マンハッタンで考えてみた

Keyword Search

▼キーワード検索

『和』の世界

(22)

Comments

natural life in NYの田舎 @ あけましておめでとうございます！すてきなコメントありがとうございます。 …

goodgest2 @ 明けましておめでとうございます！！こちらのブログが更新されていたので真っ…

舎路人 @ Re:明けましておめでとうございます。(12/31) おめでとうございます。日本にいたんです…

さんちゃん０７０７ @ Re:良いお年を！(12/31) 年越しそばは食べましたか？いつも素敵…

ひまわり娘！ @ いわをくんへこんにちは。連絡ありがとう。 NYに戻っ…

< 新しい記事

新着記事一覧(全1079件)

過去の記事 >

2005.05.28

バスキア

(36)

テーマ：美術館・展覧会・ギャラリー(8882)

カテゴリ：感覚で楽しむア～ト

ブルックリン美術館で 『バスキア展』 を開催しています。毎週末、今日こそ行くぞ・・と意気込むものの、ヤンキース戦が始まるとお尻に根っこが生えてしまい、ついに今日までズルズルときてしまいました。今日を逃すともう観ることができないっ!とやっと行ってまいりました。

　"Jean-Michel Basquiat"(ジャン・ミッシェル・バスキア)は1960年にニューヨークで生まれたグラフィティ作家です。壁にスプレーで絵や詞を描くアーティストでした。お父さんがハイチ、お母さんがプエルトリコ出身のバスキアは、早熟で幼いときからブルックリン美術館のジュニアメンバーとして出入りしていたそうです。ハイチってカリブ諸国の中では珍しくフランス語なんですよね。。だからか、解説は英語・スペイン語、そしてフランス語で書かれていました。

　若くして彼の才能はアンディ・ウォーホールに認められ、国際デビューも果たしたのですが、２７歳で麻薬の過剰摂取で亡くなりました。彼の絵には"crown"がよく描かれています。本人のサインのモチーフでもあったそうですが、バスキアが尊敬して止まないチャーリー・パーカーなどを象徴していたそうです。彼は１７歳にして自分はスターになる・・と思っていたそうです。。他にも写真で本人の後ろに写っている作品・・・"Griot"(グリーオ)を題材にしたモノが多いです。グリーオは魔術を司りアフロアメリカンのヒーローでもあるそうです。

　彼の作品はまず、色がきれい。もともとメッセージ性が強く、黒い色が強く出るのですが、私には空色や群青色といった青色がすごくきれいに映りました。また、メッセージ性・・というように、何しろ言葉がたくさん絵に描かれています。彼の詩や作品の単語を研究する人や個展もあるそうです。また自分のルーツであるアフロアメリカンの呪術やパワーを全面に打ち出した作品の一方で、奴隷制を題材にした作品もあります。人種差別を訴えている作品も見かけました。"Irony of the Negro Policeman (1981)"という作品の前で5歳くらいの黒人の少年がお母さんに「これはどういうことを表現しているの?」と聞いていました。どう説明するんだろう・・と聞いていると、お母さんはしばらく無言で、タイトルをゆっくり読み上げただけでした。

　足を運んでいる人の客層はMoMAやメトロポリタンとは大きく異なりました。ブルックリンという場所がそうさせているのかもしれませんが、観光客はあまりおらず、黒人の人が多かったです。家族連れや恋人と一緒に見に来て、一つずつ作品をオーディオガイドをつけて、丁寧に観ていました。

　それにしてもバスキアの人気はスゴイッ!バスキア展だけは入場制限をしていて15分ほど並びました。しかも、美術館だけあって、私たちはロダンに囲まれて待っていたんですねぇ。。

　バスキアにもし興味がある方には、 10代向けに彼の作品を解説したサイト (彼の言葉などを解説してあって私には丁度良かったです・・)や映画

【追記】しばらく日記をお休みします。6/1～6/9まで義母たちが遊びにきます。。NY→カナダと旅行してくる予定です。旦那さんの両親が初海外旅行ということなので、私ひまわり、送迎役を引き受けました!明日(5/29)日本に向けて旅立ち、ひまわりご一行様として6/1にニューヨークに再上陸。そのまま西へと移動し、セントレアに着陸し、三重までお送りしてくる予定です。飲んだくれなければ、6月中旬には旅行記を実家でアップする予定です。ニューヨークには6/26に戻ってくる予定です。みなさま素敵な6月をお過ごしくださいませ。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう