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2021/03/15
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カテゴリ: 会長日記
今日から、「日々の仕事を進めるにあたって」という10ヵ条のフィロソフィの紐解きが始まります。
日々の仕事を進めるにあたって、原理原則のようなものです。
初日は「採算意識を高める」です。


京セラでは、アメーバ単位で「時間当たり採算制度」を実施し、職場での仕事の結果が誰にでもはっきりと分かるようになっています。

社員一人一人が経営者の意識をもって、どうすれば自分たちのアメーバの「時間当たり」を高めていけるのかを真剣に考え、実践していかなければなりません。

常日頃、鉛筆一本やクリップひとつにいたるまで、ものを大切にしようといっているのは、こうした思いのあらわれです。

床にこぼれ落ちている原料や、職場の片隅に積み上げられている不良品が、まさにお金そのものに見えてくるところまで、私たちの採算意識を高めていかなければなりません。


何も分からないままモノづくりの工場を始め、すぐ20人、30人と人が増えました。
しかし、モノづくりをしている以上、コスト、原価がどうなっているのかを考えずに、経営がうまくいくはずがありません。


さらに、生産性も考えるようになり、初めて採算意識と言えるのではないでしょうか。

現実に仕事をしている人達は、近くの家庭の主婦であり、アルミケース等は初めて目にする状態で、まず、最初にしたことは、月末には生産をストップし、全員で在庫調べをし、部品名を覚えてもらうことでした。

そして、次には全員に作業日報を付けてもらい、何時から何時まで、どんな作業を何個仕上げたかを記録してもらいました。同じ作業をしても、個人で生産数が違うことが分かりました。

現在は、各部門の進捗ボードに、午前・午後に別け、部門員一人一人の誰が、何を、何個、生産するかという「日次生産予定表」に張り出されます。
全員の作業予定とその結果が分かります。

一人ひとりの採算意識を高めない限り、会社は存続していかないと思いますが、そのためには、このように十分な準備が必要で、時間も数年かかると思います。

合掌





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最終更新日  2021/03/15 12:52:21 PM
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