリー・ロダム・クリントンというファーストレディを抜いて2位にランクされているのだから「評価」がかなり高いと言えるだろう。


【世界で最も影響力のある女性トップ10】

1.コンドリーザ・ライス(米国)
2.呉儀(中国)
3.ソニア・ガンジー(インド)
4.ローラ・ブッシュ(米国)
5.ヒラリー・クリントン(米国)
6.サンドラ・デイ・オコナー(米国)
7.ルース・バーダー・ギンズバーグ(米国)
8.メガワティ・スカルノプトリ(インドネシア)
9.グロリア・アロヨ(フィリピン)
10.カーリー・フィオリーナ(米国、ヒューレット・パッカード)

12.シェリー・ブレア(イギリス・ブレア首相夫人)
22.エリザベス女王(イギリス)
23.リン・チェイニー(米国)


……と、これを書いている途中で、小泉首相と呉儀副首相の 会談が中止 になったとのニュースが流れた。民主党の岡田代表との会談も中止。24日午前に帰国する予定だった副首相は、本日午後に帰国するという。



中国:来日中の呉儀副首相、小泉首相への表敬取りやめ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050523k0000e010049000c.html



小泉首相との会談中止 中国副首相「緊急の公務」

23日午後に予定されていた小泉純一郎首相と中国の呉儀副首相の会談が急きょ取りやめになった。同日朝、中国側が「緊急の国内公務で、予定を早めて帰国しなければいけなくなったため」と首相サイドに会談の中止を申し入れた。副首相は午後に帰国するという。

細田博之官房長官は同日午前の記者会見で、公務の内容について「分からない」と述べた。外務省筋も「中国側から詳しい説明はない。ただ、こちらから中国側に『靖国問題と関係があるか』と聞いたところ『ない』ということだった」と述べた。

民主党筋によると、首相との会談後に予定されていた民主党の岡田克也代表との会談も中国側の申し入れで中止された。

First upload: 5月23日11時41分

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005052301000799_Politics.html



※ 会談が中止になった中国側の真意はわからないが、「緊急の公務が入った」との中国側の説明をそのまま聞き入れることは現段階ではできない。



中国副首相、東アジア共同体で日中協力を

中国の呉儀副首相は23日午前、都内で開いた国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)特別セッションで講演し「中日協力はアジアの平和、安定、発展の必要条件」と強調、東アジア共同体の実現に向けた関係強化を訴えた。日中関係では北朝鮮の核問題など安保面の連携促進を呼び掛ける一方、歴史問題への日本の取り組みを改めて強く求めた。人民元改革は必ず実施するとの立場を改めて表明した。

講演テーマは「アジアの振興と中日両国の共通の責任」。副首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3カ国を軸に構成する東アジア共同体が政治、安全保障、社会を含む「オールラウンドな協力の枠組み」となるべきだと提唱した。

その具体策としては(1)ASEAN+日中韓の計13カ国間の協力拡大と深化(2)日中韓3カ国間の連携促進(3)13カ国以外のアジア域内国との関係強化に努力――を列挙。特に日中韓協力は「地域協力を引っ張り、建設的な役割を果たす」存在だと位置づけた。

共同体構想に絡んで指摘される中国の覇権主義は強く否定。「共に勝者になる“ウィン・ウィン”の関係を堅持してはじめて、アジア諸国は未来が開かれる」とも力説した。同時に、アジアの一体化に向けて目標と原則を提唱。政治的相互信頼強化、冷戦思考の安全保障観の転換、文明の多様性尊重などを挙げた。

日中関係の現状について、呉副首相は「周知の原因によって、満足のいくものではない」と指摘。「経済面の共通の利益は言うに及ばず政治、安全保障面の共通の利益も関心を払い、追求すべきだ」と強調した。

呉副首相は、中国側が日中関係冷え込みの主因と位置づける歴史認識の問題にも言及。「日中の重要な仕事は首脳会談の成果を急いで実行に移すこと」だと述べた。

4月にジャカルタで行った小泉純一郎首相と胡錦濤中国国家主席の首脳会談を受け、小泉首相の靖国神社参拝や歴史教科書の記述、台湾政策など日中間の不安定要因への対応に関し、日本が実際の行動で示すよう改めて強く要請したものだ。人民元改革では「改革は必ず行う。それは中国政府の一貫した姿勢だ」と改めて表明した。

http://www.nikkei.co.jp/hensei/asia2005/








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最終更新日  2005年05月23日 12時22分46秒
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