あま野球日記@大学野球

あま野球日記@大学野球

2007.11.18
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カテゴリ: 大定年時代
とある団塊世代の集まりに参加したことがある。
男女10人ぐらいの小さな寄り合いで、ボクもたまたま
その場に居合わせていた。

主要なテーマについての議論が終わった後、
ある女性は、突然に 「わたし、子育てに失敗したなぁ」 と呟いた。
その女性、成人し大学を卒業したひとり息子がいる。

だがその息子、最近流行りのフリーター。
正社員で企業に就職する気はないようで、なかなか就職活動を
しようとしない。

「わたしの子育て、どこが違っていたんだろ?」

頷いた別の女性は
「自分の子育てを振り返ると、こころが痛い」 と言った。




団塊世代に関する書籍を書店で見かける機会が多い。
団塊の「子育て」に関しては一様にこのような記述が目につく。

例えば、
「経済至上主義」と「私生活主義」などの風潮の中に生きてきて、
「お金より大切なこと」「人と人のつながり」といったことを、
子供たちに伝えなかったのではないか。

「他人に迷惑をかけなければ何をやってもいい。
好きなことをどんどんやりなさい」。
そういったメッセージしか発してこなかった・・・。

まっ、大概そんなことが書かれている。
賛否両論、いろいろあるのだろうけど。




さて、先の寄り合いでのこと。
黙って聞いていた代表格の男性が、こう解説してくれた。

「団塊世代にそう思う人は多いようですね。それは、団塊の親世代
にも一因があるのかもしれません。親世代の多くは、戦争で出征
しました。お国のため、といった大義名分を信じつつ。でも終戦後、
社会の価値観はがらりと変わってしまいました」

「親世代が、これまで信じていたことが一気に180度変わった
ことで、親自身が何を信じていいのかわからなくなった。
そんな理由もあり、子供に対しても何を伝えるべきか迷い、
結局子供に対し口をつぐんでしまった」

「だから、その子供である団塊世代は、自分の子供に対して伝える
べきを伝えてこなかった」





そんな話を聞きつつ、納得することもあるが、何も団塊世代固有の
問題でもなかろうとも、ボクは思った。

ボクにも、まだ成人までにはほど遠いが、ひとり息子がいる。
団塊世代よりひと回り年下の世代であり、「子育て」を振り返るには
まだまだ早いのだけど、「伝えるべきを伝えているのか」は、まだ
まだとしか思えない。

話を聞いていて、ある傾向に気づき面白く思ったことがある。

それは、団塊女性たちの多くは息子のことは嘆くが、娘のことは胸を
張る傾向にあるということ。

「私たちは就職する時、夢をもって入社したのに、結局お茶くみで
しかなかった。だから娘には、いまの時代に育って幸せなこと。そして、
あとで後悔することのないように働きなさい、そう言いいながら育てて
きたのよ」

「だから娘は、いま企業でバリバリ頑張っているの」


その話の意図は、こんな風に聞こえた。
「娘の教育は母である自分がやってきた。息子に関しては、本来父親が
その役目ではなかったのか。でも子育ての大切な時期に、父親が仕事
ばかりで家庭を顧みなかったことが、今の息子の現状につながっている」
と。


男性陣から反論はなかった。
あえて反論しなかったかもしれないし、逆に納得しすぎて反論する術が
なかったのかもしれない・・・。




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Last updated  2007.11.19 03:18:46
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