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2008年01月19日
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クリント イーストウッド監督


『硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる6名の兵士を写した有名な戦争写真の裏側に秘められた真実の物語を描く人間ドラマ。写真に登場する6名のうちの一人ジョン・ブラッドリーを父に持つジェイムズ・ブラッドリーの著わしたノンフィクション『硫黄島の星条旗』を基に、凄惨な硫黄島での戦いと、戦場を生き延び帰還した3名の若者が、自らの思いとは無関係に“勝利の象徴”として英雄に祭り上げられ、戸惑いや苦悩を深めていくその後の人生を静かに見つめていく。なお、2部作の第2弾は日本側から描く「硫黄島からの手紙」。』『太平洋戦争末期、硫黄島に上陸したアメリカ軍は日本軍の予想以上の抵抗に苦しめられ、戦闘は長引き、いたずらに死傷者を増やす事態に陥っていた。そんな中、擂鉢山の頂上に星条旗が高らかに翻る。この瞬間を捉えた1枚の写真が銃後のアメリカ国民を熱狂させた。星条旗を掲げる6名の兵士、マイク、フランクリン、ハンク、レイニー、アイラ、ドクは一躍アメリカの英雄となるのだった。しかし、その後祖国に帰還したのはドク、アイラ、レイニーの3人だけだった。国民的英雄として熱狂的に迎えられた彼らは、戦費を調達するための戦時国債キャンペーンに駆り出され、アメリカ各地を回る』(allcinema onlineより)


政治にはプロパガンダがつきもの、ましてや戦争においては、徹底した情報操作が必要になります。
さすがはアメリカ、その点は昔から抜け目なく、メインストリートや競技場に観衆を集めて熱狂的に帰還兵を褒めたたえ、
死屍累々の戦場から命からがら引き揚げたばかりの、身も心も傷ついた3人の兵士が
どんな想いで張りぼての「Mt.スリバチ」を登り、派手に打ち上がる花火の音に怯えているのかには誰も気づこうともしません。

冒頭、太平洋上にずらりと並ぶ大艦隊に、ともに観ていたダンナも
「これじゃぁ、かなわんよな…」と思わずつぶやいたもんでしたが、



実はアメリカも相当財政が逼迫していたという事実を、この映画は教えてくれます。



「戦地に十分な銃弾を持って行きたいんなら、国民に国債を買わすのだ」
「そのためには、きみたちヒーローがにっこり笑って手を振らないと」
「それがショウビジネスだよ、きみぃ」
そんなお偉いさんの言うがままに、苦悩を胸に仕方なく全国を行脚する3人…。

その後の人生も、3人3様で、
かなり調子の良いレイニーもあんなにマスコミにもてはやされたのに戦後は苦しい生活が待っていて、
ネイティブアメリカンのアイラは、あからさまなものも無意識下のものもある差別にさらされながらのヒーロー扱い、(心から慕う先輩を目の前で失ったのだったっけ)余計に苦しみが大きく酒に溺れてしまい、最期も寂しい一生だったという。


そんな苦い史実を、ノンフィクションとして描き起こした原作と、
痛烈ながら淡々と描いたイーストウッド監督に、最大の賛辞を贈りたいです。

もう一作の方「硫黄島からの手紙」も早く観なくては…


ジョン(ドク)には、「クラッシュ」「カオス」で私には記憶に新しいライアンフィリップ。
多くを語らないブラッドリーご本人にふさわしく、繊細に演じていました。
アイラには、アダムビーチ。「ウィンドトーカーズ」はなかなか良かったのを思い出しました。全く違う性格の役もバッチリ。

戦闘シーン(というか死傷のシーン?)は怖いほどリアルで、ダンナが夢に見たと嘆いていました(;´д`)

でも政治家や彼らの息子たちはそういう惨状すら知ることはないのだろう...

このケーキは、あんまりだよね ...(-_-メ;)






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Last updated  2008年01月22日 15時28分17秒
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