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2006.11.28

　先週ＮＹに戻ってきた友達に元気かナァ・・とメールを出しました。そしたら同じ日に彼女は私の携帯（これがほとんどオフにしてある・・）にメッセージを残していてくれたようで。早速、一番近い私の休みに会うことにしました・・それが今日。

　「私たち気持ちが通じ合っているから、行きたいところも一緒よ」という力強いお言葉をいただき、長年行きたかった New York Transit Museum (NY交通博物館) に行くことにしました。電車好きと言ってくれたし・・。

　秋葉原の『交通博物館』は無くなってしまったけど（来年の秋には大成に『鉄道博物館』としてリニューアルするようなので、それはそれで楽しみです）、ＮＹの『交通博物館』はリニューアルして健在です。ＮＹに住み始めてふた月経ったときに、バスで前を通ったことがあります。そのときはすぐに来よう！と思ったのですが、やはりブルックリンとなるとなかなか行く機会がありませんでした。

　なかなか見つからずポリスに聞くと、「３ブロック先だよ。地下に降りていく階段が入り口だから」と。もともと地下鉄の駅（COURT Street Station）だった場所をそのまま博物館にしているので、入り口もそのまま

。階段を降りながら、なんだか楽しそうな予感が・・。

　地下に降りると、昔のトークンブースで入場料を払い、中へ。「シティーホールからハーレムまで１５分」を合言葉に1904年に地下鉄が開通しました。当時の開通工事は移民の中でもイタリア人が主のようでした（エリス島

　ＮＹの地下鉄・・というと、地下だけではなく高架や橋も渡ります。ブロンクスとクィーンズを結ぶ"Triborough Bridge"の建設の様子も展示されていました。他にも19世紀からのニューヨークの乗り物のおもちゃ展も特別開催されていました。

　奥に行くと、地下鉄を舞台にした映画のポスターやバスが置かれていました。もちろん運転席に乗って記念撮影もしてもらいました・・。

　さらに地下に行く階段を降りると・・昔のホームがそのまま残り、開通当時からの1950年代まで使用していた車両がズラッと並んでいました。これ・・電車好きには本当にたまらないです。

　昔の椅子は籐で座席もゆったりしていました。車体もお洒落で地下を走る・・というよりは、ちょっとした旅行車でした。つり革も本当に革が吊ってあったり・・。だんだん、椅子が硬くなり、壁に沿うような形になり、（乱暴な運転でも転ばないように）手すりが真ん中に付き始め、つり革もしっかりしたものになりました。今の地下鉄はつり革は無いです。車内のポスターも当時のままで、好きだなぁ・・。キャンベルスープの宣伝もイラストなんです。

　１年でも１日でも１回でもＮＹの地下鉄に乗ってから見ることをお薦めします。これで５ドルは本当にお得な博物館でした。

■New York Transit Museum　130 Livingston St. Brooklyn, NY 11201

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