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思い起こせば14年前。大学5年の春。同期入学の友人が卒業してしまい、寂しさが実感される時期でした。まだこれから2年も続く大学生活を考えると、新たな仲間を開拓したい。しかしこんな年寄りとお友達になってくれる人はいるのかなあ。。いろいろ考え、じたばたして、その一環で「囲碁部」にも首を突っ込みました。「5年生で23才で囲碁は知らないけど、見学に行ってもいいですか?」1992年の慶應大学囲碁部は、主将が4年の橋場さん、副将が3年の高木さん。橋場さんは部長兼任で、囲碁部のドン。高木さんは若手の親分格で、いわば囲碁部の若頭。私はこの年下の先輩達を敬意を込めて「橋場さん、高木さん」と呼び、彼らも私を「金子さん」と呼んでくれる、そんな交遊が始まりました。当初、囲碁の知識は入門書を1冊読んだ程度です。「シチョウ」「ゲタ」といった超初歩の技を何とか理解したレベル。「へえ~、こりゃあ便利だ。賢いねえ。」なんて言ったりして。そんな私を、囲碁部の皆さんはとても暖かく迎え入れてくれました。副将だった高木さんには手取り足取り、ずいぶん教えてもらったなあ。他にも世間で6段7段で通用しそうな猛者が何人もいたし、5段くらいはゴロゴロいました。そもそも私より弱い人は1人もいなかったので、全員が私の先生でした。毎週土曜が練習日で、午後から練習室に集まり夕方まで。ただでさえ、初心者の指導は面倒なものです。ましてや、相手の私は将来に期待できる若手でも、カワイイ女の子でもありません。ただただ「囲碁に興味があるなら教えてあげよう」という親切な気持ちが伝わってきました。だから私は今でも、白を持つ(=自分より弱い人と打つ)場合には、当時を思い出します。なるべく楽しんでもらい、強くなるお手伝いができたら嬉しい。心からそう思うのです。こうして囲碁と出会ってから14年。現時点の棋力は、碁会所一般のインフレ基準で初段くらい。本来の基準では5級くらいでしょうか。あまり強くなりたいとも思わず、真面目に勉強もせず、ダラダラとやってきました。全く打たなかった時期も何年もありました。最近、ちょっとだけ真面目にやっています。毎週1回、慶應大学囲碁部で現役主将の吉成くんにお稽古してもらいつつ、近所の碁会所にも顔を出すようにしました。一度しかない人生、せっかく囲碁という素晴らしいゲームと出会ったのだから、もう少し深く知りたいと思うのです。折にふれて、このブログにも囲碁の話を書いていこうと思います。
2006年07月12日
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