あきゅらのちょっと休憩

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第八章・・父の試練その一。

第八章・・父の試練その一。

さて、父と母が韓国に行ったとき、
「奥さんの癌より、旦那さんの方がもっと祈りが必要だ。」
と言った祈祷院の執事の言葉だが、
母が天に召された数年後、父は東京で単身赴任し、
ある臨床検査会社で勤めていた時、
会社の定期健診で「異常あり」の結果が出た。

もともと高血圧の父は、大した気にも留めなかった。
そして、丁度その頃、会社で父が推進していたプロジェクトが失敗し、倒れかけていた。
それで、父は仕事をやめ、59歳で献身し、
神学校(将来牧師や宣教師など、神様の働きに召された人が訓練と学びをする学校)での学びをすることを決断した。
東京から札幌に引き上げ、神学校に入学する前にイスラエルに聖地旅行しに行くことになった。
そして、札幌のとある病院で心臓の検査をしに行き、
「あまりいい状態ではないが、無理をせずに行ってくれば問題は無いでしょう。」
との診断であった。

楽しい聖地旅行から無事に帰ってきてから、教会のメンバーの人からの紹介で、
札幌ではNo.1の心臓外科医がいるということでそこの病院で再び診察を受けた。
すると、「すぐに手術です。放って置いたらあと半年で心臓が破裂するところです。」
という切羽詰った意外な検査結果だった。

第九章へ続く・・・。

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