【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

2007/06/25
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テーマ: 鉄道雑談(1611)
今日も東京は雨でした。なんだかなあ…。梅雨だから仕方ありませんけど。やっぱ気が晴れませんね。

それにしても、この「春の青春18きっぷ」が中々終わりません。ご紹介しておきたい画像が多すぎるのですね。夏の青春18きっぷの119回を更新してしまうかも知れません。そんな訳でこの週末は全速力で更新してしまいました。読むのが追いつかないというクレームを半ば覚悟しております。はい。申し訳ありません。

さて、続けてまいりましょう。前回の日記で、上野駅13番ホームまでレポートしました。上野駅13番ホームには、超豪華寝台特急カシオペアにちなんだ五つ星広場などと言う待合室もございます。今回は臨時快速「EL&SL奥利根」がターゲットです。早速ですが車号をご紹介いたします。













いつもの12系客車6両編成でございますね。もちろん、所属は高タカでございます。

 スハフ12 161

 オハ12 368
 オハ12 367
 オハ12 366
 スハフ12 162


でございましたです。先日村上駅でお世話になったのと同じ車輌です。12系客車は昭和44年に登場した急行型客車です。波動輸送用に開発された形式でしたけど、冷房装置を標準装備していたことや、発電機を客車に積んでおり、機関車を選ばずに運用できたことなどから幅広く使われるようになり、最終的に600両以上が製造されたそうです。そうそう、12系客車は分散電源なのです。だから分割併合も割りと簡単です。14系客車に先行する系列でもあった訳です。

12系と言う割りには形式のバリエーションは少なく、オハフ12・スハフ12・オハ12しかありません。ファミリーは少なかったのです。まあ、その後、12系客車からの改造系列が増えて、最終的には色々になるんですけど。

私にとっての、12系客車は夜行列車と言うイメージでございます。お若い方はご存知ないかも知れませんけど、その昔、周遊券という鉄道切符がありました。例えば、北海道周遊券ですと、上野からフリーゾーンの入口である函館までは、急行の自由席にしか乗れませんけど、フリーゾーンに入った後は特急自由席乗り放題と言うような性格でした。北海道周遊券や九州周遊券は東京都区内からだと有効期間が20日もあったので、まあ、使い出がありました。その頃の鉄は、北海道なら上川折り返しだの「まりも」だの「利尻」、「にちりん」と「かいもん」など、島内の夜行列車を宿泊に用い、車中泊だけで19連泊したりしておりました。私も九州で16連泊(ちょっとだけ常識人)しましたが、毎晩顔を合わせる鉄が居て、凄いところだなあ、と感動したものでございます。昔話でした。

さて、本題に戻ります。「EL&SL奥利根」は名前の通り、上野からしばらくは電気機関車牽引で進みます。路線密度が非常に濃い、東北・高崎系列を走行しますので、速度が極端に遅いD51牽引で走る訳には行かない、ということなのでしょう。



電気機関車はこれでございました。EF64-1001号機です。茶色に塗られています。通称茶釜です。これもお若い方はご存知ないかも知れませんが、その昔は、機関車と言えば蒸気機関車でした。蒸気機関車には当然ながら必ずボイラーがあります。日本語で表現すれば釜です。そんなところから機関車のことを 「釜」



EF64系列でございます。中々いわくありげな系列なのです。これまたお若い方には分からないかも知れませんけど、1970年代から80年代にかけて、日本国有鉄道の労使紛争は猖獗を極めました。組合は国労・動労・鉄労に分かれ、ストライキ・順法闘争が蔓延し、電車がいつ来るか分かんない。無茶苦茶でした。労組は政治に深く踏み込み、もう何のためのストだか分かんない状態でした。そんな中で、上尾事件だの首都圏国電大暴動だの利用者の反発も強まり、やがては、国民からの同情も得られずに、民営分割として八つ裂きにされるんですけど…。今日は横道にそれ倒してますね。



で、EF64系列に話は戻るんですけど、EF64は0番台と1000番台でもう全然違う機関車なんです。本来ならEF68と付けたかったのでしょうけど、新形式の機関車を導入すると、組合が猛反発するんですね(そう言えば、当時はブルートレイン乗務拒否闘争なんというのもありましたですね)。そこで、EF64の1000番台と称して、マイナーチェンジを装ったのです。この辺りは、C62の新製をドッジラインで許されなかったので、D52の改造だよ~ん、と言い張って通してしまった昭和20年代の国鉄に通じるものがございますですね。

ちなみにEF68は実在しました。EF64-1000番台登場の遥か後に、瀬戸大橋開通後の四国電化路線用にEF61を改造して作られた機関車の名前になりました。あっという間に消滅した形式でございますね。瀬戸を引いていたとのことですが、記憶にないですねえ。



車内です。空いてます。この列車は、大宮とか、熊谷に停まりながら北上して、高崎で、電気機関車を蒸気機関車に付け替えて、水上まで行きます。そんな訳ですので、上野からずっと乗っている人はそんなに多くありません。私もお金に余裕があれば、寝坊して、高崎まで新幹線で行って待ち構えたかも知れません。まあ、お金もありませんので、青春18きっぷを使い倒すために、上野から地味ーに乗りました。



車内には灰皿があります。凄い…。ただし使用禁止です。全社金縁でございますね。日本の航空会社が全席禁煙になってもう10年近く経ちます。飛行機で昔は煙草を吸えたことを知っている人も少なくなって行くでしょう。電車も一緒ですね。N700系は全席禁煙ですし(喫煙スペースはあるみたいです)。

さて、そろそろ出発でございます。出発アナウンスを載せて置きます。宜しければ聞いて見てください。

【音声】 EL&SL奥利根号出発(約3分)



高崎までは、普通の通勤路線です。しかも結構頻繁に乗っている区間です。はっきり行って退屈です。ゲームでも持ってくればよかった…。





本庄駅でございます。そろそろ高崎が近づいて参ります。高崎で、機関車付け替えと言う一大イベントがあるので、だんだんワクワクして来ました。

【音声】 EL&SL奥利根号高崎到着(約1分)



着きました、高崎に。高崎には16分停車します。ここで、電気機関車を外し、蒸気機関車に付け替えです。るんるん。早速カメラを抱えてダッシュでございます。



うへえ、鉄道ファンで一杯です。客車の車端付近はもう立てません…。涙。しょうがないので、機関車の前に出ることにしました。











EF64-1001が外されて、渡り線へ進んでいくところです。機関区員さんが列車の前で旗を振ってます。こういう光景って鉄道ファンには堪えられんです。それにしてもカメラを抱えた人が多い…。クリーンな撮影は無理でした。









EF64-1001が側線を通って、客車の後方に走り去っていきました。このEF64-1001はD51-498の無火回送の際の相方も務めているそうです。

今回はここまでに致します。次回はD51-498が登場です。競争相手が多過ぎて、高崎では余りクリーンな写真は撮れていないのですが…。

【現在の卒煙式の表示】

ステータス: 大将
卒煙日: 2007年 5月 25日
卒煙からの日数: 31日 2時間 43分
延びた寿命: 4日と18時間4分
節約できた金額: 18667円(節税分 11770円)
節煙本数: 1244本 124.45m エキスポタワー


【昨日のマイレージジャンキー的な成果】

朝食(SUICA) 4マイル(JL)
ローソン(JCB) 3×1.5倍≒約4マイル(NH)

良ければ一票お願いします。

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Last updated  2007/06/25 10:38:10 PM
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