あきゅらのちょっと休憩

あきゅらのちょっと休憩

第九章・・大手術。

第九章・・大手術。

すぐに入院の準備をし、手術へと話しを進めた。
手術を受ける前に私と姉は執刀する医師から直接、どういう状態なのか、
そして、それに対してどの様な手術をするのかを聞いた。

医師いわく、「お父さんの心臓は大変危険です。なぜなら、
大動脈(心臓から全身に血液を送り出す太い血管)が肥大していて、
大動脈弁から血液が逆流(本来なら、血液を送り出した後に弁が効いて、
逆流を防ぐがその弁が機能していないということ)しています。
それで、その分心臓が無理して血液を送り込もうとして頑張るので、
血圧が上がってしまうのです。ですから、
人工の大動脈と大動脈弁に付け替える手術をします。
手術には約9時間掛かります。」との事でした。


後で聞いた話しだが、薬で一旦心臓を止め、心臓を取り出し、
ペースメーカーに繋ぎ、その間に心臓と人工の大動脈と大動脈弁を付けて、
それから元に戻し、電気ショックを与えてまた心臓を動かしたという。
本当に医療の進歩の凄さは凄まじいと思った。

第十章へ続く・・・。

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