あくびな毎日

あくびな毎日

入院2日目


しっかりと睡眠がとれたので良かった。

今日はいよいよ手術です。
県の大きな総合病院なので、いつ緊急の手術が入るか分からない。と言われていたけど、予定通り10時の朝一番の手術となった。

AM9:00すぎ 朝の吸入を済ませ、通常の診察を受けに行き、そこで両鼻に麻酔のガーゼを何枚か入れられる。
両鼻に入れられるので、もっと苦しいのかと想像していたけど、思っていたよりはずっと楽に過ごせる。

9:30病室へ戻ると、担当の看護士さんにもう支度するから、トイレを済ませるよう言われる。
緊張してきた・・・
「ちょっと痛いからね、いや、痛いよけっこう・・」と言いながら、肩に2本注射をうたれる。
時間とともに脱力してきた。目を閉じれば寝れそう・・旦那さんがいたけど何にも話したくない感じ。

でも、もっと眠くなるのかと思っていたけど、緊張が凄くて「もう一本打って~」と心の中で思ってました(-_-;)

ベッドのまま手術室へ向う。ちょっとの段差でもかなり振動がくるけど、看護士さんがその度に毎回「ちょっと段があります」と教えてくれるので、「顔は怖いけどいい人だな~」とか思いながら・・・
手術室の前で、旦那さんに「ご家族の方はここまで」と言われる。
テレビドラマみたい。
でも無言の私たちに、さっきの顔が怖い看護士さんが「いいですか?」と笑ってた。
「行って来るね~」と手を振り、「頑張ってね」と旦那さん。

手術室に入ってから、実際に麻酔の注射が打たれるまで長い。
時間的にどうなのかはわからないけど、とてもとても長かく感じた。
右ひじが伸びないし、曲がらず直角に近いので、置き場に困った。
ちょうど右側に先生が立つから、邪魔にならないように、肘を曲げてそのまま固定された。
術中、何度も先生の体にあたり、それがまた怖かった。
曲がらないのに、曲げられる感じがして・・

血圧計を右うでにする予定だったけど、できないので、左足に。
左腕には点滴用に針が刺される。

手術は、私の主治医のY先生とベテラン先生のU先生。
「長いな~いつ始まるの?怖いよ~」とびびりまくりの私。
すると、目に薄いガーゼのようなものをかけられ、黒い布をかけられ、圧迫感でパニックになりそうだった。

鼻がもともと詰まり気味で、喉にも鼻の影響でいつも痰がらみがあるし、鼻の粘膜の腫れもあってか、歩いていてもすぐ息切れするわ、歯医者での治療も恐怖に感じるほどだったので、圧迫感が何よりも恐怖だった。

何度もこの黒い布を一度取ってほしい。と言おうと思いつつ、言えなくて。
そうしているうちに、始まった。
いつ、鼻に麻酔の注射をしたのか・・・感じにくい。
診察の時の鼻に入れた麻酔ガーゼがとてもよく効いていたんだと思います。

最初からがりがり骨を削る音。どれほどの痛みがやってくるのか分からず
ただただ怖かったけど、痛みは無くてホッとする。
でも、最後のほうでは、前歯全部に痛みが走る感じで少し痛み出した。

「我慢せずに言おう」と決めていたので、ちょっとの痛みがあるとすぐ言ってしまっていた。
恐怖心がある事を前もって伝えておいた時に、主治医の先生は「すぐ遠慮なく言ってくださいね」と言ってくださってたから、言いやすいのもあった。

副鼻腔の奥のほうへいくと、痛みがまた出てくる。
痛みが出るところは、どうも奥で麻酔の効きが他より悪いようです。
結局、追加の麻酔は、1~2回足してもらいました。
無くても相当痛いけど我慢できたかもしれません。
でも、パニックになりそうだったので、我慢しませんでした(^^ゞ

手術は10:00~12:00の予定でしたが、もう少し早く終わったと思います。

いつまで続くんだ?と思っていたら、「ガーゼを入れて終わりますね」の言葉をきいて、心の中でバンザイしてました\(^o^)/

病室へ帰ると旦那さんが待っていてくれている。
どう声をかけたらいいか分からず、「痛い?」とだけ聞いてきた。
もう痛みが出てきていたけど、肘の時に比べれば全然まだまだ。
鼻が熱くて熱くて。そして熱も出てきていた。

この後、どれほどの痛みがおそってくるかわからず、痛み止めの種類と方法を確認した。
これは、前回の肘の手術で入院した時の経験から。
正直、肘の手術の時は、痛いってもんじゃなかった。痛いのは常で、あまりの痛みに気が遠くなり、目を開けた覚えが無かった。

今回は、想像よりもずっと痛みは楽だったけど、それでも頭と鼻は痛い。
咳払いすると、たくさんの血が口から出る。
しばらくそれが続く。あとはひたすら寝る。
夜遅くなると、ずいぶん楽になってきた。

結局、点滴の痛み止めだけで過ごす事ができた。

旦那さんが帰ってしばらくすると夕飯の時間。
食欲が無いだろうと思ってか、バナナとりんごジュースにパン一個。
鼻が詰まって(ガーゼで)パンパンで痛みもある状態なのに完食できた。





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