街。の声

2003年07月18日
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カテゴリ: 政治



そう言えば、「異論」のことを「論点が違うこと」なんて胸張って、颯爽と議論を挑んだはいいものの当然の如く撃沈されて、スタコラサッサと去って行ったオトナの方が以前いたんだけどさ。まぁこれは論外として、話してるうちにいつの間にか言いたかったこととズレていっちゃってる人っているよね。これは聞く側にも言えることでさ。相手の真意をはかることなく、枝葉末節ばかりに拘って論を進めていくというね。

こういうのって、 往々にして語句に反応してるからだ なんでさ。相手方の文意を咀嚼しないでストレートに語句だけを抜き出して、それに対して(更には感情的に)反応するもんだから、どんどんズレてっちゃうんだろうな。こういう時は、大体、最初の論点・・というか、話題からとんでもない方向にズレちゃっててさ。現時点で話してる内容は、当初のそれとは似ても似つかない内容になっちゃってるとか。

「どうしてこうなっちゃってるんだろう」って、本人も気づかないというね。

で、話を戻すと、この失言者がまたアッサリと謝るんだ、これが。猟奇的殺人の犯人なんかも、アッサリ謝罪するのが多いでしょ。弁護士(?)からの言葉だけが公表されるから何とも言えないけど、「一応謝らなきゃ」って感じがするんだよねぇ。どれだけ重大さを噛み締めての謝罪なんだか、聞かされてる方からすればとっても曖昧なわけでさ。「弁護士がうまく演出してねぇか?」なんて邪まな思いで受け止めちゃったりね。

「謝るくらいなら始めから言うなよ」とまでは言わないけどさ。発言内容の是非は置いといても、もうちょっと責任を持った発言をしてもらえないかってね。言いたいこと言って、それに誰かが噛み付いて、謝って「はい、これで終わり」の繰り返しだと、結局その発言者のスタンスを問われちゃうんだよね。

あぁ、また謝ってるよ・・

とかさ。こういう人って、何に対して謝ってるのかを自分で把握してないんだろうなって思うんよね。例えばさ、前段に謝罪の言葉をつらつらと並べてても、途中で「でも・・」とか「ただ・・」なんて言い出してさ。

本当の主張はこっからだ

みたいなさ。分量が後段の方が多かったりしてさ。笑っちゃうよね。無意識のうちに、とりあえず場をおさめよう、終わらせようってのが先に来ちゃってるんだもの。こういうのって、ちっとも謝罪の気持ちなんて無いというね。

無いどころか、逆に不遜な態度がチラチラと垣間見えたりとかさ。

よく「謝罪で済めば警察はいらない」なんて言うけどさ。実際のところ、言葉で謝っても態度が変わってなければ同じなんだよね。で、変わってるか変わってないかは自分で宣言するものじゃなくて、 その後の言動や態度でやっぱり周りが判断する んでさ。前述した「あぁ、また謝ってるよ」では、それはもうトホホだろうって。

ちなみに、こういった議員の失言に噛み付いてる急先鋒が社民党でさ。幹事長の福島議員なんて鬼の首をとったような振る舞いでね。「来たわ♪私達の出番がっ!」って感じで、失言が報道されるたびに記者会見を開いて、「こんな方に国会議員の資格があるのか」なんて息巻いててね。「断固として抗議しますっ!!」とかさ。「許せませんっ!」だって。ってか、

オマエらの北朝鮮拉致家族についての問題はどうなったんだって。

オマエらこそ、国会議員としての資格がねぇんじゃねぇの?って言いたくもなったりさ。土井党首が一応謝罪会見なんかしてたけど、これとて言葉だけの謝罪みたいなものでさ。ずっと、北朝鮮の関与を疑問視する論文をHPに掲げたままだったりね。謝罪の言葉そのものじゃなくて、こういうスタンスが問われるんだって。

謝罪自体に意義はないの。それはただの表明なの。

この社民党のオバさん達ってのが、どうにもこうにも全てに於いて「似非○○」って言いたくなるようなものでさ。いつかの日記で書いたけど、言ってることが国会議員というよりどこかの市民団体レベルのような気がしてさ。まぁ、次回の選挙では存続も危ぶまれてるらしいから、ひょっとしたらこのまま消滅かもしれないよね・・はは。

なんて言ってたら辻元氏が逮捕されたってね。秘書給与流用疑惑の詐欺容疑だって。ってかさ、この人。最初は完全否定してて、後に危うくなったら雲隠れしちゃって、それで社民党内部からも説得されて辞任会見・・その際に、ヘラヘラとニヤけて「今からバッジを外します」なんてエラソーにバッジを外してたっけ。ヒロイン気取りだったなぁ。

その時の会見でも、はたまた辞任後のエッセイなんかの内容でも、全然反省なんて見られなかったんでさ。「私なんかよりもっと捕まるべき人がいる」なんて論調なんだもの。ウラを返せば、 「他の人がやってるんだから自分もいい」 って事だからね。雲隠れしてた時も、筑紫哲也のニュース23だけは出演してあれやこれや言い訳しててね。

ちっとも反省してねぇじゃん

て事でさ。会見の時の涙は、国民に対する申し訳なさから出たっていうより、辞任に追い込まれた悔しさからだったんだろうなとかさ。結局、何について謝罪したんだかさっぱりだもの。「国民の税金を騙し取ってすみません」て事ならさ、その後の捜査に率先して協力するのが本当だろうって。政界をクリーンにしたいなら、これを機会に洗いざらい話せば良かったろうって。それを、頑なに非協力を貫くから今の時期の逮捕になるんだって。

結局さ、元気が良かった時には自民党なんかの不正疑惑について「徹底解明」を謳ってたんだけど、自分家に火の粉が来たら知らんふりだものねぇ。辻元氏なんかは、次回の選挙出馬の可能性もほのめかしてたとかさ。地元の高槻市民なんかも同情の声が多数なんだって。まぁ、どこの地域でもそうなんだけどさ。地元選出の議員には寛大だよなぁって。

社民党はさ、自民党議員で不正疑惑なんかが会った時なんかでも、その後選挙で当選して「みそぎは済んだ」なんて言おうものなら「何がみそぎだぁー!」って攻撃してたろうって。出るんじゃないよ、まったく。まずは自身で明らかにしてからだろうって。土井党首の会見だって、このままソッとうやむやにしてほしかった・・っていう感じがプンプンするもの。「今頃の逮捕に疑問を禁じ得ない」なんて言ってたし。

当時の会見で本当に反省したんならさ、辻元氏や自分の秘書に「洗いざらい公表しなさい」って言えなかったんかね。そうすれば、少しは社民党のスタンスの信憑性やそれに対する信頼が生まれたと思うんだけどね。

今回が最後のチャンスだろうな。今回またうやむやにしちゃったら、もうホント社民党は消滅しちゃうかもよ。ってか、消滅してもらって全然構わないんだけどさ。批判ばかりしてて、結局自分とこも同じことやってたなんて党は存在意義ないし。

オトナ達がこんなだもの。コドモだって口だけの謝罪を覚えちゃったかな

なんてさ。そう思う今日この頃。前述したけど、謝罪そのものに価値を見出してると、その後の言動や態度に反映されてこないんでさ。謝罪している自分は、何に対して謝罪してるのかを把握してないとまったく意味が無いというね。「ただ」や「でも」の連発が、(動機はともかく一応示した)謝罪の言葉を打ち消してることくらいは自分でもわからないと。もっとも、その無意識にか出てくる「ただ」や「でも」が

謝罪そのものをハリボテだって示しちゃってるわけだけど。









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Last updated  2008年08月31日 01時23分58秒
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