秋の月

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May 14, 2009
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カテゴリ: 雑記
私は裸のまま両手を座った椅子の背の後ろ側で縛られ、




目隠しをされ、もう何も見ることも逃げることもできない。





ブゥン.......





と、機械音が部屋に響いた。



足の間に、鈍い感触が響く。



反射的に体をよじろうとするが、体勢を変えることもひざを閉じることすらできない。



しばらくは私も、歯を食いしばり、のどから漏れ出る声をかみ殺していた。



奥歯が砕けてもおかしくないような力がかかっていた。





ブゥゥン........





ローターの出力がさらに上がる。







少しだけ腰を動かし、逃げようとするが、



セイのてに握られたローターは、私の敏感な場所を逃そうとしなかった。




「声を出していいんだよ」




やさしい声が、耳に届いた。



その途端私は、喉の奥から醜い声を絞り出した。




「キモチイイ?」


「キモチイイです」


「こういう風にしてほしかったんでしょ?」


「してほしかったです」


「もっとしてほしい?」


「してください!!」








それはそのホテルに小さな部屋中に響き渡る。



足をこわばらせ、秘部をひくつかせ。



そうやって何度イッテも、セイはそのローターを止めようとはしなかった。



快楽が苦痛に近くなり、その苦しみすらも快楽に飲み込まれた。



声が枯れる。







天井を仰ぎ、私が何度目かの絶叫を発した頃・・・・



ようやくローターが私の体から離れ、止められた。



荒い息を吐き出す私の唇を、やわらかいものが塞ぐ。



侵入してきた舌が、渇いた口の中をねっとりと嘗め回した。



椅子に縛られたままの体勢で、しばらく動くことも声を発することもできなかった私。




カシャッ カシャッ




シャッター音が部屋に響いた。



目隠しをはずされた私の虚ろな視線の先に、



携帯の画面が表示されていた。



「ほら、こんな恥ずかしい姿撮られちゃったよ」


「どこかに投稿してあげようか」


「あ・・・・・・・」





私の声は、言葉にならなかった。






もっと・・・・責めて・・・・







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Last updated  May 15, 2009 06:34:21 PM
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