あま野球日記@大学野球

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2006.08.21
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テーマ: 高校野球(3735)
カテゴリ: 高校野球
早稲田実vs駒大苫小牧の決勝戦再試合。

テレビでも新聞でもさんざんやっているけれど、ボクもあの日を
思い出す。

昭和44年8月18日、三沢高vs松山商高。
まだ小さかったボクは、えびせんを食べコカコーラを飲みながら
白黒テレビの前に釘付けだった。場所は生まれ故郷の岩手の実家。
当時、東北地方の代表校はどこも1回戦負けが当たり前。なのに、
隣県の三沢高は決勝戦に勝ち進んだのだ。岩手の小さな田舎町では、
大人も子供も大騒ぎだった。


結果、延長18回引き分けとなった。でも、この試合のことは断片
的に憶えているものの、再試合(2試合目)については不思議なこと
にほとんど記憶にない。

その後、三沢高・太田幸司投手は、ボクの大好きな近鉄バファローズ
に入団し、ボクは狂喜乱舞した。近鉄球団は「時の人」になった太田
投手に最大の敬意をはらい「太田殿下」と呼んでいた。



今日の再試合の結果は、あくまで結果。それより、駒大苫小牧にこの
3年間に相次いで起きたドラマを思う。

夏2連覇や神宮大会の優勝などの輝かしい実績とは反対に、昨夏優勝後
に発覚した部長の不祥事。今春、センバツの甲子園に向かう直前に起き
た3年生の飲酒事件。そして香田監督の引責辞任。

兵庫出身の田中将大、そして二塁手の山口就継は寮生活。遠隔地からの
入寮のため、ほかの寮生のようにちょくちょく実家に帰省できない。
1年生の頃。連休中、二人以外だれもいない寮に残り、コンビニで買った
弁当をつつきながら「野球部を辞めて家に帰りたいなぁ」とお互いに
呟いていたという。

そんなこんながあって、野球を途中で辞めてしまう正当な理由はまわりに
いくつもあった。でも、途中で投げ出さなかったから、これだけの実績を
残した。

駒大苫小牧。夏3連覇という記録は逃したけれど、忘れることのできない
記憶を残してくれた、そう思う。




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Last updated  2006.08.22 01:34:58
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