アクテックは経営者が、諸々の状況をすべて判断し経営していくのでなく、そこで働くみんなが経営に参画し、組織でシステム経営していくために、「アメーバ経営」を導入しました。
アメーバ経営を勉強し始めて、一番最初に気がついたことは、「人間として正しいことをするというフィロソフィ」や、「社会人・企業人としての倫理・道徳観」の必要性を痛感しました。
そこで2年後には、文部省の外郭団体・倫理研究所に入会し、なんとか、社員も倫理・道徳観を養うことができないものかと考えたのです。
倫理・道徳観というと大変難しいことで、まず、私自身が勉強する必要がありました。秩序を守り、好ましい人間関係を築いて、お互いが仲良く生活していくためには、倫理・道徳が必要です。
そのポイントになるのが、「思いやり」です。
ある日の「職場の教養」ですが、下記をご覧ください。
会社員の A さんは、同僚の B さんから辛辣な言葉をかけられ、原因が思い当たらず困惑していました。その様子をみていた友人は、「 B さんは、何か辛いことがあって悩んでいるのかもしれないね」というのです。
翌日、半信半疑で B さんを食事に誘いました。
すると、「昨日は嫌なことを言ってごめんなさい」と謝られたのです。
そして、親の介護が大変な中、兄弟が協力してくれず、 B さんの負担が大きくなり、余裕がなくなっていたことを話してくれました。
「思いやり」とは、自分に向かいがちな目を相手に向け、相手の立場になって考えることです。人を思いやることは、人間関係を円満にするだけではありません。自分本位な心を抑える自己鍛錬にもなります。
その後二人は、お互いを思いやり、心から信頼できる間柄になったのです。
追伸
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合掌