あま野球日記@大学野球

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2007.01.09
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カテゴリ: 近鉄バファローズ
2001年9月26日、大阪ドーム。

北川博敏 の逆転サヨナラ満塁本塁打でリーグ優勝を
決めたゲーム。

中村紀洋:オリックス退団決まる 移籍先を探すことに

最近、何かとお騒がせな中村紀洋。
でも、昔からそんな男ではなかったはずだ。
(いや、選手間では早くから浮いていたという話もあるが)

彼の輝いていた頃をもう一度見たくて、優勝を決めた
そのゲームのビデオを、9回裏だけ再生してみた。


オリックスの投手はルーキーの 大久保勝信

6番・ 吉岡雄二 が打席に入る。
カウント0-1から2球目を叩き、左前にライナーの安打。
ベンチ前列中央のどっかと腰を下ろしていた中村が
「ヨッシャ!」のポーズ。

7番・ 川口憲史 。数少ない「ノリ信奉者」だったといわれる。
NHK-BSのカメラは執拗にベンチの中村を追う。
カウント1-0から2球目を打ち一塁線を抜ける二塁打。


そして、このシーズン途中に中日から移籍した 益田大介
代打で登場し、四球で出塁。これで無死満塁になる。

そして、そして。
代打の切り札、北川博敏。

と地鳴りのような歓声が沸き起こる。
3点負けているのに、ドーム内には負けている雰囲気は微塵も
感じられない。なぜなら、このシーズンを通じてそうであった
ように、土壇場の逆転劇は、近鉄の十八番になっていた。

オリックスベンチでは、腕を組んだ 仰木監督 がじっとグランド
を見つめる。

さて北川、このシーズン阪神から近鉄に移籍し才能が開花した。
カウント2-1から大久保が放った4球目。
変化球だろうか、真ん中低めに入った球をきれいに弾き返し、
打球は左中間のスタンドに吸い込まれていった。

逆・転・サ・ヨ・ナ・ラ・満・塁・本・塁・打

その瞬間、中村がジャンプしつつ、ベンチから勢いよく飛び出し
ガッツポーズ。

選手たちが本塁付近に集まり、北川を祝福。
そしてすこしマウンド方向に動き、 梨田監督 を胴上げ。次に 古久保 を。

胴上げが終わっても選手たちの興奮は冷めやらない。
それぞれが肩を叩きあい、そしてある者はバンザイを繰り返す。
輪の中心には中村がいる。

他にも 小林繁コーチ がいる、 柴田 が、 大塚 が、 香田 がいる。
前田 高村 盛田 パウエル がじゃれあっている。

そして ローズ がいる、 門倉 もいる。

あっ、今日の日記のタイトルは
「ノリ、あの時キミは輝いていた!」 のはずだった。
でもビデオを見ているうち、そんなことはどうでもよくなった。

あの頃の近鉄が、ただ懐かしくなった

ビデオの最後、髪の毛を金色に染めた2人の選手が抱き合った
映像が映った。

中村紀洋 前川勝彦 だった。



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Last updated  2007.01.10 02:54:02
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